
おすすめの漫画をまとめよう! と思い立って書き始めたところ思いのほか楽しすぎて、フロー状態で書いていたらいつの間にか100作品に到達していたので一旦ここで公開します。
2015年12月21日、13作品を追記しました。
2016年01月20日、8作品を追記しました。
2016年03月11日、14作品を追記しました。
2016年05月27日、15作品を追記しました。
2016年07月15日、15作品を追記しました。
2016年09月07日、15作品を追記しました。
2016年10月12日、10作品を追記しました。
2016年10月24日、10作品を追記しました。
2017年07月15日、37作品を追記しました。
2017年12月25日、13作品を追記しました。
2021年1月15日、文言やリンクを修正しました。
(上記リンクをクリックすると追記した箇所まで飛びます)
オススメするときの自分ルール
この記事を書くにあたってのルールは以下のとおり。
- ランキング形式にしない。(ランキング形式にすると将来さらに作品を追加したくなったときに編集するのが面倒くさくなりそうだったので順不同にしました)
- 完結済も連載中も少年漫画も少女漫画も青年漫画も区別せず書く。
- 同じ作家の別作品もガンガン入れる
ジャンルもスポーツ、ラブコメ、日常系、バトルもの、シリアス、ギャグなど全部アリです。
暇なときや通学・通勤中に読む漫画の参考にして頂ければ幸いです。
というわけでいってみよう!
星屑ニーナ 福島 聡
普段どんなことを考えていたらこんなお話が描けるようになるんでしょうか。女子高生が捨てロボットを拾うお話です。
始まりから完結まで、跳弾しまくって不時着で完結にたどり着くようなストーリー。予測不可能でひたすら不思議な展開。宇宙雷魚、空飛ぶバイクなどの不思議なモノたち。脳の普段使わない部分が刺激されます。
「ヒトは何故眠るのですか?」
「夢のつづきをみるためよ」
そんな、こんぺいとうみたいに甘くて優しい台詞が多く出てきます。
全4巻完結済み。不思議な夢を見るように読める漫画。
惑星のさみだれ 水上悟志
「ほしのさみだれ」と読みます。
読んでる時の感想を時系列で述べると
ああ日常系の漫画か→何この設定→おもしろ!→最高→もう一回読もう→何回読んでも面白いどうしよう。って感じです。
この漫画に出会えてよかったと思えるぐらいおすすめの作品。
10巻で完結。10巻とは思えないほど壮大な物語です。大人も読むべき少年漫画。
東京トイボックス/大東京トイボックス うめ
「仕様を一部変更する!」
ゲーム制作業界のお話。夢と理想と現実と熱血とものづくりに対する執念、そしてカッコイイ大人がいっぱい出てきます。
CDでも同人誌でも食べ物でもなんでもいいですが、「ものを作って製品として売る」ということについて考え直させられる漫画です。クリエイターは必読。
仕事のモチベーションが下がったときに読むといいカンフル剤になります。
東京トイボックスは全2巻、大東京トイボックスは全10巻で完結。この漫画大好き。
4月は君の嘘 新川直司
シリアスな話だけど間にギャグっぽいコマが多く、テンポが良くて心地いいです。かと思ったらいきなり息を呑むような見開きのシーンが出てきてハッとさせられたり。
個人的にグッときたやりとり。主人公の公正とその友人、渡(わたり)の会話です。
「渡」
「ん?」
「お願いがあるんだ」
「いいよ」
「まだ何も言ってないよ」
「お前のお願いならいいよ」
音楽が主題の漫画なのですが、バトルものっぽい雰囲気が漂っていてワクワクします。
電車で読んでラストの11巻で涙目になってください。
脇役のキャラたちも魅力的。
題材が違いますが、『3月のライオン』が好きな人は好きになれると思います。
11巻完結済み。
姉の結婚 西 炯子
アラフォーの女性と中学時代からその女性に恋していた同級生の男性(イケメンで医者で既婚者)の大人な恋愛のお話。
本気の不倫の終着点はどこなのか。読んでて悶えます。全8巻完結済み。後日談が気になる。
巻を進めるたびに女性ホルモンが分泌されまくる作品。この漫画を読んで男の僕でもさすがに生理が来たので赤飯を炊きます。
のぼさんとカノジョ? モリコロス
マンションに住む男子大学生と、そのマンションに憑いている地縛霊の女の人(?)のラブコメディ。
この地縛霊、霊なので姿形は見えないのに非常に可愛い。主人公と地縛霊のコミュニケーションはホワイトボードを介して行うのですが、顔文字を交えたり、文字がめっちゃいい味出してて、「文字に萌える」という他の漫画では得られない体験をすることができます。
じんわり優しい気持ちになれる恋愛漫画。
日常系かと思いきやちょっとシリアスな感じの雰囲気とストーリー感がいきなり出てきて、続きめっちゃ気になってます。
乙嫁語り 森薫
異文化を描いた漫画の最高峰のひとつ。出てくるアイテム、風景、風俗習慣などにいちいち感動してしまいます。民族いいよ民族。そして今まで見たどの漫画よりも緻密に描き込まれた綺麗な絵。うっとりします。
主な登場人物はシルクロードの遊牧民。12歳の少年、カルルクに嫁いだ20歳の姉さん女房のアミルを中心にした物語。
読んだらもれなく旅したくなる漫画。僕はちょうどこれ読んでるときにAir Asiaからセール情報のメールが来てそのままの勢いで航空券買ってミャンマーに飛びました。
巻末漫画もゆるくて楽しい。
よつばと! あずまきよひこ
ザ・日常系。何気ない日々をのんびりほわほわ描いた漫画。主人公の明るくて無邪気なよつば(5歳)の言動が面白くて癒されます。たまに声出して笑うレベルのコマとかあるので電車で読むのが危険。
「あー子供のころこんなことやったわwww」っていう描写があったり、時々胸にグッとくるシーンもあったり。
何も考えずに読んでいるとほんのり幸せになる漫画です。
将来子供ができたらとーちゃんみたいな親になりたい。
うさぎドロップ 宇仁田 ゆみ
女子供が苦手な大吉にリンが少しずつ懐いていく、そんなちょっと変わった家族愛が見られます。繊細で深い雰囲気のファミリーもの。
全10巻完結済み。
土星マンション 岩岡ヒサエ
SFだけど人間の内面や仕事、生きることにスポットを当てていて、主人公のミツが紆余曲折しながら成長していく様子を見守れる暖かい雰囲気の漫画です。けどずっとほのぼのした空気じゃなくて、ちょこちょこ主人公に対する周囲の人間の悪意なんかも出てくるので読んでるとたまにズキッとします。
全7巻で完結済み。宇宙や星のお話って名作が多いよね。
のんのんびより あっと
「ゆるい 日常 田舎 ほのぼの」で脳内検索したらトップヒットにひっかかる漫画。ギャグが多くてコメディ色が強いので、仕事に疲れたサラリーマンの友達にオススメしたいです。ド平日に仕事サボって一気読みしてほしい。
背景が綺麗に描かれていて、田舎暮らしへの憧れがふつふつと湧いてきます。
ウルトラヘヴン 小池 桂一
薬物が日常に溶け込んでいて、様々なドラッグを使って手軽に気分がコントロールできるようになった近未来が舞台。
トリップ中に見える幻覚の描写がすっごくて「絵の表現でここまで出来るのか」と言葉を失いまくり。
3巻まで出てます。連載中のはずなんだけど新刊が全然出ない。
3月のライオン 羽海野チカ
題材は将棋なのですが、将棋知らなくても楽しく読めます。
ふんわりした雰囲気の絵と迫力ある登場人物たちの感情のギャップ。暖かくて切ない雰囲気。ちょこちょこ出てくる猫がめっちゃ可愛い。
ハチミツとクローバー 羽海野チカ
美術学校に通う若者たちを描いた漫画。一言で無理やりまとめたら「青春」になるんだと思いますが、将来、仕事、制作、学校、恋愛などなど、とにかく濃いです。全部濃厚。
やる気がなくなった時とかちょっと凹むことがあったときなんかに読み直したい漫画。
森田さんの破天荒な生き方が好きです。
10巻完結済み。
鬼灯の冷徹 江口夏実
ゲラゲラ爆笑というよりもクスッと笑える小ネタが満載。
天国や地獄がどういうものだとか、閻魔大王の立ち位置とか、読んでいると宗教の勉強になります。
聖☆おにいさんが好きならこれも好きかも。
オメガトライブ 玉井雪雄
社会不適合者で引きこもりの主人公が親に連れていかれたアフリカツアーで実の父に崖から落とされる、という絶望的なシーンから物語は始まります。
- バッキバキ右翼の桜一郎
- ヤンキー上がりで政治家を目指す梶くん
- 車椅子で変な語尾の軍師、冬吾
- 完璧な兵士の小菅守
などなど出てくる登場人物がみんな異常に個性的でキャラ立ってる。
あと同じ作者で「かもめチャンス」っていう自転車の漫画があって、同じ名前、同じような性格のキャラが出てくるのでパラレルワールドを見ているみたいで面白いです。
クロックアップしたい。
『オメガトライブ』は全14巻、続編の『オメガトライブ キングダム』は全11巻で完結済み。
バクマン。 大場 つぐみ, 小畑 健
漫画家の人を描いた漫画。絵に限らず、ものづくりしてる人は一度は読むべき。創作ものの話なのに、バトルもの漫画を読んでいるような気分になって続きが気になって気になって仕方ない。
内容が濃いので読了後の満足度がやばい。まとまった時間を作って一気に読みたい作品。
作画が小畑健さんなので絵がとても綺麗。
全20巻完結済み。
デスノート 大場つぐみ×小畑健
少年ジャンプには珍しいタイプのダークヒーローな漫画。ひたすら頭脳戦と駆け引きが続きます。名前を書くだけで人を殺せるノートを手にして世直しを図る夜神月。そしてそれを追うL。正義と正義のぶつかり合い。
全12巻完結済み。文字が多くて読みごたえ抜群。
くーねるまるた 高尾じんぐ
ほのぼの日常系で毎回一話完結。
マルタさんが美味しそうに食べるので読んでたらお腹すいてくるし、一工夫した料理がしたくなる、そんな食欲をガンガン刺激してくる漫画です。
HUNTER×HUNTER 冨樫義博
父と同じハンターになるため旅に出たゴンの物語。何がすごいってマンネリがない。もうずっと面白い。その中でもグリードアイランド編が最強に面白いです。
恋愛視角化現象 秋★枝
恋をしたら外見に鹿みたいな「ツノ」が生える。形や本数は人それぞれ。ツノが生えて恋をしてる状態かわかってしまうことで起きるいざこざとかもあったり。
「寝るときに邪魔」っていう発言とかツノカバーが雑貨屋で売られていたりとか、そういう日常感も含めて面白い。ちなみにツノは失恋すると抜け落ちます。
上下巻の2巻で完結済み。
アイアムアヒーロー 花沢健吾
ダメっぷり溢れる主人公の平凡な生活が一転してゾンビ化した人間(ZQN)から逃げ回るパニックホラーな世界観へ。ガンツ好きな人は気に入ると思う。展開がゆっくりになったりトントン進んだりする独特のスピード感。
ばらかもん ヨシノサツキ
書道の道に行き詰まった主人公が頭を冷やすために田舎に引っ越したところから話はスタート。舞台は長崎県のどっかの島。スローライフかと思ったら島民たちに生活のリズムを乱されまくる。コメディ色が強い漫画です。
悪意がなく、平和で、自由奔放でほんわかした雰囲気が漂ってて好きです。よつばと好きならばらかもんも好きになると思う。
田舎いいなあってなります。
NARUTO 岸本 斉史
ドラゴンボールに代わる現代のバトル漫画のひとつ。70巻を超える大作。最近やっと完結したってばよ!
男の心にグッとくる名セリフが多いです。
読み進めるたびにどんどんキャラが増えていって久しぶりに読むと「あれこれ誰やっけ」ってなるので一気読みするといいかと思います。
読み終えてなんとなく、伝統ってのはただ単に現状維持をするんじゃなくて、いろいろな変化を取り入れてよりよくしていくことが大事なんだなあと感じました。
全72巻完結済み。
BLEACH 久保 帯人
ドラゴンボールに代わる現代のバトル漫画その2。
ただドンパチやってるだけではなく、ときおり入るギャグやシリアスなシーン直後に突然放り込まれるクスッとくる笑えるシーン、かっこいいセリフなどなど、飽きずにダレずに読めます。
技とか場所とか人とかの固有名詞のネーミングセンスが秀逸。
あひるの空 日向武史
バスケ漫画です。スラムダンク読んだ人はこちらも必ず読みましょう。グッとくるセリフ、笑えるボケ、感動的なシーンなどなど、バスケを通して笑って泣ける漫画。主人公は身長150cmのポイントガードの男の子。
元気が出るというか、「諦めかけてたあれ、もう一回挑戦してみるか」ってふつふつとモチベーションが湧き上がってくるような読了感。
べしゃり暮らし 森田まさのり
ボクシングの『ろくでなしブルース』、野球の『ROOKIES』で感動させられた森田まさのりさんの最新作。今回のテーマは漫才。「笑いはちょこちょこ小ネタで挟む程度だからよかったのに、メインの題材に笑いを持ってきたら微妙な感じになるのでは…?」と思ったけどそこはさすがの森田さん。笑えるし、泣ける。
最初のほうは主人公のネタがぶっちゃけ面白くないのですが、これはおそらく高校のクラスの中では一番面白い男子高校生レベルを描いているからです。割り切って読み進めましょう。
人を笑わせたい人、普段から笑わせる側にいる人にはがっちりハマるはずです。
19巻完結済み。
ONE PIECE 尾田 栄一郎
ドラゴンボールに代わる現代のバトル漫画その3。伏線の回収が好きです。「おおおおそのキャラここで出てくる!?」ってなって嬉しい。
巻を重ねるごとに描き込みがどんどんすごくなっていきます。
アゲイン!! 久保 ミツロウ
主人公の金一郎は高校三年間を全く楽しまずに終えてしまいますが、ひょんなことから高校の入学式にタイムスリップ。「せっかくだからなんか面白く変えてやるか」と当時憧れていた応援団に入部するところから物語がスタート。高校生活を「アゲイン」するわけですね。
脱力系の主人公と熱血系のヒロインの団長、それを取り囲む周りのキャラもみんなひとクセあって魅力的。特に女性キャラを可愛く描いたり、性格の悪さを浮き彫りにしたりするのがうまいなーと思います。
全12巻完結済み。もっと続いてほしかったなーと思う。
からかい上手の高木さん 山本崇一朗
隣の席の西片くんを小さいイタズラでからかう高木さん。間が絶妙で、いい感じの幸せな日常系青春漫画って感じです。あと絵柄がかわいい。恋愛要素がなさそうでありそうでもどかしい。
軍鶏 橋本以蔵,たなか亜希夫
元優等生が親をナイフで刺し殺して少年院に入った、というドン底からスタートする漫画。描写がグロい。これ読んだら筋トレしたくなるんですよね。男性がこれ読んだらリーサルファイト編あたりで確実に上半身裸で鏡の前でシャドーボクシング的なことをやることになると思います。あと中国編で影響を受けて精神統一の修行。同調、解放!
34巻完結済み。
おやすみプンプン 浅野いにお
自分に置き換えて身悶えしたり、若い時の恋愛なんかを思い出して身悶えしたりしながら読むのがおすすめです。枕に顔をうずめて「あーあーあーあー!!」ってやりたくなるような展開が多い。
なんか暗いけど、たまに一筋の光が見えてきて報われる、と思いきやまたドン底へ。みたいな感じで結構クるものがあります。
13巻完結済み。
7SEEDS 田村由美
いろいろな基準で「この遺伝子は後世に残すべきだ」と選別された7人×5チームが冷凍カプセルで保存されて起きたら何百年か何千年後だった、というストーリー。なんらかの原因で日本列島の形が変わっていたり、生態系が崩れてジュラ紀かよっていうぐらい馬鹿でかい昆虫(しかも人を襲う)がいたりという環境で男女が知恵や体力を振り絞ってサバイバルしていきます。
少女漫画だからキャッキャウフフな恋愛系だと思って油断してたらするすると引き込まれましたし、読み進めるうちにどんどんサバイバル知識がつきました。
ホリミヤ HERO,萩原ダイスケ
ところどころに入る小ネタやツッコミやボケや天然ボケが笑えます。個人的には京介(堀さんの父親)のキャラが大好き。
もやしもん 石川雅之
菌たちのふわっとした癒し系な絵が可愛い。喋り方も可愛い。かもすぞー。
作者が好きな題材で本気を出したらこういう漫画になるんだなあっていう漫画。めっちゃ勉強になりますって言うか得られる知識は大学の教科書レベルです。
酒好きなら読んでおいて損はない。全13巻完結済み。
5時から9時まで 相原実貴
少女漫画によくある思春期の不器用なすれ違いなんかじゃなく、普通に嘘ついたり浮気したりしまくる大人の黒い部分全開の恋愛漫画。起承転転転転転って感じで問題多発。
登場人物全員が何かしら人格に問題がある感じで、こういう人たちが身近にいたらちょっと嫌だなと思います。
オレンジ 高野苺
主要メンバーはクラスにいたら目立つ位置にいるような男女のグループ。
充実しまくってる高校生活。みずみずしい日常会話。甘酸っぱい恋愛事情。けど手紙の設定のおかげで読んでいてどこか切ない気持ちになります。
絵が可愛くて好き。男も読める少女漫画。2015年中に実写化されるらしいです。
僕は麻理のなか 押見修造
「女の子になってみたい」という男なら一度は考えたことがあるであろう欲望を描きつつ、麻里の中身に入っている男の痛々しい言動やちょっとしたミスなんかで読者の心を確実にえぐってきます。
物語の展開が全く読めない。
あと性的なシーンがちょこちょこ出てくるので電車など公共の場では読まない方がいいです。
いなり、こんこん、恋いろは。 よしだ もろへ
神様から神力をもらって、主人公の女の子がドタバタする感じのラブコメ?です。ちょこちょこコミカルな表現があって笑える。神様から「人に知られてはいけないよ」と言われて授けられた変身能力を惜しげも無くガンガン使い、後先考えず失敗して凹んで、失敗を恐れず繰り返す。なかなかいいキャラの主人公。
神様が人間が書いた絵馬に爆笑したり、こたつでゲームしてたりとゆるい感じが素敵です。
- ざまあ
- 中二病
- コミュ障オワタ
- やめろそれは私のおいなりさんだ
などなど、ネットオタク的な用語が飛び交うのも特徴的。京都が舞台なので主人公周りはみんな関西弁。
4巻ぐらいから面白くなります。10巻で完結。
LOVE理論 水野敬也、佐藤まさき
上っ面の優しさを50個以上リストアップしてて笑った。「大変じゃない?理論」と、「逆に、大変じゃない?理論」の汎用性が高すぎ。
完結済み。全5巻。
聖☆おにいさん 中村光
イエスが神輿担いだときにいつもの癖で「アーメン!アーメン!」言ってて笑う。
仏教やキリスト教に造詣が深い人なんかはより一層楽しんで読めると思います。
キングダム 原 泰久
これはマジで面白すぎてワクワクしながら30巻以上ノンストップで読み進めてしまいました。舞台は中国の春秋戦国時代。主人公の信が歩兵から将軍に出世していくストーリー。歴史書の「史記」を元に、作者独自の設定や解釈を織り込んでいます。
一対一の戦い方から始まり、5人組の長としての戦い方、300人の隊を率いる戦術、1000人の軍を使う戦略などなど、信の出世にともなって戦い方がどんどん大きくなっていくのですが、描き方がうまく、ものすごく勉強になります。戦争と平行して政治のシーンでもまた魅せるんですよ。
そこらへんに売ってるビジネス書を読むぐらいならキングダム読んだほうがよっぽど勉強になります。マネジメント、考え方、リーダーシップなどなど、仕事にも活かせるようなことがいっぱい。
山賊上がりの「桓騎(かんき)」というキャラが好き。相手の裏をかいたり、正統派な考え方をする人間には思いもよらない作戦で敵を翻弄して戦果を残したりして最高。
騙されたと思って3巻まで読んでください。そのまま勢いで最新刊まで突き進んでしまうこと間違い無し。
ちはやふる 末次由紀
かるたって小学校のときに遊びでやったぐらいの思い出しかなかったのですが、この漫画を読んでその考えを改めました。かるたはスポ根である、と。
熱くてスピード感がある、男友達に読ませたい少女漫画。
18巻の大ゴマで「生みの苦しみを知りなさい」っていう名言が出てくるのですが、ふとしたときに思い出すぐらい心に残っています。
荒川アンダーザブリッジ 中村光
電波系シュール系ギャグ漫画。いろいろぶっ飛んでます。まず主人公が自称金星人の女の子ですからね。理解しようとせずに感じましょう。登場人物にまともな人間は出てこないと思ってください。普通に河童とか出てきます。最近完結しました。今のところ14巻まで出てて、次の15巻で完結。
宇宙兄弟 小山宙哉
何かしら成し遂げたいこと、夢、目標、そういうのを持ってる人は絶対読むべき。読んでるだけでめっちゃやる気出てきます。
話はTODOリストを淡々と消化するような、目先の目標をひとつずつクリアしていく進み方をします。ので、やるべきことをコツコツ積み重ねた結果宇宙に行ってる感じ。この着実に出世していく感じはキングダムにも似てて、僕はとても好きです。
情熱的で本当にいい漫画。せりかさんの父親のメッセージで確実に泣く。
にこたま 渡辺ペコ
浮気、妊娠、子宮の病気などなど、「おおう…」っいう出来事が続きます。そんな中で淡々と進展してゆく物語。
各話のサブタイトルが食べ物の名前で、それがいい味出しててとてもいいです。
5巻完結済み。濃厚にまとまってます。
刻刻 堀尾省太
設定も説明調じゃなく、登場人物たちが「んじゃここでこういうことやったら何が起こるの?」みたいな感じで手探りで解明していきます。それが自分も同じ場所にいるような錯覚を覚えて、漫画の世界観に没入できます。
あんまり詳しく書くよりも予備知識ゼロで読んだ方が面白いと思うので内容には触れないでおきます。途中で投げずに全部読んでください。絶対面白いので。
全8巻。完結済み。
ZETMAN(ゼットマン) 桂正和
『I”s』『電影少女』『D・N・A』『SHADOW LADY』でおなじみの桂正和さんの最新作。同世代の男性陣は小学校〜中学校時代に絶対どれか(もしくは全部)読んでます。この人以上に女性のお尻を魅力的に描く人を僕は知りません。超人バトルものなのですが、設定が凝ってて、登場人物の心象描写が上手い。んで戦闘シーンもかっこいい。たまに出るエッチなシーンにテンション上がる。
闇金ウシジマくん 真鍋昌平
どうしようもない人間ばっかり出てくるので、反面教師にしたり、「こういう世界があるんだなあ」って思ったりします。
タクシー運転手、ホスト、医療機器の営業マン、アフィリエイター、引きこもり、風俗嬢などなど、毎回色々な業界の人が出てくるのですが作者の方の取材力・調査力がめちゃくちゃ高く、どのお話読んでもリアリティに溢れていてビビります。
ヘコー!ヘコー!っていう擬音がトラウマになるレベル。
闇金ウシジマくん読んで思いっきりテンション落としてからよつばと読んでほんわかするのがおすすめ。
ウシジマ君ぐらいどっしり構えて何事にも動じないカッコイイ男になりたいもんです。
深夜食堂 安倍夜郎
眠れない夜にだらだら読むのがいいです。
居心地良さそうなお店で、近所にこういうふらっと入れる小料理屋があったらいいなあと思います。
赤ちゃんと僕 藤川真里茂
しっかり者だけど小学校高学年だからまだまだ不安定なお兄ちゃん、保育園に通う無邪気な弟、そしてお父さん。母がいない環境を乗り越えて日常を過ごし、成長していく過程が描かれています。欠損家庭で育った人は感情移入しまくって間違いなく泣くはず。
18巻完結済み。
LIAR GAME 甲斐谷 忍
突如自宅に届く1億円とライアーゲームへの招待状。ルールは「預かった1億円を30日後にそのままの形で返却する」のみ。主人公は正直者の神崎直、そして天才詐欺師の秋山深一の両極端な男女コンビ。対戦相手はあらゆる手でナオの1億円を狙ってきます。
数学的なトリック、心理的な騙し合いが飛び交います。DEATH NOTEやクロサギ、嘘喰いなどの「頭脳戦」が好きな人は絶対気に入るはず。
全19巻完結済み。
ピンポン 松本大洋
卓球に真剣に取り組んだ人間にしかわからないであろう世界観が卓球未経験者にも伝わってきます。
映画も面白いですよね。
全5巻完結済み。一気読みしましょう。
Fine. 信濃川 日出雄
音楽とか絵画とか、芸術系で身を立てている or 立てようとしている人には真っ先に読んでもらいたいです。
僕の中で今一番「もう一回読み直したい漫画」。漫画喫茶に置いてない&本屋であんまり売ってないんですよねこれ。
全4巻完結済み。マーケットプレイスで中古本まとめ買いしようか迷ってます。Kindle版出たら速攻買う。
追記:Kindle版がなかなか出ないので中古本まとめ買いして読み直しました。面白かった…。
げんしけん 木尾士目
漫画・アニメ・ゲームなどの小ネタがバンバン出てきます。タイトルは「現代視覚文化研究会」の略称「現視研」をひらがな読みした「げんしけん」です。
そういえばオタクの生態を描いた漫画って他にないような。オタサーなので一癖も二癖もあるキャラがいっぱい出てきます。斑目がんばれ。
いちご100% 河下 水希
アラサー男子の少年時代の恋愛バイブル。いたって平凡な主人公がなぜかモテまくるハーレム漫画。羨ましい。この人が描くパンツは神がかっていて中学時代は興奮しながら読んでいたのですが大人になって読み返しても興奮しました。
全19巻完結済み。読んで悶えましょう。
嘘喰い 迫稔雄
カリ梅食べて謎が解けていく爽快感。「あんた、嘘つきだね」の決めゼリフ。主人公が魅力的です。
読んで一週間空くと設定やルールを忘れてしまうので、単行本で一気に追うのがオススメ。
ホーリーランド 森恒二
空手、テコンドー、柔道、レスリングなどなど、ありとあらゆる格闘技が描かれています。異種格闘技戦とか、状況に応じた闘い方がしっかり描かれているのが特徴的。レスリングはアスファルトの上でそのポテンシャルを100%活かせないのはなぜか? 答えは本書に書いてます。
喧嘩を通して主人公の内面が成長していく様子を描いているので、ただ喧嘩して終わりって感じではないです。
18巻で完結済み。読み終わったらシャドーボクシングしましょう。
ワンパンマン 村田雄介, ONE
Web漫画で読んでおもしれーって思ってたらいつの間にかめっちゃかっこいい絵で商業誌に載ってました。作画はアイシールド21の村田先生。
僕はWeb漫画から入ったのですが、コミック版は絵がめちゃくちゃ上手くてWeb版を読んだことがある人ももう一度楽しめます。
シリアスでスピード感のある絵と主人公の間の抜けた顔のギャップが最高。
寄生獣 岩明均
右腕に寄生しているミギーの合理的なザ・正論な発言の数々に色々考えさせられます。
悪いヤツ倒してハイ終了、ではなくなんか哲学的な印象を受ける漫画。
全10巻完結済み。
GANTZ 奥浩哉
グロくてごっちゃごちゃで色々カオスな漫画。CGを使っているので絵が恐ろしく正確で完成度が高いです。戦闘の緊張感とかヤバい。
終わり方が酷評されていますが、個人的にはこういう、風呂敷をバッと広げたまま回収せずにあっさり完結する漫画があってもいいのでは?と思います。設定とか伏線全部回収されると想像の余地がなくなっちゃいますからね。
37巻で完結済み。
俺物語 原作:河原和音 作画:アルコ
彼女にオススメされて読みました。表紙から出オチ感満載ですが読ませる展開。角刈りで両津勘吉みたいな男子高校生の主人公、剛田猛男くんの中身が最強にイケメンで、不器用だけど誠実な恋愛を楽しめます。笑えて和める微笑ましい漫画。
孤高の人 坂本眞一
他人に心を開こうとしない主人公がロッククライミングにはまり、登山家になってゆく漫画。ぶっちゃけ全然興味なかったのですが、シンガポールに住んでるときによく行ってた一風堂シンガポール店の店長さん(なんかめっちゃ変わっててすごく面白い兄ちゃん)から「これ面白いんで読んでください!」とプレゼントされたのをきっかけに読み始めました。
女性に「うわ何これ…。森くん 本当にここに住んでんの…?」と言われるぐらい「何もない」部屋が印象的でした。ミニマリスト。そして超絶ストイック。一つのことに人生を全て賭けるとはまさにこのこと。求道者のような生き方です。
「なんとなく今まで触れることがなかった世界を知りたい」みたいな人にオススメ。
全17巻。完結済み。ちなみにシンガポールの店長さんがくれたのが14巻の1冊だけで、心の底から「なんでやねんせめて1巻くれや」って思いました。
銀魂 空知英秋
ギャグとシリアスのバランス感が最高で、ニヤニヤしてたら不意打ちで感動させられる、みたいな感じで感情を揺さぶられます。コミックスの巻末コメントや質問コーナーも面白い。全体的にやりたい放題感が最高。このままずっと続いてほしいなあと思います。
銀さんは今まで読んだ漫画のどの主人公よりもダメな主人公だと思う。
ふらいんぐうぃっち 石塚千尋
魔女のお話。けど魔法ガンガン使って世界を救う、とかじゃなくてゆったりした日常系の漫画です。なんか和みます。非現実的な人たちの普通の日常。「このマンドレイクがプレゼントです」とか。面白い。変。
そういえば男の人があんまりいなくて、女の子のキャラがいっぱい出てきます。
ドラゴンボール 鳥山明
鉄板ですね。これ漫画読んだこともアニメ見たこともない人って会ったことないです。大人になって読み返して見方が変わったのが最後のブウ編。今まで武力だけで敵をやっつけてきた悟空たちを抑えて戦闘力が低いミスターサタンが活躍するってのがいいなあと。知名度と権力と話し合いを駆使した大人の闘い方。
個人的にドラゴンボール序盤の中国っぽい風景がめちゃくちゃ好き。ラオスのバンビエンってとこに行くと同じような景色がリアルで見れます。
42巻完結。Kindleに全部突っ込んでラオスのメコン川の川辺でだらだら読みたい。
のだめカンタービレ 二ノ宮知子
芸術家肌の登場人物が多いので、音楽に限らず何か表現してる人は共感できるシーンが多いかも。主人公ののだめのダメっぷりがいい味出してます。
全25巻。完結済み。
ぼくらの 鬼頭莫宏
設定や状況がイマイチ掴めないまま、全体的に暗いムードで淡々と進んでいきます。
ロボットものかと思いきや内面をしっかり描いていて、いい意味で期待を裏切られました。
コエムシの投げやりというか、脱力した感じのキャラがいい味出してる。アニメ主題歌の「アンインストール」がいい曲。
11巻で完結済み。なんとも言えない読了感に包まれます。
坂本ですが? 佐野菜見
たまたまこの漫画読んでる人と「あのくだらなさがいいよねwww」みたいな盛り上がり方をしたので、よく遊ぶ友達や恋人や家族なんかに読ませて共感するといいと思います。
男子高校生の日常 山内奉延
男子高校生のくだらない(褒め言葉です)日常を描いたシュール系ギャグ漫画。バカっぽくてよいです。棒を拾ってRPGごっこが始まったり、謎にかっこよく聞こえるセリフを言ったり、妹の制服を着てみたり。好き嫌いが分かれる作品だと思いますが、学生時代に悪ふざけしてた男性はとりあえず1巻読んでみてください。
全7巻。完結済み。
スラムダンク 井上雄彦
子供が小学生ぐらいになったときに読ませると確実にバスケ部に入部するはず。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」は言わずと知れた名言ですが、他にもグッとくる名台詞がたくさんあります。
「大好きです。今度は嘘じゃないっす」
「晴子…。お前が見つけてきた変な男は 湘北にとって必要な男になったぞ」
「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本の時か? 俺は…俺は今なんだよ!」
などなど。
20年も前の漫画なのにいまだに色褪せない。続編出てほしいなあ。
全31巻。完結済み。
鋼の錬金術師 荒川弘
単なるバトルものだと思ってたのですが深い部分まで人間が描かれています。
ストーリーや結末がわかっているのに何度読み返しても面白いので、年に1回は1巻からまとめ読みし直してます。
マスタング大佐みたいに指パッチンで火を放ちたい。
全27巻完結済み。
マンガで分かる心療内科 ゆうきゆう、ソウ
心療内科っていうより心理学の本です。ほぼ余談でギャグだらけ。なのでとっつきにくい分野のはずなのにサラサラ読めます。
心理学のさわりを知るのに最適。大学で心理学の授業取る前とかに読んでおけばいい感じの予習になって授業の内容がすっと入ってくるのではないでしょうか。
よにんぐらし 宇仁田ゆみ
こういう適当なノリで子育てできたら楽しそう。
結局は多分こういう家庭がとても普通で、とても平凡で、とても幸せなんだと思います。
4巻で完結済み。
逃げるは恥だが役に立つ 海野つなみ
津崎さんが超絶合理的でクセのある考えを持った人で、「ああそういう同居の形もあるのかー」って思わせてくれます。同棲し始めて喧嘩が絶えないカップルなんかは一度読んでみて参考にするといいんじゃないでしょうか。
こういう契約結婚とか事実婚を題材にした漫画って他にあまりないので斬新でした。
この世界の片隅に こうの史代
日常生活の描写が長い分、爆弾一発で日常生活が吹き飛ぶ戦争の怖さが身にしみます。
最後のページの淡い夜の色がきれい。
作者あとがきの「私は死んだことがないので、死が最悪の不幸であるのかどうかわかりません」っていう書き出しにハッとしました。
前編後編の2巻で完結済み。
ビブリア古書堂の事件手帖 三上延, ナカノ
古書店を営む栞子(かわいい)が持ち込まれる古書から謎を解き明かしていくお話。といっても「犯人はお前だ!」的な推理モノじゃなくて、「この作者の本が好きってことはきっと…」
「あの出版社から出ている本には栞が付いているから…」
「この本を売りに出したということはもしかして…」
みたいに仮説を紡いで真理にたどり着くようなお話の進み方をします。
なぜか夏の印象が強く残る本。夏休みに神社の日陰とかで読みたい。
6巻で完結済み。
サヤビト 伊咲ウタ
カタカナの固有名詞や劇中の専門用語が多いので最初は設定やら登場人物やらがスッと入ってきにくいのですが、2巻に入る頃ぐらいには色々理解できて面白くなってきます。何度も読み返しても良さそう。
話自体はシリアスなのが多いですがギャグや賑やかな掛け合いがちょうどいい塩梅で織り交ぜられてるので読みやすいです。
全8巻で完結済み。近いうちに読み直す予定。
進撃の巨人 諫山創
これ読んでる人と一緒にいるときに変な動きしてる酔っ払いのオッサンとか見かけたら「奇行種だ!!」って言ったら大体ウケるのでオススメです。
毎回毎回続きが気になるので一旦単行本を追うのはやめて、完結したら一気にまとめ読みしようかなーと思ってます。けど多分新刊出たら読んじゃう。
単行本の嘘の次回予告が毎回カオスっていうか無茶苦茶で面白い。
バイオーグ・トリニティ 舞城王太郎,大暮維人
もうオシャレ。ひたすらオシャレ。キャラがオシャレで横文字のセリフがオシャレで設定からストーリーから何から何まで全部オシャレ。オシャレのバーゲンセールみたいな漫画です。
非現実的な、変な夢でも見ているような世界観。そんな世界で恋愛や青春やバトルが繰り広げられるトロピカルな作品。
聲の形 大今良時
1巻のイジメの描写が結構リアルなのでものすごく重たくて胸をえぐられますが、頑張って2巻まで読んでください。もしダメージ食らって1巻で読むのやめちゃったら悪い印象のまま終わっちゃいます。
小学生とか中学生ぐらいのときにこういう漫画に出会ってたらどっかで考え方が変わってたかもしれない。そういう年頃のお子さんがいる親御さんは本棚に置いておくといいかもしれません。
全7巻完結済み。
脂肪という名の服を着て 安野モヨコ
仕事も恋愛もうまくいかない。痩せたいけど痩せられない。過食症気味で自他共に認めるデブな女性が主人公。出てくるキャラは全員何かしら人格に問題があるし、読んでて楽しい気分になる漫画ではないですが、「ちょっと普段読まないタイプの漫画を読みたいな」って人にはおすすめ。
1巻完結。
すみっこの空さん たなかのか
「かみさま」や「ともだち」や「けいけん」などを題材に色々考えて、哲学を繰り返していきます。
穏やかな日常で大きなストーリー展開は特にないですが、「考えることを考える」という哲学的な思考をゆるーく体験できる珍しいタイプの漫画。
8巻で完結済み。
タビと道づれ たなかのか
人と人とが手をつないで 初めて物語が始まるんです」
「あれ欲しと手を伸ばすから『星』」
などなど、星に絡んだ名台詞が散りばめられています。
ずっと同じ夏の1日を繰り返す街の、淡くて綺麗で儚いお話。
全6巻完結済み。
はじまりのはこ よしづきくみち
よしづきくみちさんの短編集。
伊良林さんのファントムアーム:腕が4本になった女の子
すなぼし:女体化した双眼鏡
おくりもの:謎の贈り物
ことのは:好きって言えない女の子
Living Quarter:地上人と翼人の待ち合わせ
の5つのSF風味なお話。
「砂でできたお城があったとします。それは砂でしょうか それともお城?」
がなんか心に残ったセリフ。
一話完結でテンポ良く1冊読めます。
幽遊白書 冨樫義博
霊丸、かめはめ波、螺旋丸。エネルギーの塊を手から出す飛び道具に少年は心を踊らせるのです。
どうでもいいけど元ヤンキーの友達が「シンナー吸ったら霊丸の打ち合いできる。お互いの弾道が見えるねん」って言っててシンナーってマジで怖いなと思いました。
全19巻完結済み。
限界集落温泉 鈴木みそ
枯れていた苗木が女神の息吹ですくすく神木に育っていくような、本当に生き生きとした復興を遂げます。企画力と行動力ある大人ってすごい。本当にかっこいい。
全4巻完結済み。割とサクッと読めますが読み応え抜群。
銭 鈴木みそ
もし自分に子供がいたら、中学生ぐらいになる頃に読ませたい漫画のひとつ。
経営者とかフリーランスとかの人は楽しんで読めるんじゃないでしょうか。
全7巻。完結済み。
GTO 藤沢とおる
こういう先生いたらいいなーと思うけど実在したら1週間でクビですね。っていうぐらい破天荒で常識破り。当時よく連載できたなってレベルの際どい描写とかある。
遊ぶように仕事をしてて、ふざけすぎ。情に熱い。喧嘩強い。悪いこといっぱい知ってる。
鬼塚先生のキャラ一人勝ちって漫画なわけじゃなく、生徒にもそれぞれバックグラウンドやストーリーがあって面白い。
後半に出てくる「すなくじら」っていうネーミングセンスとキャラが妙に印象的で、なんかふとしたときに思い出します。
全25巻完結済み。
銀のニーナ イトカツ
子供好きな人にオススメ。ロリコンにもオススメ。
ノラガミ あだちとか
神さまを拾いました。――いたいけな女子中学生が道ばたで出会った、住所不定無職・自称[神]なジャージのひと。ガサツで気分屋でヘタレ、ろくに祈願もきいてくれないが、一つだけ能があった。此岸と彼岸とその狭間――世の有象無象すべてを、ぶった斬ること!! 『アライブ 最終進化的少年』のアートワークが紡ぐご町内神話!
同級生によるイジメに悩み、ひとりトイレで泣いている女の子。壁にあった落書きの「お悩み解決いたします」とある番号に誘われ、つい電話をかけてしまう。かすかな望みを懸けた、その先に現れたのは――。お電話一本、お悩み即解決! “デリバリーゴッド”の夜ト、ただいま参上!!!
絵がとても綺麗。コメディとシリアスのバランスが絶妙。七福神や高天原や貧乏神などの日本らしい設定(しかもめっちゃ凝ってる)が好き。
巻を追うごとにどんどん面白くなっていく漫画。
ナニワトモアレ 南勝久
大阪の走り屋の話なんですが、車よりも人メインの視点なので車に興味なくても全然楽しめます。そして作者の経験をもとに書かれた漫画なのでリアルさがすごい。
若くてアホで血の気の多い男がいっぱい出てくるので読んでるだけで小さな悩みは吹き飛びます。
第一部、『ナニワトモアレ』が全28巻。第二部『なにわ友あれ』は全31巻で完結済み。
式の前日 穂積
穂積さんの読み切り短編集。
表題作で1話目の『式の前日』が好きです。読んでたらじわじわきて一気にブワっと食らう感じ。
NANA 矢沢 あい
酒とタバコと音楽とセックスがここまで出てくるパンクな少女漫画を僕は他に知りません。キャピキャピしたオシャレなストーリーかと思ったら昼ドラっぽいドロドロした展開になったりします。
漫画に影響されてBlackStone Cherryっていうタバコを買って吸ったのは僕だけじゃないはず。ヤスかっこいいよヤス。
連載中で21巻まで出てます。2009年から連載休止中。最新刊がなかなか出なくて、6年ぐらいずっと待ってる。
坂道のアポロン 小玉ユキ
優しくて美しくてクライマックスで一気に駆け上がる。本当に名盤のジャズのような漫画です。
どちらかというと学生や若者よりも大人な人に薦めたい作品。
「俺にはジャズだけが音楽ばい」
9巻で完結済み。
EDEN 遠藤 浩輝
普段から読書してそうな人や、頭いいなあっていう人にしかオススメしないようにしています。
期間を空けるとわけがわからなくなるので一気読み推奨。それでも「?」ってなる部分が多くて、3回ぐらい読み直しても新鮮で楽しめます。
全18巻で完結済み。内容ギッチリで読み応え抜群。
リアル 井上 雄彦
「戸川君 ジェットコースターに乗ったことある?
あれって実際乗ってる時間はほんの何分かでしょ?
だからあれに乗ってる最中にあと何分しかない あと何秒で終わっちゃうって
そんなことばかり考えたら 何のために乗ったかわかんないよね
何のために生まれてきたかわかんないじゃん
そんなヒマないよ」
は食らった名言のひとつ。
煩悩寺 秋★枝
駆け引きとか喧嘩が全然なくてものすごくいいカップルの雰囲気で、完結せずに200巻ぐらいまで続いて欲しかったレベル。
末長くお幸せに爆発しろと思います。
全3巻で完結済み。
予告犯 筒井哲也
新聞紙のマスクを被った男がネットに動画を投稿しながら、法律では裁けない、けどネットで炎上するようなレベルの事件をやらかす悪い人間に制裁を与えて世直しを図る。
単なる目立ちたがり屋の愉快犯かと思ったら読み進めていくと色々と明らかになっていくバックグラウンド。
全3巻で完結済み。このストーリー3巻でまとめることができるのほんとすごい。映画化もされましたね。
青の祓魔師 加藤和恵
「あおのエクソシスト」と読みます。ストーリーは結構王道だけど設定が凝ってる。バトルシーンは迫力あるし、キャラはみんな個性豊か、ファンタジーや学園要素もあって読んでて全く飽きません。絵もめちゃくちゃ綺麗で大好き。大人も子供も男も女も読める少年漫画って感じです。
ケットシーのクロさんが可愛い。お父さんマジでかっこよすぎ。
ダンジョン飯 九井 諒子
そうだモンスター食えばいいんじゃね?
スライム、毒サソリ、バジリスク、ミミック、ドラゴンなんかのダンジョンに出てくる謎のモンスターを倒して調理。わくわくドキドキしながら実食。うまい! たまにマズい!
宝島社『このマンガがすごい!』2016年オトコ編の1位に選出されたやつです。エルフのマルシルってキャラがいい味出しててかわいい。
マンガでわかる 非常識な成功法則 神田 昌典 (著), 宮島 葉子 (イラスト)
【第1の習慣】やりたくないことを見つける
【第2の習慣】自分にかける催眠術
【第3の習慣】自分に都合のいい肩書きを持つ
【第4の習慣】非常識的情報獲得術
【第5の習慣】殿様バッタのセールス
【第6の習慣】お金を溺愛する
【第7の習慣】決断は、思い切らない
【第8の習慣】成功のダークサイドを知る
自己啓発書を漫画で読むとスッと頭に入ってくるし読む時間を短縮できるしでいいことだらけ。1巻完結済み。
ウワガキ 八十八 良
けだるい感じの絵がとても良い。あとこの作者さんは成人向け雑誌でデビューされているらしく、キスシーンが猛烈にエロいです。
全4巻で後味すっきり完結済み。最高に面白いラブコメ漫画。
にがくてあまい 小林ユミヲ
「生きてくための資本はまず身体だろ?」
「自分の身体すら面倒見れない人間に一体何ができんのよ?」
などなど食と生活が直結するような名言が多く、健康志向の意識が芽生えて野菜ガンガン食べたくなります。
「丁寧に暮らす」とか「健康食」とかのキーワードに反応する人はきっとハマるはず。
僕もこの漫画を読んでからかなり野菜を食べるようになりまして、そのときの様子は以下の記事で書きました。
クズの本懐 横槍メンゴ
高校生の麦くんと花火さんは誰もがうらやむ理想的な美男美女カップル。一緒に登下校したり物陰でイチャついたりして若いっていいなぁオイ王道の少女漫画かこの野郎っていうかタイトルと内容が乖離してない? って思ってたら3巻ぐらいからあぁこれはいいクズですねっていう流れへ。「やっぱその人もクズかー!」ってなったり。
どうでもいいけど作者さんの名前にセンスを感じます。あと番外編の猫漫画がのほほんとしていて良い。
ヲタクに恋は難しい ふじた
「何がですか?」
〜中略〜
「…俺だったら 素材集めだろうがレベル上げだろうがいくらでも付き合ってやるし 残業してても待っててやるし 失望させて泣かせたりしないし そもそも間違えたなんて言わせないし さらには来週末のイベントに売り子として同伴可能でs」「採用!」
という流れで交際を始めるオタクカップルの話です。上記で引用したような「胸キュンと思わせておいてからの突然のオチ」みたいな流れがポンポン出てくるんですけどそのオチのクオリティが高くて毎回笑う。
タイトルは「ヲタクに恋は難しい」なんですが内容的には「ヲタク同士で付き合うの超楽しいwww」って感じ。
宝島社『このマンガがすごい!』2016年オンナ編の第1位に選ばれたやつ。
いぶり暮らし 大島千春
描かれているのはフリーターの彼氏とカフェの店長の彼女の同棲生活。毎週ふたりのお休みがかぶる日に燻製を作りまくる。燻って燻って燻りまくる、まさにいぶり暮らし。これぞ変わり種グルメ漫画。
ハム、チーズ、たらこ、ゆで卵。なんてことない食材でも燻るだけで何でも美味しくなる。特にアジの燻製が美味しそうだったので今度やってみたい。
作中に描かれている主人公カップルの2人のルールで「愚痴を聞いてもらった後はその日あった良いことも話す」っていうのがあって、ああ良いなあと思いました。
この漫画にガッツリ影響を受けて自宅で燻製作りまくってます。
中卒労働者から始める高校生活 佐々木ミノル
主人公がけっこう卑屈な人なんですが、職場でも学校でもドラマがあって、そんなドラマを作り出す周りの人たちのおかげで少しずつ変わってゆく。巻を重ねるごとに成長していくの見てて楽しい。
あとがきにありましたが作者の方も通信制高校を卒業された方とのことで、リアリティがあります。自分が知らない社会を知ることができるいい漫画。
デンキ街の本屋さん 水 あさと
東京の秋葉原や大阪の日本橋みたいな電気街にあるとらのあな的な本屋さん、「うまのほね」で働く人たちの漫画。げんしけんとか好きな人にオススメ。コミケとか本屋さんの実態を知ることができます。下ネタという概念が存在しない退屈な世界 マン●篇 柚木N’
この記事で紹介した漫画の中で一番ひどい篇名、表紙だと思う。あらゆる性表現が禁止とする法律「公序良俗健全育成法」や警察署の性的な事件全般を取り締まる専門部署「善導課」などのシリアスな設定かと思いきや突如現れる女性用下着をかぶった変態。もう無茶苦茶です。
中学生の下ネタを全力で漫画に昇華した作品。チンコなどの単純な下ネタで笑える人にはオススメです。僕は笑いました。
おとりよせ王子 飯田好実 高瀬志帆
寝る前とかに読んだら死にます。お腹鳴りまくり。1話完結型なのでサクッと1話読んで寝ようと思ったのですが毎回安定して面白いくてぶっ通しで読んでしまいました。気づけば朝でした。
作中に出てくる温泉豆腐が特にやばい。食べたい。弱アルカリ性の温泉水で湯豆腐作ったら豆腐がトロトロに溶けるらしい。作りたい。あとたまごかけご飯セットも美味しそう。
「お取り寄せだとマイ調味料を使ってオリジナルにアレンジできるからいいのさ!」って言っててなるほどと思いました。
Amazonでは謎に評価が低いコメントが散見されるのですが僕は好きです。
みたむらくん えりちん
どうしようもない痛々しい大人の一面がガンガンでてくるのですが浦安鉄筋家族みたいなギャグノリなテイストで、男子高校生のツボに入るような下品な下ネタが多いです。あと絵にものすごく謎の勢いがある。
この人も夜は定時制に通っているんですが、『中卒労働者から始める高校生活』とは全然違う校風で笑う。ヤンキーばっかりでいびられまくり。
ちなみに主人公の三田村鉄男は実在する人物で、三田村くん本人と出版社との間で「出版化及び商品化許諾契約書」が取り交わされています。1巻にその契約書がスキャンされて掲載されてて笑う。実話ベースなので何話目かまでは「このマンガはフィクションです」みたいな表記がなかったらしい。マジで笑う。
全7巻で完結済み。ずっと続くようなサザエさんみたいな感覚で読んでたらいきなり終わっちゃいました。
あ、6巻で川越が出てきてびっくりした。
ストレッチ アキリ
ストレッチというニッチなテーマを扱っている漫画。
毎回いろんなストレッチを絵で説明しつつ、じわじわと主人公2人の過去や関係性が明らかになっていく。ちょっと重そうなバックグラウンドを感じるんですがちょうどいい頻度で小ボケやいたずらなどの微笑ましいシーンとかも挟まれているので、ほわーっとした気持ちで読めます。音楽でいうと静かなエレクトロニカにチリッとしたノイズが乗っているような感じの漫画。
読んでるだけで「やってみようかな」って気になるのはこういう漫画の強みで、僕も気が付いたら隙間時間にどっかしらの筋肉をストレッチするようになりました。料理しながら大腿四頭筋を伸ばしたり、信号待ちで首を伸ばして僧帽筋をほぐしたり。
絵の感じとても好き。毎回何かしらのサービスショット的なシーンある。
かくかくしかじか 東村アキコ
『浦沢直樹の漫勉』という番組でこの作者さんを知ったのですがものすごい仕事量。デキる女って感じでかっこいい。そんな東村アキコさんの自伝的な作品です。超絶スパルタストイックな「先生」の恐怖やスランプの恐怖と向き合いながら描いて描いてもがいて描いて悩んで描いて泣いて描いて。描きっぱなしの人生。絵描く人かっこいいな!! って思う。
「描くまで帰るな」
「受験まで毎日描け」
「徹夜して描け」
「描け」
「描け!!」
産みの苦しみと産みの喜びを知れます。
読んでると自分のモチベーション低下とかスランプとかがしょーもなく感じてくるので、なんかしらものづくりやってる人はカンフル剤的に読んでみてはいかがでしょうか。「上には上がいる…」「頑張らねば…」という気持ちになります。
東京タラレバ娘 東村アキコ
「もっと綺麗になったら」
「あれさえやってれば」
「5キロ痩せたら」
「あの人を好きになれれば」
そんなタラレバ話で盛り上がってたら隣の席のイケメンから突然のお言葉。
「30過ぎてそんなことやってんのは女子会じゃなくて行き遅れ女の井戸端会議だろ」
かなりリアルな仕上がりで読んでるこっちが辛くなってくる漫画だなあと思ってたらあとがきで作者の東村さんが「私の周りのアラサーアラフォーの女友達をネタにそのまんまひどいマンガ描いてやろうとおもっただけです!」って言ってました。
セリフ多いのにテンポよくサクサク読めます。この人のボキャブラリー好きだ。
累 松浦だるま
表紙から勝手に昔の昭和が舞台の漫画だと思って敬遠してたのですが読み始めてみたら止まらない。
「口づけすることで相手の顔を奪う」という設定が「現実世界のどこかで実際にあり得る話なのでは?」と思うほど精巧な話づくり。引き込まれます。
人間のドロドロした部分を包み隠さず描いてて、常に何か見えないものがぐるぐると蠢いてるイメージ。主人公の性格に難がある作品って大体面白いんですが、そういう漫画が好きなら『累』は読んでおかなきゃ損です。
読んでるとだんだんお芝居とか舞台を見に行きたくなる。
セカイ魔王 双見 酔
伝説の聖剣は折れるわ犬みたいな最弱魔物とギリギリの死闘を繰り広げるわと、ワチャワチャした雰囲気です。異世界の日常漫画という感じ。
ゲームの聖剣伝説とかの世界観が好きな人はハマると思う。全4巻完結済み。ずっと続いて欲しかった…。
たいようのいえ タアモ
主人公の女の子は口が悪いのに繊細、強がり、天然入ってて言葉づかいがいちいち面白い。個性を片っ端から詰め込んだようなキャラです。
好きな人と同居してるのにもどかしい距離感。じわじわと近づいたり離れたり。
家庭について考えさせられるシーンも多くて、欠損家庭で育った人の方が「面白い」っていう感想を抱くと思います。
それぞれの登場人物に寂しい背景があったりするのに読んでいると暖かい気持ちになってくる漫画。
13巻完結済み。
神様がうそをつく 尾崎 かおり
いろいろな理由が重なってクラスの同級生の女の子の家で数日過ごすことになった、誰にも言えない夏休み。
言葉選びが最高で、一曲の綺麗な歌みたいな漫画です。
話を広げて10巻ぐらいまで続きそうに見せかけて1巻で完結。最後ぶわーって終わります。空いた時間にサクッと読もうと思ったらグッと感動させられました。
ぐらんぶる 井上堅二,吉岡公威
これ去年(2015年)読んだ中で一番笑った漫画です。
体育会系のワイワイしたノリでマジ登場人物はアホばっかり。酒キチガイがいっぱいいて親近感。新歓コンパのとき全員にアルコールパッチテストしてそれを基準に席決めしてて笑った。
「はいウーロン茶(ウォッカ9:ウイスキー1で割った液体を差し出しながら)」
「杯を乾すと書いて! 乾杯と読む!」
「そ、そ、う! SO・SO・U! 粗相!」
などのアルコール名言や爆笑シーンが多くて、2,3ページに一回ぐらいの頻度で笑ってた気がします。頭悪い人って最高に楽しい。みんなすぐ脱ぐし。ただ読みながらニヤついてたら
「最初から自分ができるものだけ選んでいたら何も始まらない。大事なのはお前が興味を抱いているかどうかだろ」
みたいにたまにいいこと言うシーン挟んでくるのずるい。
一応ダイビングの話の漫画なのですが全然ダイビングしてねえ。ずっと飲み会ばっかしてる。
空の下屋根の中 双見 酔
のんびり毎日をすごしつつもハローワーク行って就活したり(けどあんまり就職する気なさそう)する毎日。
「することがない…」
「特にしたいこともない…」
という典型的なニートの様子を描いているのですが不思議と悲壮感はなく、なんかゆるい空気で読めます。
読み進めているとなんやかんやあってバイトの面接に受かるのですが初日の挨拶で
「こんにちはー」
「あ、おはようございますー」
「おは…っ!?」
と人生初仕事ならではのテンパりを見せてて笑う。
全2巻完結済み。
おもいでエマノン 鶴田 謙二,梶尾 真治
とんでもなく壮大な話なのですが1巻におさまっててすごい。
エマノンの虜になってフェリーに乗りたくなる一冊。「エマノン」の名前の由来がいい。
だがしかし コトヤマ
昔懐かしの駄菓子をテーマにした一風変わった漫画です。1ページ目からテンポ良いギャグテイスト。
うまい棒、ポテトフライ、きなこ棒などの懐かしい駄菓子がたくさん登場します。僕はこれ読んで棒きなこ当を買いました。
絵にものすごく魅力があって女の子がめっちゃかわいい。特に最初は脇役女キャラだと思っていたサヤが巻を重ねるごとにどんどん可愛くなっていきます。
うせもの宿 穂積
一話完結型、かつ話を重ねるにつれて背景がじわじわと明らかになっていくお話です。悲しげな和風ファンタジー。3巻で完結してます。
フラジャイル 病理医岸京一郎の所見 草水敏,恵三朗
病理医:生検や病理解剖などを行って病気の遠因過程を診断する専門の医師。全国に1700名と少し、医師全体の0.6%しかいない病理医が題材の作品。TVドラマにもなりました。推理ものなどの、読みながら考えるジャンルが好きな人と特に相性がいい漫画だと思います。
「病気の原因の確定。診断の確定。それこそが病理医の仕事だろう」
主人公が俺様系で論理的で筋が通っていてかっこいい。顔怖いけど。
3巻で製薬会社が治験を成功させるためにありとあらゆる枠にとらわれない手を使い、4巻で岸先生が怒りを通り越して枠にとらわれない形で応報するのですがその流れが最高に面白いです。
結婚指輪物語 めいびい
「ごめん、わたしサトウの事、勇者に選んじゃった!」幼馴染と異世界で結婚して勇者に選ばれて魔王を倒すという、男なら誰もが中学生時代の授業中に思い浮かべたことのある妄想をそのまんまハイクオリティにした漫画です。マジで男心くすぐりすぎ。
お色気サービスシーンが多くて、ラブがとてもコメしてます。
山賊ダイアリー 岡本 健太郎
読んでいると猟師楽しそうだなーやってみたいなー免許取ろうかなーという憧れがふつふつと湧き出てヤバいことになります。イノシシ狩りてえ。
自分とは住んでる世界が全く違う人の日常生活を覗き見ることができるいい漫画。狩った獲物の解体やジビエ料理の手順も漫画になってるので色々と役に立ちます。
そういえばこの漫画読んで猟師=頑固オヤジの固定観念が払拭されました。この主人公(=描いてる人)がのほほんとしててとても友達になりたい。
食戟のソーマ 附田祐斗,佐伯俊,森崎友紀
料理人の息子が料理学校(卒業到達率10パーセント以下の超絶エリート校)に通いながら切磋琢磨するお話。料理バトルもの。
謎のサービスシーンが多く、女の人が美味しいものを食べるとみんな「美味しい…!」(ビクンビクンッ!)(全裸)ってなるので、そのページだけ見るとエロ本です。なぜ美味しいものを食べると服が脱げるんだという質問は野暮です。
はたらく細胞 清水 茜
- 赤血球かわいい
- 白血球かっこいい
- ステロイドすっげえ
読んでいるとこういう意味不明な感想を抱きます。白血球ホントにかっこいいので騙されたと思って読んでみてください。
人体のいろんな細胞のドラマを通して肺炎、花粉症、すり傷などのメカニズムが学べるので、中学生の子とかにこれ読ませたら理科の成績だいぶ上がると思う。
さよならソルシエ 穂積
Amazonの評価は星1つから5つまで綺麗に割れてて賛否両論な感じですが僕は大好きです。
2巻で完結済み。
昨日なに食べた? よしなが ふみ
調理の手順や料理中に考えていることを言語化しているので「あるある」とか「あーそうやると効率的だなー真似しよう」とか思えていいです。
作中に出てくる料理は気取ったものではなく、サクッと作れそうなものばかりなのもいい感じ。
空が灰色だから 阿部 共実
心の防御力の弱い部分を的確かつ積極的にえぐってくる話があったり、猛烈に共感できる話があったり、トラウマになりそうな話があったり。よくこんなに色々な話思いつくなあと思う。読み終わった後の余韻が半端ないです。
何日かに分けて寝る前に読んでいたのですが、読みながら寝落ちしたら100%の確率で変な夢をみました。
ReLIFE 夜宵草
comicoっていうサイトでは全部無料で読めます。
ゴールデンカムイ 野田サトル
ミステリー、歴史、ハンター、グルメなどなど色々な要素が入っているのでこのキーワードにビビっときたら読んで損はないです。知的好奇心を満たしてくれる作品で、例えば狼煙を上げるシーンで「狼の糞には硝酸分、薬の原料が多く含まれていて燃やすと煙が散ることなくまっすぐ上がるので狼煙に使われたと言われています。漢字でも狼煙って書きますよね」みたいな豆知識が出てきておおおおなるほどって思いました。
あとアイヌ少女のアシリパさんが可愛くて強くて賢くて優しくて度胸があるのであなたの歴代女キャラランキング上位に食い込んでくること間違い無し。
百万畳ラビリンス たかみち
デバッグが終わってないゲーム内みたいな世界に急に連れてこられたふたりが元の世界へ戻る方法を探すお話。脱出ゲーム的な世界観。
「ちゃぶ台をそういう使い方する?! その目的で使う?!」
読んでるとそんな超楽観的で突拍子もないアイデアばかり飛び出してきます。礼香の思考回路がめっちゃ面白い。映画の『オデッセイ』の主人公みたいな、枠にとらわれない楽しい試行錯誤。わからんことを調べて、試して、楽しんで、また調べて試して。
読み終えて、「既成概念を捨てられる人って行動の選択肢が格段に多いから人生楽しそうだなー。そういう要素を自分の生活にも取り入れてみるか」というようなことを考えました。
上下巻の2冊で完結。
フィンランド・サガ(性) 吉田貴司
「毎日リボンをほどくように生きる」とか「LPレコードの針を落としたように雨は塩化ビニールの傘を打ち」などなど比喩が神がかってます。
「なんかさ、オレ、昔は何ていうか……世界ってもっとオレに興味あるかと思ってた……」みたいなポエトリーなセリフもあったり。
漫画だからこそ表現できるシュールさ。全3巻完結済み。3巻で新章突入かと思ったらチャンピオンやっぱり出てきて笑った。
志乃ちゃんは自分の名前が言えない 押見 修造
誰しもがどこかで共感、納得できるポイントがあります。結構胸にくる。
1巻で完結。本編の余韻に浸りながらあとがきまで読みましょう。
波よ聞いてくれ 沙村広明
「酔い覚ましの震脚」とか「皆さん ちくしょう こんにちは!」とか言葉のチョイスが面白くてテンポが良いので電車で没頭して読み進んでいたら2駅乗り過ごしました。
沙村広明さんの漫画、なんかセンスとか知性が端々に感じられて好き。
町田くんの世界 安藤ゆき
優等生っぽい風貌なのに成績は中の下。運動神経は微妙。要領も悪い。不器用で料理もろくにできない。そんな主人公らしくない男の子が主人公。そんなパッとしないキャラでも
- 優しい
- 人が好き
- 誰からも好かれる
などなど「人間力が異常に高い」という一点が際立っていてめっちゃ魅力的です。話の内容も超ハートウォーミング。
ふわっとしながらも心を掴むセリフが多いのですが、その中でも特に「何を幸せとするかはその人の自由だから」が良かった。
喰う寝るふたり 住むふたり 日暮キノコ
同棲生活8年目、恋人以上夫婦未満のカップルのお話。毎回主人公カップルの男女それぞれの視点で日常ストーリーが進んでいきます。
お金の使い方、食生活、お酒の飲み方、同窓会での立ち居振舞い、ペットを飼うかどうか、怒るポイントの違い、などの共同生活あるあるが非常にうまく描かれています。
彼氏彼女や夫婦で回し読みしたり、同棲前なんかに読んでおくと視野が広がっていいでしょう。丁度いい読み応えで5巻で完結済み。けどもうちょっと続いて欲しかった。
BLUE GIANT 石塚真一
主人公の宮本大はとてもストイックなのですが、努力というよりもむしろ楽しんで没頭していて、なんというかずっと躁状態。こういう人って強いよなーと思う。憧れます。
巻末のボーナストラックがまたいい。今後の展開がめっちゃ気になる。
人間失格 古屋 兎丸 (著), 太宰 治 (著)
ダークで退廃的で鬱っぽい雰囲気なので精神的に疲れてる時なんかには読まないほうがいいです。元気な時に読んで客観的に「おお……」ってなるぐらいがちょうど良かった。それでも読了感はずーんときます。
全3巻で完結済み。
親父の愛人と暮らす俺 玉置勉強
17歳の男子高校生の日常系。ただ「ひとつ屋根の下に父親の愛人が一緒に暮らしている」という設定があることで一気に不思議な感じになってます。3巻完結済み。
新米姉妹のふたりごはん 柊 ゆたか
調理の工程がちゃんと乗ってるので料理意欲が湧きます。
中でも特にたまごふわふわを作ってみたい。自作ソーセージもやってみたい。あとラクレット食べたいけど作るの面倒くさそうだからどっか美味しいところに食べに行きたい。
&(アンド) おかざき真里
矢飼先生が出す言葉全部かっこいい。「なんで…」「性欲です」みたいな敬語がダンディでもう。
毎回の扉絵も綺麗。白黒なのにカラフルに感じます。
7巻でハチャメチャに面白い展開が発生して8巻で完結。最終巻のextraもまたいい。
どうでもいいけど作中に出てくるヘッドホンがBoseだったりイヤホンがシュアがけだったりするので作者の人きっと音楽好きなんだと思う。
ちおちゃんの通学路 川崎 直孝
トンデモギャグ漫画。ネットで話題になったやつです。タイトルの通り、通学路でとんでもない事件が起きます。ミスって男子トイレに入っちゃったり、暴走族と揉めたり。毎回発想がぶっ飛んでて笑える。
居酒屋のぶ ヴァージニア二等兵 (著), 蝉川 夏哉 (その他), 転 (その他)
中世風の兵士の人が「トリアエズナマ」「オトーシ」「北欧神話の神の名を思わせるオデン」などの会話を繰り広げつつ日本の居酒屋を満喫する様子がいい感じ。ほっこりします。
読んでたらお腹空く上にお酒飲みたくなるのでお酒飲んでも大丈夫な時間帯に読むといいでしょう。
ひきだしにテラリウム 九井 諒子
1話目の『パーフェクト・コミュニケーション』から「おおー」って思います。話によってテイストや絵柄がくるくる変わって面白い。同じ人が描いてるとは思えない。すごい。
『恋』など含みをもたせた終わり方をする話も多くて、「つまりどういうことだってばよ」と思ってもう1回最初から読み返したり。
龍料理の話の『龍の逆鱗』や人間がペットとして飼われる『春陽』、宗教色のある『遺恨を残す』など、普段考えもしないような前提で思考させられる感じの漫画版ショートショート。短いけど薄っぺらくない。とても面白いです。
『恋人カタログ』『ユイカ!ユイユイカ!』『すごいお金持ち』が好き。
収録作品ほぼ全部上記に書いてしまいましたがハズレ無しでとてもオススメです。あと全部読み終わってから表紙みると楽しい。
竜のかわいい七つの子 九井 諒子
龍や人魚が生活の中に当たり前のようにいると言う世界。全7話の短編集。「竜の雛は何頭いた?」「2頭です」
「人魚って金持ってないから治療費全部お前に請求来るぞ」
この人の漫画を読むと世界観に引き込まれる、というよりは描かれている世界が現実っぽく見えてきて、これまで自分もその世界で生きてきたかのような錯覚に陥ります。
ほんとに全部名作なのですが『わたしのかみさま』『子がかわいいと竜は鳴く』『犬谷家の人々』が特に良かったです。
竜の学校は山の上 九井諒子
九井諒子さんの初作品集。「この才能は、ここから始まった!!」がキャッチコピー。全9作の短編集です。勇者が魔王を倒した後のアフターストーリー的な話の『魔王城問題』が好き。考え方の視点をグッとずらされる『支配』もおすすめ。
全体的に物悲しさと希望を含む話が多いです。
ハルシオン・ランチ 沙村広明
話も面白いのですが沙村広明さんの文体がめっちゃツボ。ボケもツッコミもキレッキレだしずっと読んでいたい。吹き出し以外の文章も笑える。
2巻で完結するのですが、「え、それも食べるの?!」みたいに展開が常に理解の範疇を超えてくるので「???????」ってなりつつ読んでいると意外と読了するまで時間がかかります。
幻想ギネコクラシー 沙村広明
「(中略)家に招かれ(多分セックス目的で)ワインをしこたま飲まされた私は〜」
というモノローグから始まります。ぶっ飛んでる。
n歳になるまで童貞だったら妖精になる話はマジで爆笑しました。
ちょいエロでほぼ毎回おっぱいが出てきますがその理由は作者あとがきに書かれています。あとがきまで読もう。
『幻想ギネコクラシー1』って書いてるから2巻も出るのかな。出てほしいな。
百姓貴族 荒川弘
毎回面白く、それに加えて今まであまり知らなかった農業・畜産業などの一次産業に関する知識が得られます。例えば「和牛」と「国産牛」の違いとか。(詳細は1巻で!)
「農業って思ってる以上に合理的で効率的にやってるんだなー」とか、読んでてふむふむとなります。勉強になる漫画好き。
作者や家族が牛にデフォルメされたキャラになってるのが可愛くて、その中でも特にお父さんが良いキャラしてます。読んでてほっこりしたり声出して笑ったり。かなり際どいところまで攻めてて「そこまで言っちゃって大丈夫か」って思ったり。
Spirit of Wonder 鶴田謙二
何千冊も漫画を読むような漫画フリークにおすすめしたい1冊。1997年に発売された漫画なのですが今読んでても全然古さを感じません。すごい。終わり方も含めて第二話がめっちゃいい感じでした。
宇宙を作る話が妙に現実的で、こういう「宇宙制作キット」みたいなの近い未来に発売されそう。
夏の前日 吉田基已
芸大生(男)と画廊店長(女)の拙い恋愛のお話です。
2巻の最後が青臭さにアーってなったり、4巻のおまけに笑ったりと、合間合間にメリハリを挟みつつ、最後まで読みきった時の読了感に包まれてください。
あとがき読んだらこの漫画、打ち合わせ無しで「自分が描きたいものを描こう」と思って4カ月かけてひたすらネームを描いて担当さんに送りつけたらしく、そういう熱量をもって描かれた作品ってやっぱいいよなーと思いました。
5巻完結済み。
亜人ちゃんは語りたい ペトス
「デミちゃんはかたりたい」と読みます。ジャンルでくくるなら学園ラブコメハーレムファンタジー。くくれてねえ。サキュバス、バンパイア、雪女などなどの亜人(特別な性質を持つ人たち)が人間世界に溶け込んで普通に生活を送る世界観。
漫画の中では亜人に対する差別はなくて、現実世界で言うところのハンディキャップや個性ぐらいの感じで扱われています。
先生がユルいけどかっこよくて、天然タラシな性格でいいキャラしてる。
リバースエッジ 大川端探偵社 ひじかた憂峰, たなか亜希夫
2巻の第18話『ある結婚』が奥ゆかしくて良かったです。
デリヘル嬢「毎回指名してくれるけどスーパーで買い物してお茶して終わりで2時間3万円払ってくれるの…。で、その彼にプロポーズされたんだけど…」
という依頼からその彼の本心を探る調査の話。
たなか亜希夫さん、人間のドロッとした部分を絵で表現するのめちゃくちゃ巧いよなあと尊敬します。
群青学舎 入江 亜季
学校とか恋愛に関する話が多いのですがそれオンリーじゃなくて、コンセプトはよくわからんのですがとにかく面白いです。
世界や時代や文化や価値観を超えた色々な話が収録されていて、中世ヨーロッパ風のお姫様な世界観から現代の日本の大晦日に飛んだりして読んでいると脳が元気になります。
僕は特に最終巻が好きで、入っている話は全部面白いし最後のAfter Storyがまたいいのです。これまでに出てきたキャラのその後を見送ってゆっくりと本を閉じるとき「ああこの漫画読んでよかったなあ」という気持ちに包まれました。
王様達のヴァイキング さだやす, 深見真
いい意味で漫画っぽくないというか、連続ドラマみたいな展開です。1話からダレることなくずっと安定して面白い。ビジネス系の漫画好きの人には特におすすめ。
サポートが終了した古いウィンドウズにアタックを仕掛けてくる敵に対してセキュリティーパッチを作ろうとしている主人公を描写したセリフが良くて、ついメモを取りました。
「そんなにすごいことなのか、彼がやろうとしていることは?」
「そりゃあ原因不明で壊れたジャンボジェットを、ドライバー1本だけで修理して飛ばすようなもんですよ」
たまに熱いセリフとかもあって胸にくるものがあります。
「やれることをすべてやり尽くさないなんて、バカだ!!」
とか。
あ、あと犬の名前が256(ニゴロ)だったりとか、開発したツールの名前に主人公の名前を模していたりとか、ネーミングセンスが秀逸です。
ちなみにこの漫画はこの記事を読んでくれた方から「この漫画も是非!」とおすすめコメントを頂いて読みました。ドンピシャで僕の好みでした。ありがとうございます。
僕だけがいない街 三部 けい
「再上映(リバイバル)」という「悪いことが起こったらその原因が取り除かれるまでそのシーンを繰り返しやり直せすことができる能力」を持った主人公が、幼少時代に起きたある事件に向き合って解決を目指す話。
いろいろと思ってもいない方向に話が進んだり、時系列がぴょんぴょん飛ぶので1巻から最終巻まで一気読みをおすすめします。
『バタフライ・エフェクト』とか『All You Need Is Kill』とかの設定が好きな人は是非。
アヤメくんののんびり肉食日誌 町麻衣
タイトルと表紙から色んな肉を食べるグルメ漫画かと思ったらちょっとズレた人たちの青春ラブストーリーでした。主人公の口説き方が「おっぱい触らせてください」です。ズレすぎ。恋愛の展開が早いのに関係性は進展してなかったりして謎のもどかしさがあります。人によっては読んでて「この男なんで?!」ってイラつくシーンもあると思う。まあたまに「鳥のきれいな羽も、先輩のきれいな髪や爪やまつげも、みんな同じものでできてるんだなあ」とか良い感じのこと言ったりもするんですけど。
舞台は大学の生物学科の研究室なので「鳥は胸肉とササミが交互に収縮して翼が動く」とか、そういう生物学的な豆知識が自然に身につく副次効果もあります。
ペットで飼ってるギリシャリクガメのサンドラがかわいい。
翔んで埼玉 魔夜峰央
初出版は1986年なのですが、2015年にSNS、インターネット、テレビなどでめちゃくちゃ話題になって復刊された漫画。死ぬほど埼玉県をディスり続ける作品です。「埼玉から東京に行くには通行手形が必要なのです」
「死ぬ前に山手線に乗ってみたかった」
「医務室を利用できるのは東京都民だけだ。出て行け!」
「ああいやだ! 埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になるわ」
「そこら辺の草でも食わせておけ! 埼玉県民ならそれで治る!」
「あいつが埼玉県民だーっ! 追えー!」
面白すぎ。
ベアゲルター 沙村広明
続きが気になって気になって仕方ない。続巻が出るまで気長に待ってます。
さらい屋五葉 オノ・ナツメ
悠々とした弥一と頼りない用心棒の政之助の2人を中心に、ゆったりとしたテンポで話が進みます。
弥一の肩の力が抜けた余裕がかっこよくて、じんわりと沁みるセリフもちらほら。
「昔と今だったら俺は今の方が好きだ。常にそう思って過ごしたい。だから今を楽しむ。ただそれだけだ」
あとちょこちょこ出てくる猫がかわいい。
SWWEEET 青山 景
「私は恋愛なんかしない。そんな不自由なものに意思とか思考を支配されない」っていうセリフが力強くてなんかずっと印象に残ってます。
結構度を超えたいじめのシーンがあるので注意。
ぐうたら山暮らし 松井雪子
「布団の中でできる仕事につきたい」という理由で漫画家になったぐうたらな作者のエッセイ漫画。山にこもって創作活動に打ち込めるの羨ましいなぁと思いつつ、けど冬の寒さとか大変そうっていう現実を突きつけられたり。
「自然の色合いが断然綺麗なので、服を着飾ろうと思わない」
「都会だと並んで買うスイーツや流行を取り入れたファッションが人気だけど、ここでは手作りのものの方がうれしいし、軽トラックの方が役に立つ」
そんな、人間としての本質的な気づきを学ぶことができました。
映画『リトルフォレスト』が好きな人はぜひ。
同居人の美少女がレズビアンだった件。 小池みき
セクシャルマイノリティのことと同時にシェアハウス生活のリアルな様子を知ることができました。
俺とSEXすれば売れる 香穂
エッセイ漫画って描いた人の経験をもとにしてるから説得力あって好きなのですが、それにしてもこの漫画は読ませます。
作者の女性は恋愛運も仕事運も凶なのに、全部さらけ出すメガンテスタイルで面白おかしく自虐ネタにしてて最終的に楽しい感じにまとめる力があってすごい。この生き方は真似したい。
あと2巻の表紙がひどい。
ストロボライト 青山 景
男のダメでダサい部分を見せつけられてつらい。けど読んじゃう。ちょっとエロい。217〜218ページがめっちゃ良い。そこから続く最終話がまた良い。「こういうのをカタルシスって言うんだろうな」っていうカタルシスらしいカタルシスを感じられます。
1巻完結。
春の呪い 小西 明日翔
その死んだ妹の彼氏と付き合う話。
この話は一体どこに向かうのか。続巻はやく出てほしい。気になりすぎてやばい。
タフオ カスタマイズ プイケル
ほんわかした愛くるしいキャラばかりが出てくる4コマ漫画で、何も難しいこと考えずに安心して読めます。1巻完結済み。
このゆびとまれ 大澄剛
超人気子役、藤江恵那の裏と表を描くブラックコメディ漫画。子供の可愛さと女のあざとさを使い分けて無双しまくり。つよい。実在する芸能人をパロったキャラがいろいろ出てくるのも見どころです。
彗星★少年団 倉薗 紀彦
作者さんは「少年時代に持っていた『大切なもの』を大人になっても持ち続ける姿を最後に描く」ということをやりたかったらしく、それがもう狙い通りにバチーンと決まってて、とても、とても良い。
「全部、めぐるよ」
1巻完結。
2DK、Gペン、目覚まし時計 大沢 やよい
仕事デキる福岡弁の奈々美とぐうたら漫画家ダメ人間のかえでの同居話。『ストレッチ』が好きな人はこれも好きだと思う。
あせびと空世界の冒険者 梅木泰祐
あせびさんかわいい。ユウがヤサ男に見えて実は強くてかっこいい。
流されて八丈島 たかまつ やよい
島暮らしを送る漫画家の4コマエッセイ漫画。作者が猫にデフォルメされててかわいい。八丈島の暮らしあるあるを実際に暮らしている人目線で知ることができます。のほほんと一気読みしていたら最新刊では移住してから10年経っていて、「読むだけで誰かの10年を追体験できるのすごい。漫画最高」って思いました。
信長のシェフ 梶川卓郎
設定はぶっ飛んでるけど料理はちゃんとしているし、食材が日本に入ってきたルーツなんかが詳しく書かれていて(じゃがいもはオランダから1600年ごろに伝来したのでこの時代には売られていないはず、とか)バランス取れてて面白い。
ニッケルオデオン 道満晴明
- 細くて優しいけどしっかりした絵のタッチ
- 自分の凝り固まった常識を試されるような変な話のテイスト
- ユーモアあふれる言葉選び
上記のどれもが心地よく、一撃でファンになりました。どのお話も8ページ。話と話の間にある1ページにちょっとした挿絵があってこれまた良い。
短編集ですが発売されたのは赤、緑、青の順で、過去に出てきたキャラが後になって再登場したりするので発売された順番で読んだほうがいいです。
ヴォイニッチホテル 道満晴明
ザ・独特。とにかくヘンテコな展開と遊び心溢れる言葉のチョイスと謎のエロさに溢れています。もうこの作者さん大好き。
登場人物はメイド、ヤクザ、漫画家、幽霊、マリファナの売人、元レスラー、覆面調査員、殺し屋などなどなど。カオスすぎる。
アルテ 大久保圭
舞台は16世紀初頭のフィレンツェ。女性は男に従って男にすがって生きる時代。そんな時代に「絵が好きだから」だけではなく「自分自身の力で生きられるようになりたいから」という強い信念を持って画家を目指す貴族の娘が主人公。
働くとは、好きなことを追求するとは、芸術を生業にして生きていくとはどういうことかについて考えさせられます。
「同じ後悔なら、自分の望むことをして後悔したいわ」
彼女のひとりぐらし 玉置勉強
独身最下層フリーランサーの自由きままな日常生活漫画。歳のせいでニキビが跡になって戻らないことを「非可逆圧縮のJPEG肌ですよノイズだらけですよ」は笑った。
「ひとり遊びがうまくなる」などのフリーランスあるあるを覗き見できます。
ラブロマ とよ田みのる
ブログを読んでくれた人がツンデレなコメントでオススメしてくれたので読みました。絵はサインペンで書いたみたいにくっきりしているタッチなので好き嫌い分かれるかもしれません。けど内容最高なので是非読んでほしい。
中身は一風変わった青春ラブストーリーです。いろんな恋愛漫画読んだ人ほどハマると思う。
まんがで納得 ナポレオン・ヒル 思考は現実化する
漫画の部分よりも活字の部分の方が多いです。
寂しすぎてレズ風俗に行きましたレポ 永田カビ
けど作者の人が紆余曲折の末に漫画描く生活を送るようになるまでの流れは感動。この先気分が沈むことがあったら絶対読見返す1冊。
「『居心地の悪さ』といっても『自分をよく見せようとしたり自分の本心がわからない居心地の悪さ』と『自分は納得してるけど他人が納得してない居心地の悪さ』は違うし絶対後者の方がいい」
上記のような深い考察が随所に見られる哲学的で内省的な成長漫画です。
シンガポール発 ソーシャルメディア成功物語 小谷川 拳次
発売されたのが2013年なのでちょっと情報が古かったり、あと全体的にどことなく胡散臭かったりしますが、学べることがちょこちょこあります。
「大事なのはインプットの量ではなくアウトプットの量」
「人を幸せにしながら自分も豊かになっていく」
みたいな意識高い系。
読み終えて「コピーライティング大事っぽいなー」と思いました。スキルとして身につけておくと便利そう。
東京喰種(トーキョーグール) 石田スイ
ドンパチやるゾンビ漫画かと思ったら正義と正義のぶつかり合いで宗教戦争的な深みがあります。グロくて綺麗なバトル系ダークファンタジー。全14巻完結済み、その後「東京喰種トーキョーグール:re」に続きます。
階段途中のビッグ・ノイズ 越谷オサム
ジャケ買いしました。青春ロックバンド漫画。話は王道だけど面白い。キャラが表情豊か。ヒロインかわいい。
リトル・フォレスト 五十嵐大介
原作に忠実な映画も面白いのでぜひ。
スキエンティア 戸田誠二
– 男が惚れ薬を購入して好きな人に飲ませず自分で飲む『媚薬』
– 交通事故死した娘のクローンを産んで育てる『クローン』
そんな「魔法みたいな科学」を駆使する世界の短編集。おもしろい。
ギャングース 鈴木大介,肥谷圭介
「マンション建築はとにかく納期最優先だから現場の資材が盗まれても工事は止められない。現場検証入ったら工事が止まるので被害届けも出せない(だから窃盗のターゲットになりやすい)」とか「ヤバいものを車で運ぶ時は車内やトランクじゃなくボンネットに入れておけば安全度高い。検問ではそこまでチェックされないから」みたいな裏社会トリビアが満載。
若い犯罪加害者に10年以上取材を重ねているらしく、随所随所でリアリティがハンパないです。
裏社会モノの漫画ではありますが、賊行為で目的達成に向けて行動する中で仲間が増えていくストーリーは『ワンピース』に近いアツさがあります。
メイドインアビス つくしあきひと
設定がとっつきにくいですが、1巻を読み終える頃には世界観に馴染めます。2巻から冒険物語の本番という感じ。絵柄とは裏腹に結構ダークでシリアスな描写があってギャップがすごい。このちんちくりんのふわふわしたキャラたちがボッコボコのグッチャグチャにされたり精神が異常になったり体の部位を削ぎ落とされたりします。
読みながら寝落ちしたら高確率で面白い夢見れるので枕元に置いておきたい漫画。
アルスラーン戦記 田中芳樹,荒川弘
流浪の楽師ギーヴのキャラが飄々としてて良い。
ウメハラ FIGHTING GAMERS! 西出 ケンゴロー
プロゲーマーを題材にした漫画です。使うキャラの個性をうまく使いながら緻密な戦略で勝利をもぎ取る格闘ゲーマーたちのハイレベルな切磋琢磨。コンマ秒の世界観での攻防や読み合いは将棋の超高速版みたいで面白い。
プラチナエンド 原作:大場つぐみ, 漫画:小畑 健
『デスノート』でお馴染みの最強タッグです。天使とか出てきてぶっ飛んでるけど設定がガチガチに凝っててしっかり説得力あるからすごい。ざっくり言うと不幸な少年が幸せになるために生きる話なんですが、ちょっと文章では説明できない複雑さがあるのでとりあえず読んでほしい作品。ものすごく現代向きな話。めっちゃ面白いです。
考えることが好きな人はぜひ。きっと楽しめます。
シスタージェネレーター 沙村 広明
「何か集めてみたら女の子が主人公の漫画ばっかりだった」という理由でこのタイトルらしいです。短編集。- 『シズルキネマ』
- 『青春じゃんじゃかじゃかじゃか』
- 『エメラルド』
が好きです。あとがきも相変わらず面白い。
どうにかなる日々 志村 貴子
ここ最近読んだ漫画の中で1番秀逸なタイトル。
全2巻完結済み。
ふうらい姉妹 長崎 ライチ
奇人の平和な日常という感じで、読んでいると常識の感覚が歪んでいきます。
高床式少女 滝川いづみ
主に泣いてます 東村アキコ
超美人であらゆる男性を虜にしてしまう女性とその周囲を取り巻く面白人間たちのドタバタコメディ。
ボケもツッコミもギャグも天然もキレッキレ。予定調和を片っ端からぶっ壊して行くストロングスタイル。ネタを浴びすぎて読了後は脳があっぷあっぷでした。
全10巻完結済み。
楽園市場 RUNAKO
ドロドロしてて大人向けの漫画。一話完結型。毎回毎回ハッピーエンドだけじゃないのもいい。
全3巻で完結済み。
人間でした 百雷,きこのみ
西暦222x年、魂の移植が可能になった時代。なんやかんやあってサッカー部のイケメンの魂が1週間だけハムスターに移植されることになって、そこから始まる切ない青春ラブストーリー。ハムスターが表情豊かでかわいい。
1巻で完結。終わり方がちょっと意外でした。
クミカのミカク 小野中彰大
本来は食事をとる必要のない異星人、クミカが地球のいろんな美味しいものを堪能する変則的なグルメ漫画。クミカは美味しいもの食べたら触手が光ります。どんな設定だ。
登場人物みんな優しいのでほっこりした気分で読み進められます。
ハスク・エディン 如月 芳規
え、その人死ぬの?! って感じで主要っぽいキャラがポンポン死ぬ珍しい物語の運び方。キャラに思い入れが生まれたぐらいのタイミングで戦死するのでああ……。ってなります。なんかもう全体的に哀しい雰囲気。内戦、少年兵、悲壮感。やるせないけど割り切るしかない。
「知っています。私たちはただ、最善の過ちを選択し続けることだけなのですから」
- 青の祓魔師
- ブリーチ
- 進撃の巨人
- 鋼の錬金術師
あたりが好きな人は多分これも好きです。
全4巻完結済み。
左利きのエレン かっぴー
ストーリーが濃厚なのでどっぷり読まされました。夢を追いかけている人や仕事に忙殺されて目標を見失いがちな人にはきっと刺さるはず。
キャッチコピーがまたいいですね。「天才になれなかったすべての人へーー」
ホリデイラブ こやま ゆかり,草壁 エリザ
ONE OUTS 甲斐谷忍
今までに読んだ野球漫画で一番好きかもしれない。球速は130km/hに満たず、変化球も全く投げられない男が心理戦かつ頭脳戦に持ち込んで勝利を重ねていくストーリー。
- 主人公が悪党
- ルールの裏をかく
- 努力と根性が報われるとは限らない
と、スポーツ漫画のセオリーを完全に無視した作品です。
最後まで面白いですが特に4巻が無茶苦茶で最高。
虫籠のカガステル 橋本花鳥
人が凶暴な虫になる奇病。そしてそれを駆除する駆除屋のお話。7巻完結済み。
魔法少女なんてもういいですから。 双見 酔
のほほんとした空気の日常系漫画。変な生き物はセクハラするしお父さんは社畜だし魔法少女に変身するとなぜか水着になるしと、細かい設定が面白い。
あとかゆいところに手が届くような言い回しが多くて読んでて気持ちいいです。
僕のヒーローアカデミア 堀越耕平
いろんな個性を持ったキャラが居て賑やか。まさに王道少年漫画。とはいえただ単に攻撃力が高けりゃ優れたヒーローになれるってわけでもないのがまた良くて、大人でもワクワクして読めます。会話の間の取り方とかが玄人っぽいのも良い。
1巻1巻のボリュームがあるのでガツンと読みごたえがあります。
源君物語 稲葉みのり
「まずはこの牛乳嫌いを治す。そして女とヤリまくる!」「今日から私の研究対象になれ」
美人の叔母と同居して「源氏物語から女性の口説き方を学ぶ」というなかなか面白い切り口のハーレム系。
多数の女の子を口説いて目指すは14股。リビドー真っ只中の中学生の妄想をそのまま漫画にしたような作品。
バイナリ畑でつかまえて 山田胡瓜
心臓をそっと掴まれるような胸キュンエピソードや、全力で同意できるようなあるある話なんかをインターネットを主軸に展開しています。とても好みな作風。もっと読みたい。
アリスと蔵六 今井哲也
弓矢や鉄球でドカドカ攻撃してくる魔法少女たちに対してゲンコツぶちかまして「危ねえだろうが!!」って喝入れたり、魔法少女も魔法少女で怒られたら普通に反省したりしてて面白い。
設定やストーリーは完全に想像力の向こう側。時間軸や時空やありとあらゆるこの世のことわりや常識や倫理観をどんどん超えていく。
日常モノかと思ったらハチャメチャモノかと思ったら能力バトルモノだったと思ったらめっちゃ深いファンタジーだったみたいな、読んでて脳の処理が追いつかなくなるような不思議な恍惚感を覚えました。
頑固オヤジの蔵六の職業がまたかっこいいのですが、それは読んでからのお楽しみで。
クロエの流儀 今井大輔
非常識なやつらを武士口調で叩っ斬るフランス人女子高生が主役です。とにかくインパクトが強くて、この漫画のページをスクショしたつぶやきがTwitterでめっちゃRTされてよく話題になってます。「お客様は神様ですって言葉知らねーのか?!」
「知らぬ。全知全能なら自分で作れ」
などのセンスある返しが盛りだくさん。
やる気クエスト 岡野純,佐々木正悟
うみべの女の子 浅野 いにお
胸をチクチク刺激される美しいエロ本。浅野いにおさん、読者の情緒を不安定にさせるスキルが高すぎる。2巻完結なのですが1本の映画を観終えたときのような読了感でした。
それでも僕は君が好き 徐譽庭,絵本奈央
クズい主人公の男性が過去の恋愛をオムニバス形式で回想する話。ちょっとしたすれ違いで好きな子を傷つけてぶち壊したような恋愛が多く、読んでいるとMP削られます。けど読んじゃう。
絵が透明感あってきれい。7巻で完結済み。
僕たちがやりました 金城宗幸,荒木光
ギャグセンスが高くて、かと思えばシリアス路線に引き込まれていたり。やけに現実的。ドラマみたいだなーと思っていたらドラマ化されてました。
全9巻完結済み。
とんがり帽子のアトリエ 白浜鴎
画力めっちゃ高い。コマ割りが芸術的。読んでてなぜか懐かしい気持ちになるのは僕だけでしょうか。
透明なゆりかご 沖田×華
産婦人科の日常を描いた漫画。ほんわかしたタッチの絵に油断してたら食らいました。産まれてすぐに愛される子がいる一方で、堕胎や虐待や捨て子や不妊治療などのどんよりしたどんよりしたリアリティを突きつけられます。
ホクサイと飯さえあれば 鈴木小波
武士言葉を話すウサギのぬいぐるみと、料理好きの漫画家コンビの日常系クッキング漫画。読んでいると手の込んだ晩御飯を作りたくなります。ホクサイとおいしいご飯。これだけあれば人生楽しい。全てを楽しめばいいのだ。
あとこの漫画、なんかフォントがかっこいいんですよね。
シンメトリーズ シバユウスケ
作者あとがきにあった以下の文章に笑いました。
当初「双子にしちゃえば、キャラデザ一体で済むじゃん!一石二鳥!」と思って作り出したこの漫画が、こうも作者の脳を活性化せざるを得ない、脳トレのような漫画になるとは思いませんでした。
さらば佳き日 茜田 千
毎話毎話胸がキュッとなるシーンがあります。そして光の描き方がめちゃくちゃ胸にクる。
ぼくらのよあけ 今井哲也
学校での出席の取り方が近未来的だったり、オートボットのナナコのビジュアルが秀逸だったり。この作者の方、想像力も知能も表現力も段違いですごい。
スピリットサークル 水上悟志
ちょっと掴みにくい設定ですが、読み進めると止まらないレベルで面白いです。相変わらず濃厚なストーリーをコンパクトにまとめててすごい。スーファミのライブアライブとかクロノトリガーが好きな人は絶対読むべき。
4巻が最高。6巻はもっと最高。あとがきもまた興味深い。
相変わらずキャラ同士のやりとりが面白くて。特にルンがいいキャラしてます。
マンガで分かる肉体改造 糖質制限編 ゆうきゆう,ソウ
ひたすらボケっぱなし。毎ページなんかしらのボケやネタを放り込んでくるので面白おかしく糖質制限について学べます。小林さんちのメイドラゴン クール教信者
異世界人とのドタバタ日常コメディーもの。ひたすらかわいい。あそびあそばせ 涼川りん
ノー知識で手に取ったのですがまさかギャグ漫画とは思いませんでした。2巻でクワガタ使って鍵開けるシーンの発想とか頭イカれてると思う(褒めてます)。
スピナマラダ 野田サトル
アイスホッケーを題材にした漫画。泣けるし笑える。スラムダンク位の巻数まで展開できそうなのに、6巻でコンパクトにまとまってます。胸熱シーンでも容赦なく笑えるコマを入れてくるから不意打ちで声出して笑ってしまう。
ドンケツ たーし
圧倒的暴力。強い奴が偉い。シンプル。
展開が面白く、さらに文字が少ないのでテンポ良く読めます。