東海道新幹線のS Work Pシートに乗ってみた

九州に出張が決まり、久しぶりに東海道新幹線に乗ることになりました。そこで見つけたのが「S Work」という仕事向けの車両。コロナの影響でリモートワーカーが増えて、新しく提供されたサービスだそうです。気になったので試してみました。

S Work Pシートを選んだ理由

  • 通常の普通車やグリーン車とどう違うのか気になった。
  • 小倉から名古屋までの約3時間、1200円の追加料金でどれだけ快適に作業できるか検証したかった。
    • 結論:払う価値ありでした。

S Work Pシートとは

  • 基本情報
    • 料金:普通車の料金に+1200円。
    • 座席の特徴:
      • 3列シートの中央席(B席)を潰してパーティションが設置されている。
      • 広々としたスペースで、隣席との距離が確保される。
      • PC作業に最適化された2段階式のテーブル。
      • コンセント完備。
  • 利用方法
    • Smart EXやみどりの券売機で「S Workシート」を選択するだけ。
    • 普通席からの変更も可能
      • 今回僕の場合は、小倉駅でみどりの窓口を利用して復路の便を変更しました。
        • 窓口で追加料金の1200円を払うだけ。

実際に東海道新幹線のS Work Pシートに乗ってみた体験レポート

こんな感じで3列シートのB席が潰されてパーテーションで区切られています。

座席の感想

  • 座り心地は普通席とほぼ同じ。
  • 広いスペースがとにかく快適。
  • 他の乗客も「モバイル端末を使って仕事をするぜ」という層の人が多く、タイピング等の作業音が許容される雰囲気が醸成されている。
ミーティングや通話もOKとのこと。

作業環境としての良さ

テーブルが二段階式で引き出せるようになっています。
これは一回普通に引き出した状態。
二段階引き出したらこんな感じ。リクライニングしてても快適に作業ができます。
    ドリンクホルダー付きサイドテーブルはこんな感じ。
  • ノートPCの使用感とスペース感
    • テーブルが広くて安定感がある。
    • ドリンクホルダーやサイドテーブルが便利。
    • おーいお茶とカツサンドをサイドテーブルに置いて飲食しながら作業、とかも余裕でできる
      • 普通車だと一口かじったカツサンドを膝の上に置いてそのままタイピングしたり、ペットボトルの飲み物を前方座席の背面ネットのところに突っ込んでおいて飲むたびにMacBook Proをちょっと畳んだり、その動作の際に膝の上に置いたカツサンドが落ちないように気をつけていたりしていたけど、それに比べるととても人権があるなあと思いました。

設備の使い勝手

コンセント完備で長時間のPC作業でも安心。

Wi-Fiは一応あるけど速度や安定性は微妙。ないよりマシレベル。僕はテザリングを使用していました。


グリーン車との比較

  • 総合的な快適さではグリーン車が上。
  • プライバシーと作業のしやすさではS Work Pシートが勝る。
  • リラックス目的ならグリーン車、仕事目的ならS Work Pかなーと思います。


まとめ


S Work Pシート、1200円の追加料金でこれだけの快適さを得られるのはとても良い選択肢だと思います。特に今回みたいな取材仕事で、取材先で得た情報を脳内に鮮度が良い状態で残っているうちに集中して整理しておきたい、みたいなシーンでは今後もガンガン活用したい。

  • ビジネスマンやワーケーション利用者
  • プライベート空間を求める人や長時間作業をする人

には特におすすめ。興味ある方はぜひ一度試してみてください。

ちなみにこの記事もS Work Pシートに乗車中に書き始めて投稿まで終えることができました。やったぜ。

おまけ:一緒に持って行くと便利なアイテム3つ

今回S Work Pシートで仕事する際に持って行って便利だったアイテムは以下の通り。

高性能なノイズキャンセリングヘッドホン。出発前は「かさばるし、いつも使ってるAirPods Proでいいかなー」と思って置いていく寸前だったのですが、持ってきて正解でした。新幹線のロードノイズや、周囲の会話を全部消してくれる。長野→九州の移動で8時間ぐらいぶっ通しでつけてても耳が痛くならない。

めっちゃ小さいのに65Wの出力ができる充電器と、PD対応のケーブル。MacBook ProもiPhoneもモバイルバッテリーもヘッドホンも全部これで充電できます。