苦悩と日々とど幸せ

海外をふらふらするのをやめて、拠点を日本に戻して作曲漬けの生活を送っておりましたが、1年以上にわたって私の生活のど真ん中にあったのが、今回の神門君のアルバム『苦悩と日々とど幸せ』です。

神門君から全曲プロデュースのご依頼を頂いてから「この作品を完成させるまではマジで死ねないな」と強く思って、車の運転をするときは今まで以上に安全に気を配るようになり、飛行機に乗るときはシートベルト着用サインが消えてもシートベルトを付けっぱなしにするようになり、外食を減らして自炊を始めて体にいいものを食べるようになったり、街歩いてるときに怖そうな人には絶対目を合わせないようにしたり、普段遊んでるときに無茶してもその後の制作に影響が出ないように両腕だけは絶対大怪我しないようにしたり、最悪自分に何か起こって連絡が取れなくなったりしたときのために制作のデータは定期的にバックアップとって自宅、実家、友人の家その1、友人の家その2にそれぞれハードディスクを預けてバックアップのバックアップのバックアップのバックアップ…って今書き出してたらもう強迫観念症レベルのビビリっぷりで「俺は一体何と戦っていたんだ…」って感じなんですけど、きっと自分自身と戦っていたんだと思います。(突然のドヤ顔)

話が大きく脱線しました。

今回、トラックメイクからレコーディングの立ち会い、ミックスダウン&マスタリング後の聞き込み、エンジニアさんとのやりとり、言い回しの確認など、とにかく、自分にできることを全部やらせてもらって、自分の中の全存在を注ぎ込みました。最終の確認に確認を重ねて、これ以上ないレベルの自信作となった時点でGOサインを出して、自分も神門君も納得して、入稿。それが8月末。

そして今日、神門君と会ってプレスされた製品を受け取って、3周聴いて、今。

良い仕事した!

と思える作品に仕上がっています。トラックメイカーでよかった。神門君と一緒に仕事できてよかった。生きててよかった!

アートワークはhinemosから前田大介さん。今回も間違いない。ありがとうございます!

発売日は9月17日。早いところでは明日16日から店舗に並んでいるので、ついに世に出るんだなあっていう感慨深さを肴にお酒飲みます。前祝いだ!

昔は強く思っていた、
売れへんかったら辞めたるわ! という投げやりな決意が今回の制作中に
売れへんかったら売れるまで続ける! という覚悟に変わり、
あ、これは絶対にめちゃくちゃ売れる という確信に、今ワクワクしているところです。

是非聴いてやってください。よろしくお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です