一生忘れられない記憶に残るような美味しいものを食べたことありますか? 僕は昨日食べました。幸せすぎて死にそうになりました。
というわけでクリスマス限定ディナーでフランス料理のフルコースを食べたときの話です。彼女と川越のハツネヤガーデンに行ってきました。
看板。
趣がある石畳。
中庭ある。紅葉が少し残っていて綺麗。
着席!
和の建築美と洋のインテリアが最高。
食器可愛かった…!
特にナイフがシュッとしてて「斬魄刀みたいでかっこいい。ほしい」という話をしました。
高級レストランでも物怖じせずいつも通りビール!
良いことで満たされた今年1年に乾杯!
さて、食べます。
蝦夷アワビのコンフィ。
コンフィというのはオイルで低温で煮る料理のこと。高温で揚げずに低温で煮ることによって食材を柔らかく仕上げることができ、さらに保存性が高まるらしいです。
火が通っているのに生のままの食感。噛んで「柔らかい」と思ったときにはすでに旨味を感じていました。きっと歯ごたえとか脳までの旨味の到達速度とかまで緻密に計算されてるすごい一品。
ソースとパリパリのやつ(説明してくれたけど忘れた)とアワビを合わせて食べると感動が半端ではなくて、本当に、美味しい。こんなすごい調理法があるのか。コンフィ、今度作ってみよう。
ラングスティーヌと縞海老のクリュ。
「縞海老以外の文字列の意味が全くわからん」と脳が一瞬フリーズしましたがラングスティーヌはそういう種類のテナガエビの名前、クリュは「生」という意味らしいです。
ソースがとても華やかな味で、虹を食べたらこんな味がするだろうなと思いました。口の中が豪華で楽しい。にぎやか。
白ワイン一択!
ワインを傾けながら「いつか猫3匹飼いたい」「3匹かー。いいなー。絶対楽しいなー」という話をしました。彼女はこういう、想像するだけで楽しい話題をよく投げてくれます。
鴨とフォアグラのキャベツ包み。
うっとりするような柔らかさでエロい食感。ずっと口に入れていたい。
赤ワインですよね。
話題はこの先どこでどんな生活を送りたいかとか、そういう楽しい話へ。いつかは大阪に戻るのかもしれませんし、一緒に世界をふらふらしに出かけるのかもしれません。どうなるんでしょうね。できれば今ののんびりした自由な感じは維持したいなあと思う。
いちじくとくるみのパン。おいしいおいしい。
平目のムニエル。
これソースがオマール海老を使ってるらしくて、ソースと絡めて口に運ぶたびに「こんばんは。オマール海老です」って挨拶されていると錯覚するぐらい濃厚なオマール海老の味がします。
この日初めて知ったんですけど、味覚にこれだけ濃厚な信号がインプットされると他の感覚にも影響するみたいで、僕の場合は視覚に干渉してきました。具体的に言うと口の中で「こんばんは。オマール海老です」の挨拶をされるたびにオマール海老の映像が脳内に映し出されるということが起きました。ただ僕はオマール海老が動いているところなんて見たことがないので、そういう場合はどうやら似た映像で補完されることになるらしく、UFOキャッチャーで伊勢海老取れるやつあったじゃないですか。あの筐体が置いてあるゲームセンターが脳内で鮮明に映像化されていました。
そんなトリップを味わえる美味しさです。伝わりますかね。伝わってませんよね。自分でも何言ってるかよくわからないです。
ワインもどっち飲めばいいのかわからなくなったので赤白の二段構えで応戦しました。どっちも合う。ピント合ってないからおそらくちょっと酔ってきてる段階。
赤ワイン、グラスをくるくる回して目をつぶって香りを確認した後にひとくち飲んで「うん。樽のいい香りがする」って言うと通っぽく見えるので試してみてください。
蝦夷鹿のロースト。
ジビエのクセを活かした大人の味。赤ワイン進む。鹿、うまい。
お肉のメインは2種類から選べたので彼女の分は和牛フィレのグリエ。
これ、ひとくちもらって食べた瞬間に絶句しました。今までの人生で食べた肉料理の中で一番うまい。ほっぺた飛んでいきそう。美味しすぎてちょっと涙出た。今日来てよかった。この世にはまだまだ想像を超えてくる美味しいものがいっぱいあって嬉しい。
お口直しに青林檎のソルベ。さっぱり。
最後はデザートの京都丹波山和栗モンブラン。クリスマス感!
そんな感じでした。
ほんと、一生忘れられない記憶になるぐらい美味しかったし楽しかったです。「またここに食べに来れるように頑張るぞ!」って思いました。がんばりましょう。
ちなみに去年のクリスマスは焼き鳥を食べに行ってました。
一昨年のクリスマスはパンケーキ作ってました。
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