キャピたん!
El Capitanの由来はヨセミテ国立公園の中にあるデカい岩の名前らしいです。エル・キャピタン。毎回キャプテンって読みそうになる。
というわけで人柱覚悟でMacの最新OS X 10.11 El Capitanをインストールして早1週間が経ちました。トータルで言うとかなり快適です。今のところ特に不具合もありません。
便利だなーって思った機能や気付いたことなんかをまとめておくのでアップデートしようか迷っている方はよかったら参考にしてみてください。
パフォーマンスがめっちゃ良くなってる
何はともあれ気になるパフォーマンス。
1週間使ってみたところSafariでのウェブブラウズやFinderの操作など全ての動きがYosemiteよりもかなり速くなっている印象で、サクサクです。一安心。
Appleのサイトの案内によるとこのぐらい高速になったらしい。体感速度でも新しいモデルのMacに買い換えたと錯覚するような速さです。
ソフトも問題なく動作中。Ableton Live、MarsEdit、Lightroomなど、使用しているソフトはEl Capitanにアップデート後も問題なく動作しています。よかった。
あとオーディオインターフェースのZoom TAC-2も問題なく動作中。ZOOM社のサイトでも対応済みのアナウンスが出ています。
Mac OS X El Capitan対応状況について | Zoom
メモ帳がEvernoteを葬る勢いの進化を遂げてる
メモ帳が超パワーアップ。文字だけじゃなくて写真、Webクリップ、ラジオボタン、手書きの文字などもう何でもかんでも詰めこめるようになってます。
あと左にスワイプするとメモを削除できるようになりました。削除されたメモは「最近削除された項目」ってところに一定期間残った後に完全に消えるみたいです。
ライブ変換で日本語入力が捗る
今回のアップデートの中で1番インパクトがありました。
これまで日本語を入力する場合は単語や文節ごとに毎回スペースキーを押して変換&確定する作業が必要でした。が、El Capitanからはこの作業から解放されます。
長文を入力していくとどんどん自動で変換してくれるのでほとんど変換ボタンを押す必要がありません。
ライブ変換が導入されてから日本語を入力するのがとても楽しくなりました。文章入力する機会が多い人はアップデートするときっと幸せになれます。話すようにタイピングできる感じ。
使い始めは打った文字が勝手に変わっていくのに違和感があってとっつきにくかったのですが、ここで新しい機能をオフにすると機械の進化に人間がついていけてないみたいな感じの敗北感が出て癪なので意地で使い続けました。2〜3時間もかからないうちに十分慣れます。むしろもうライブ変換なしじゃ生きていけない。
ちなみにライブ変換が必要ない人はシステム環境設定→キーボード→入力ソースでちょっとスクロールして「ライブ変換」のチェックを外すと無効化できます。
ライブ変換の不満点としては変換ミスが生じた時に修正するのがちょっとめんどくさくて、矢印キーやトラックパッドを使って修正したいところまで戻る必要があります。結構だるい。
あと例えば「一週間」って打ちたい時に「いっしゅうかn」の状態で変換しようとしたらうまく変換できなくなったのが辛いです。「一周かn」ってなる。これなんとかしたい。誰か解決法ご存知でしたら教えてください。
2016年1月20日追記:なんか気づいたら最後がnのままでも変換できるようになってました。多分マイナーアップデートで修正されたんだと思います。
マウスカーソル見失ったらシェイクすればデカくなる
マウスカーソルがどこにあるかわからなくなって「カーソルどこやねんオイ!」ってなったときにするガーって激しく振るあの動き。あのアクションをするとマウスカーソルが巨大化するようになりました。10倍ぐらいの大きさになるのですぐ発見可能。よく迷子にしちゃう人にはありがたい機能ですね。
僕はひとりで「マウスカーソルが…でっかくなっちゃった!!」ってやって遊んでます。
この機能がいらない人はシステム環境設定→アクセシビリティ→「マウスポインタをシェイクして見つける」のチェックを外すと無効化できます。
Split Viewでアプリを左右に並べて作業できるよ
最大化ボタンを長押しするともうひとつのアプリを選べるモードになり、2つのアプリを左右に並べてフルスクリーンで表示できます。
ウインドウをドラッグすれば左右を入れ替えることができるし、アプリの境目をドラッグすればそれぞれの幅を変更することも可能。
ただこのモードに入ると4本指スワイプでデスクトップを表示するジェスチャーが効かなくなって悲しい。
あとこの機能はBetter Touch Toolsに同じものがあってそっちの方が便利&使い慣れているので個人的にはあんまり恩恵なかったです。たぶん今後も使わない。
Safariがパワーアップしとる
Safariがいろいろ便利になってます。
タブの固定
わかりにくいスクリーンショットですがこんな感じでピン留めできます。やり方はタブをドラッグして左に持ってくる or タブで右クリック→「タブを固定」。
ピン留めしたタブを閉じたいときは右クリック→「タブを閉じる」。ショートカットキーのcommand+Wでは閉じることができないので間違って閉じることがないです。
地味に便利。1GB超のパラデータをギガファイル便で送りながらネットサーフィンする時に使います。
タブの音量のミュート
音を消したいページのタブで右クリック→「タブを消音」。
いきなり音が鳴るサイトの音を消したり、Youtubeを一時的に消音にしたりできて良い。
YouTubeが一瞬で再生される
Flashの読み込みが速くなったのか、Youtubeで動画開いて再生するまでが爆速になってます。
フォルダ内のブックマークをまとめて開くと新規タブで開いてくれるようになった
複数のブックークをまとめてフォルダに入れている場合、command +クリックでそのフォルダ内のページを全部まとめて開くことができます。
この機能、以前までは現在開いているページから移動してページを開いていたのですが、現在のページを残したまま別タブで開くようになりました。
よく使う機能で、もともと「別タブで開いてくれ」とずっと思ってたので個人的にはこれ超うれしい。
command+数字 で対応するタブに飛ぶようになった
例えば「command + 3」のショートカットキーだと以前までは「ブックマークバーの左から3番目のページを開く」という動きだったのですが、これが数字に対応するタブを表示するようになりました。
僕は以前の数字に対応するブックマークを開く方がいいのでSafariの設定→タブで「⌘ + 1から⌘ + 9でタブを切り替える」のチェックを外して変更しました。
Mission Controlで開いているウィンドウ全部表示できる
こんな感じ。
今までは一つのアプリにつき一つのウィンドウしか表示できなくて、例えばSafariで複数のウィンドウを開いていたらそのウィンドウを重ねて表示するようになってたので「その裏側のやつを開かせろ!」ってなることがあったのですがそのストレスがなくなりました。
ディスクユーティリティがやたらシンプルになっとる
すっきりしましたね。
First Aidってやつを試してみました。クリックするとディスクのエラーがチェックされ、必要に応じて修復されます。ディスクの容量にもよりますが数分で完了。
TODOの「後で」のオプションが増えてる
地味だけど嬉しい。今までは「後で通知」で15分後に再通知する選択肢しかなかったはず。
その他
- 気のせいかもしれないですがiTunesの音質が良くなった気がします。なんかすっきりした感じ
- 読み込み中の時のレインボーカーソルがフラットデザインになっとる
- メニューバーが隠せるようになりました。時間常に表示しておきたいので使わない
- 写真アプリが新しくなったらしいけど僕はLightroom使ってるので別にいらない
- フォントがSan Franciscoっていう名前のやつに変わって違和感。数日で慣れました
- PDFファイルを開くスピードがめっちゃ速くなってる
まとめ
以上、MacのEl Canpitanを使ってみた感想でした。
全体的に便利になってるしパフォーマンスも良くなっているしiPhoneやiPadとの連携もさらに強固になっています。かなりいいアップデートでした。
というわけでYosemiteにせずMavericksのままにしていたサブ機のMacbook Air Mid 2011にもEl Capitan入れます。
追記:入れました。今の所快適です。
毎日使うものが便利になるのは嬉しいですね。今月末に書籍も出るみたいなので詳しく勉強したい方はこちらをどうぞ。
今回のアップデートで最近型のMacbook 12インチもかなりサクサクになったらしいので買い替えも検討中。
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