ここ数年で、仕事で得た収益の使い方が少し変わってきました。
全部使う→ある程度置いておいて、残りを全部投資に回す
以前は「収益はすべて次の仕事や設備、自分自身に投資する」という考え方で、躊躇なくすべてを投資に回していました。
上の記事を書いてから10年近く経って、当時とは環境や家族構成やライフスタイルが変わりました。
- 家や車などの修繕費
- 突然新しいことに挑戦したくなった時の予算
- 家族での旅行や帰省の費用
などをある程度残しておく必要があって、さすがに昔のような全ツッパはできなくなりました。大人になったなあと思います。「稼いだお金全部使うぞ!」の時期はマジで使い込んで「絶対返ってくるから! このガジェットはQOLを上げるから! この旅行は投資やから!」と、預金残高数万円台までチキンレースをしていた記憶があります。
今は当時みたいに「とにかく投資しなきゃ!」という感覚ではなくて、「いま取り組んでいる仕事の質を上げるために、どこにお金を使うのがベストか?」を意識して考えるようになりました。現状を見ながら最適なお金の使い方を模索している感じ。
ただ、「仕事で得たお金を、また次の仕事のために使う」というマインドは変わってません。
Podcastの収録で得たお金を使って、吸音材を買い足す
少し前に、Podcastの収録をする仕事の依頼がありました。自分の部屋で人の声をレコーディングするのは初めての仕事です。なんやかんやうまくいって、報酬が入り、今後も継続する運びになりました。
そこで、頂いた報酬を使って吸音材を買い足しました。





投資の中でも機材や環境への投資の費用対効果は高い上に楽しくて、作るものに良い影響があると確信しています。吸音材を増やせば音の反響が減り、よりクリアな録音ができるようになって、それがそのまま作品のクオリティに繋がって、一緒に仕事をしている人がハッピーになって、その結果として次の仕事につながる。オケ屋が儲かる。
最初は「ちょっと追加すれば十分かな」と思っていたのですが、ふと「仕事が続くたびに吸音材を増やして、部屋全体が吸音材に覆われたらどうなるんだろう?」と想像した日から変なスイッチが入ってしまいました。
壁も天井も吸音材に包まれた、まったく音が反射しない空間。田舎の自宅スタジオで、そんな完全デッドな部屋で録音ができるようになったら。考えるだけでも楽しみ。

仕事をしながら、仕事の環境を整えていく
そんなわけで、仕事をしながら少しずつ環境を整えていくのは本当に楽しいなーというお話でした。
ただお金を貯めるだけではなく、次の仕事のクオリティを上げるために使うことで、作るものの質も上がって、自分の満足度も高まっていく。
たぶんこのサイクル、ずっと続けていくと思います。
仕事をしてお金を得たら、またそれを次の仕事のために投資していく。今回のPodcastの仕事が、次のPodcastをさらに良くして、その先の何かにつながって、人生がなんとなくいい感じになっていく。
この流れがどこまで広がっていくのか、自分でも楽しみです。

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