映画「ある精肉店のはなし」観てきた。観てよかった

と‐ちく【×屠畜】
[名](スル)食肉用の家畜を殺すこと。

とちくじょう【屠畜場】
食肉に供するために、屠畜・解体処理などを行う施設。屠場。

「ある精肉店の話」公開2周年アンコール上映 at ポレポレ東中野

屠畜(とちく)を題材にした映画を観に行ってきました。映画のタイトルは「ある精肉店のはなし」。11月29日、いい肉の日から1週間のアンコール上映とのことです。

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映画館はポレポレ東中野。

「ポレポレ」はスワヒリ語で「ゆっくり、ゆっくり」って意味らしい。

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前売り券は立ち見席含めて完売。入り口前には開場を待つお客さんでいっぱい。

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しかし僕の彼女はデキる女なのでオープンと同時にチケットを買って1番&2番の整理券をゲットしていました。すごい。

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チラシ。

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チラシの裏。

「ある精肉店のはなし」は牛を育てて、屠畜して、そのお肉を売って暮らしている家族のドキュメンタリー映画です。大阪府貝塚市に実在する精肉店に密着した記録。

「ある精肉店のはなし」観てよかった

突起のついたハンマーで眉間を一撃。

作中に牛を割る瞬間の映像が出てきます。これがもう凄まじいインパクトがあって、今年見た映像の中で一番印象に残った数秒間でした。

牛を「割る」というのは魚や鳥で言うところの「〆る」こと。対象が牛のときは「割る」と言うらしいです。知らんかった。

割られた牛は家族4人の職人技で次々に解体されていきます。ロース、肩ロース、モモ、ミノ。ハツがまだ動いてる。皮の下にはこんなに脂があるのか、と思っているうちにさっきまで歩いていた牛が肉のパーツになってゆく。画面越しに血の匂いが漂ってきそうな現実感。肉を捌く音ってレコードノイズに似ているな、と間の抜けたことを思いながら見入っていました。

動物の生命を奪う事で自らの生命を永らえているという、当たり前のことに改めて気付かせてくれる映画でした。「いただきます」にこめる気持ちがこれまでよりも大きくなりそう。

「いのちを食べる」とか「部落差別」が主題なので全体的に道徳の授業感がある映画なのですが、暗くて重いイメージや退屈を感じることはありませんでした。主役家族の人間味が溢れているからだと思う。面白い映画です。おすすめ。

DVD化はされておらず、その予定もないとのことなので映画館でしか観ることができません。12月4日まではポレポレ東中野で上映されていますので東京近郊の方でお時間ある方は是非どうぞ。

おまけ

「祝(はふり,ほふり,ほうり)」という語句と、「屠る(ほふる)」ないし「屠り(ほふり)」という語句は語源が同じという説があるらしい。新しいことを知ったあとにWikipediaでその周辺のこと調べるの楽しいよね。

屠殺 - Wikipedia

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