ジビエ!
渋谷「ジビエノ小屋」で食べたことない肉を片っ端から食べよう
店先。かっこよさがある。
壁の感じやフォントが悪の組織っぽいですがちゃんとした飲食店です。
看板。いろんな肉が出没注意。
お通し。提供された瞬間に「えー! なにこれこわーい!」みたいなリアクションをしたところ、「こちらは普通の鶏のササミです」とのことでした。
メニューを見て食べたことないものを片っ端から注文。バトルスタートです。
まずは肩慣らし的にクマ。
焼いて食べます。味は付いてます。
味は赤身の肉! という感じで、ほのかに獣っぽい血の後味がします。思っていたよりクセはなく、多分どんぐりとか食べてるからだろうという総意でした。
アナグマです。イタチ科アナグマ属なのでさっき食べたクマとは全く別の生き物。今画像検索したら結構可愛い感じのビジュアルでウッ、食べちゃったごめんってなりました。
ほぼ脂なので焼くと炎上します。
食べると「こんにちは!!! アミノ酸です!!!」という主張の強い旨味が舌を経由して脳に伝わり、その後獣臭さの後味が追いかけてきます。うまい。クセは強く、味の方向性は違いますがマトン苦手な人はアナグマも苦手だろうなと思います。
個人的にはこの日食べた中でアナグマが一番好きです。強烈に記憶に残る味で、半年後ぐらいに「アナグマもう一回食べたい」ってなりそう。
これはキジです。
焼くと普通に手羽先感。
脂身が少なくとても噛み応えがあります。噛めば噛むほどあっさりした上品な味が口の中に広がり、噛みながら「出汁とって鍋にしてみたい」とか「生で食べてみたい」と想像力を刺激してくる力があります。
ほのかに野生っぽい風味がありますが嫌いな人あんまりいないと思う。僕は毎日食べたい。ジビエ入門編に良さそう。
カラスです。足の先が黒い。メニューには「都会のカラスじゃないですよ」という説明文がありました。
10人いたら7人ぐらいは無理って言いそうな味。かじった瞬間にガツンとワイルドな味が鼻腔をつき、「いやいやお前鳥なのになんでこんな肉肉しい味するの」という感想に包まれました。
熟成肉のようなズーンと重い後味で、しかもそれが長い時間残ります。他の肉との食べ比べに影響するので後の方に食べるなり赤ワインでリセットするなりした方がいいでしょう。
判定の結果、1回食べたらもう食べなくていいで賞を受賞しました。おめでとうございます。
姫飯匙倩(ヒメハブ)。ヘビです。
魚類と鳥類のちょうど間をとったような味がします。淡白。キジと並んで入門編として注文すると良さそう。ただゴリゴリした骨が多いので注意。
店員さんに確認してないですが骨ごと食べるものなんだろうと思って骨ごといきました。ギリ噛み砕けます。今までの人生で食べた骨ごとイケる食材の中で一番硬かったです。あんなニョロニョロしてるのになぜこんなに骨が硬いのか謎。
普通の牛肉もあります。
最後に食べるとやっぱり普通の牛肉が一番うまいですねという話になります。海外旅行から日本の自宅に帰ってきたときのような安心感。うまい。
デザートの白玉あんみつで〆。1個頼んで2人でシェアするとちょうどいい分量でした。
まとめ
日本酒は升で提供されるぞ。
そんなこんなで飲んで食べてひとり7500円ぐらい。4人ぐらいで行くといろんな種類のをちょっとずつ食べられるのでおすすめです。
ジビエノ小屋 渋谷百軒店
場所:東京都渋谷区道玄坂2-18-14 日美ビル
TEL:03-6455-0208
コメントを残す