- 鎌倉に行きたいけど微妙な距離感なので日帰りではなく1泊2日で行きたいなあ
- そうは言っても2日間も鎌倉でやることがないなあ
というジレンマがあると思います。というわけで今回はそのジレンマをぶっ壊すために鎌倉でできるおもしろ楽しいイベントを作って小旅行に行ってきました。
馬鹿なので例によって後先考えずに行動してその結果タイトルにある通り2日間鎌倉で遊ぶつもりが2日目に当初の候補にすら上がっていなかった檜原村というわけのわからないところに行っていますがそれも含めて備忘録を残しておきます。
鎌倉到着

到着早々「鎌倉ビール」という文字列が目に飛び込んできて車で来たことを後悔するなどしました。

気を取り直して町歩きです。鎌倉、観光地って感じで浮き足立つ雰囲気で良い。


駅。鎌倉駅のフォントめっちゃかっこいい。このフォントで表札作りたい。
OXYMORON(オクシモロン)で美味しいカレーを食べよう
で、腹が減っては観光ができぬので飯にします。
鎌倉、色々おしゃれなお店や美味しそうなお店があって迷うのですが今回は彼女が見つけてくれたおしゃれで美味しそうなOXYMORON(オクシモロン)というカレー屋さんに突撃してきました。

入り口に飾ってあるものがすでにハイセンス。

水飲む用のグラスが変な形でシャレオツ!

こちらは僕が頼んだ本日のカリーです。トマトチキンカフィアライムカリーというやつ。
中辛でお願いしたところ舌ではあまり辛さを感じなかったのですが尋常じゃない量の汗をかいたので「いつから中辛だと錯覚していた?」みたいなことが起こっていた可能性があり、コクがあるのにさっぱりしていて今まで食べたことがない感じの幻覚的な美味しさでした。こういうの作れるようになったらモテると思う。

こちらは彼女が頼んだエスニックそぼろカリー。スパイシーに炒めた豚そぼろに香草や大葉やネギや三つ葉が乗っていて「この組み合わせ、めっちゃ合うがな」ってなりました。いつか家でも真似して作ってみたい。

食後にレモンケーキとオレンジケーキを頼みました。正直柑橘系のケーキってあんまり好みじゃなかったのですがここのはめちゃくちゃ美味しくて永遠に食べていたかったです。
なぜあんまり好みじゃないケーキをわざわざ頼んだかというとここ最近一人で勝手に「普段選択しないものを選択しようキャンペーン」をやっているからです。キャンペーン大成功。美味しいものに巡り会えてよかった。
あとカレーを注文するとくるみの焼き菓子(写真右上)が付いてきてこれまたおいしい。鎌倉でランチに迷ったら何も考えずにオクシモロンに行ってください。

ちなみにピークタイムは10組以上の待ちが出ていますが店内にあるiPadから整理券が発行できる(しかも印刷される紙に記載されているQRコード or URLから待ち組数が確認できる)という素敵システムが導入されているので待ち時間に効率的に散策できてよかったです。

店内のインテリアも洗練されているし食器もいい感じだったので色々と刺激やインスピレーション的なものをいただきました。行ってよかった。

場所:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-38 2F
TEL:0467-73-8626
あと気になって店名の意味を調べたところネーミングセンスめっちゃあるなーという感想に包まれました。
Oxymoron:撞着語法。修辞技法のひとつ。「賢明な愚者」「明るい闇」など、通常は互いに矛盾していると考えられる複数の表現を含む表現のことを指す。
とのことです。またひとつ賢くなってしまいましたね。
鎌倉の「CRAFY」で結婚指輪をつくろう
さて、冒頭にも書いた通り鎌倉は「日帰りだとせわしないけど1泊2日だと持て余すだろう」という予感があったのでおもしろ楽しいイベントを入れ込みました。結婚指輪をつくりましょう。

というわけで「CRAFY」という結婚指輪の手作り工房へ。

こんな感じでサンプルを見ながらイメージを固めて

素材を選んで

曲げて

輪っかにして

溶接して

削って

叩いて

最終加工

するとこのようにめっちゃいい感じの指輪ができます。すごい!
僕は結婚指輪みたいな一生ものをそこらへんのブランドが扱っているものの中から適当に選んで済ませるみたいなことをしたくなくて、どうせずっと身につけるなら愛着が持てるようなものを持ちたい→手間と時間をかけてでも自分たちの手で作ろう! というめんどくさい思考回路を持った人間なのですが、ありがたいことに彼女も同じような思考回路を持った女性なので多幸感に包まれながら作業できました。
RPGとかだと指輪を装備すると魔法防御力が上がったりしますがあながち外れてないなという感想で、自分にとって価値のあるものを指にはめると日常の「楽しさ」とか「根拠のない喜び」みたいなパラメータがアップしました。おめでとうございます。
で、CRAFYで教えてくれる人がこれまた自然体で優しくて、お店を出た瞬間に「マジでここ来てよかったな!」って二人で笑顔になるぐらいでした。
結婚指輪を作りたい人はぜひ。東京にも支店がありますが、金属を曲げたりカンカン打ったりして最初から最後まで自分の手で作れるのは鎌倉店だけとのことです。
場所:〒248-0011 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1丁目9−18
TEL:0467-55-9073
食事処「秋本」でしらす丼を食べよう

指輪を作る頃には陽も落ちかけていました。飯にしましょう。

食事処「秋本」へ。

どっさりと釜揚げのが乗ったしらす丼で優勝しました。しらすと土佐醤油めっちゃ合う。「鬼に金棒」みたいな感じで「しらすに土佐醤油」っていうことわざ作るべきだと思う。
鶴岡八幡宮



鎌倉駅から徒歩圏内に鶴岡八幡宮という雰囲気のいい神社があります。

てっぺんの本堂から町を見下ろすと気持ちいいので絶対行こう。

あと歩きながら空を見上げると鳶がヒョロヒョロ鳴きながら飛んでておもしろい。
宿泊@大磯プリンスホテル
散々遊んであとは寝るだけ。今回の宿は大磯プリンスホテルというところへ。
鎌倉からは車だと海沿いを走って1時間かからないぐらいです。



リニューアルしたてでめっちゃ綺麗&全館禁煙&スタッフさんの対応レベルめっちゃ高くてとてもいい宿でした。部屋からの景色も綺麗で文句なし。

あと枕元のコンセントに加えてUSBあるの顧客目線でめっちゃいいなと思いました。ケーブルだけ持っていけば充電し放題。
めしや大磯港でランチをキメよう
で、翌朝起きて色々調べて「江ノ島に行こう」と思いました。駐車場を調べました。江ノ島は駐車場の空き情報をオンラインでリアルタイムで公開しているのでチェックしました。

諦めました。
ちなみにこれ母数1000台超えですからね。1000台中4台しか空いてないって今から向かったら絶対行列やん行っても待って時間無駄にするだけやんそんなん悲しいやんということになり急遽プラン変更。
「普段選択しないものを選択しようキャンペーン」が再発動して普段の検索スタイルを捨ててホテルの受付のお姉さんに質問しました。
「ここら辺で美味しいご飯たべれるとこってありますか?」「めしや大磯港がおすすめです。ぜひ行ってみてください」

YEAH!!
で、行ってみるとここがめちゃくちゃ美味しくてですね。

トッパタの煮付け定食を頼んだらお刺身とカマスのフライまで付いてきて龍宮城のランチかよみたいな気持ちになりました。トッパタは「普段選択しないものを選択しようキャンペーン」がここでも発動したので初めて食べました。小骨が多いけど身がふわふわしていてうまい。

こちらは彼女が頼んだ港御膳。煮付けの魚が違うけど何の魚か聞くの忘れた。

まさか定食がこんなにボリューミーだとは思わなかったので頼んでいたお刺身2点盛りがさらに僕たちの胃袋の限界を超えた多幸感をもたらしてくれました。
注文時に「2点盛りって何が盛られてますか?」って尋ねたところ店員さんに「わからないんですよー」という回答を頂いて何そのギャンブル要素おもしろいと思って注文したらヒラマサとスズキでした。港町で食べる魚は新鮮で甘い。

ちなみに漁港直営のご飯屋さんなので周りは海です。楽しい。
檜原村にある「都民の森」でマイナスイオンを浴びよう
で、腹ごしらえを済ませて「江ノ島行きをキャンセルしてその穴をどんな楽しいことで埋めようか」という会議を彼女と開きました。死ぬまでに行きたいなーと思っていた東京都唯一の村に行くことに閣議決定。

というわけで檜原村(ひのはらむら)にやってきました。大磯からここ「都民の森」までは車で1時間半ぐらい。

僕も彼女も海より山派の人間なので到着早々テンションがブチ上がり。



苔の感じとか最高。ここに住みたい。

ちなみに都民の森の地面にはこのようにブナの木片が敷かれていてとても面白い歩き心地になっています。

そんな場所にその場の思いつきで来たので僕は革靴ですし、彼女にいたってはハイヒールでした。周りを見渡したら割とガチな感じの登山靴にバックパックを背負ってトレッキングポールを持っているような人ばかりだったので山舐めすぎだと思います。






それでも臆せずどんどん進むと綺麗な自然物がたくさん目に飛び込んで来て癒されました。もう一度言う。ここに住みたい。
帰りに猿いた
で、山を後にして車で帰路を進んでいたところ猿がいました。

そんな性器丸出しのM字開脚でキメ顔されたらシャッター切るしかないわと思って1枚撮ってバイバイしました。猿って都内でも割とナチュラルにいるもんなんですね。この日撮った写真はここまでなのでこれで終わりです。ご静聴ありがとうございました。
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