長野県信濃町にできた本格フィンランド式サウナ「The Sauna」で「ととのう」を初体験してきた

長野県は信濃町、野尻湖の湖畔でLIGが運営するゲストハウスLAMPに本格的なサウナができました。ヴィヒタやロウリュが楽しめるフィンランド式のドライサウナ。サウナ好きにはたまらない。

今回はそのサウナを体験してきました。東京から車で片道3時間半。先に言っておくとこのサウナに入るためだけにここに行く価値があります。ミシュランで言うところの3つ星の卓越した施設。めちゃくちゃいい。生まれて初めて「ととのう」というやつを体験しました。というわけで布教します。

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木彫りのクマの看板がお出迎え。かわいい。

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The Saunaはヒノキの丸太を組み上げたログハウス方式。案内してくれるのは支配人の野田クラクションベベーさん。会うたびにサウナサウナ言っててちょっと怖い人だなと思っていたらいつの間にか自分でサウナ作ってた。なんなんだその行動力。

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説明を受けます。

  • フィンランドに視察旅行に行って「大自然×サウナ」の素晴らしさを知って、ここ野尻湖にサウナを作ったこと
  • このサウナを100%満喫してもらうためにテレビや時計を設置していないこと
  • 水着着用の施設にすることで男女で一緒に楽しんでもらえる空間にしたこと

などなど、サウナマニアであるベベさんのこだわりがそのまま具現化された夢の箱です。期待高まる。

ところでサウナの運営って薪割りやらメンテナンスやらでなかなかの重労働なはずなのですが、べべさんは相変わらず体脂肪率30%超えのわがままボディを維持されていました。昨日の晩ご飯は「カレーうどんの残り汁に大量の白ご飯をぶち込んだもの」とのことです。

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中の様子はこんな感じ。入った瞬間に最高を確信。

室内は木材とヴィヒタ(白樺の葉を束ねたもの)のいい香り。室温は70〜80度ぐらいでちょうどよく、窓からの景色は一面の緑。そして個人的には音がよかったです。木材の中で薪がパチパチと鳴る音ヤバい。録音してずっとループで聴きたい。これは、とても、いいものだ。

今回は奥さんと先輩夫婦と4人で利用。会話しながらヴィヒタで体をペシペシしたり、ロウリュ(サウナストーンに水をかけて蒸発させるやつ)で室温を高めたりしながら全力でThe Saunaを満喫。汗がどんどん噴き出て、みんなの表情がやわらかくなっていく。体の調子がよくなっていくのが実感できます。疲労回復、肌質改善、免疫力増加。

さて、サウナは暑い部屋に入って終わりではありません。サウナ→水風呂→外気浴までが1セット。温める→冷やす→休ませるを3〜4セット繰り返すことで体がいい感じになるのです。

そこで大事なのが水風呂。サウナで火照った体をガツンと冷やすための水風呂は水温やら水質やら、いろいろとこだわりポイントがあるんですよね。さて、The Saunaの水風呂は

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大自然の湧き水かけ流しです。100点。優勝。パーフェクト。結婚してください。

汗をざっと流してザブンと飛び込んだところ語彙力が終わってしまい、「あーーこれはちょっと、すごいなーーーーー」という感想しか出せませんでした。

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んでから水風呂のあとの外気浴も文句なしでした。肺をいっぱいにする緑の香り、水風呂に注ぐ川のせせらぎと蝉の声、ソファ、ハンモック、ロッキングチェア。

中でもハンモックがすごくて、3セット目の水風呂後にここで目をつぶって揺られていたところ、ゆっくり体が温まっていくと同時に高揚感、多幸感、恍惚感がまとめてやってきて「これが例の『ととのう』というやつか」と実感しました。一瞬寝落ちしてたらしく、なんかすごいカラフルな夢見てめっちゃ気持ちよかったです。脳内のそういう物質がドバドバ出てたっぽい。サウナすごい。 The Saunaすごい。

ちなみに今回は僕以外、「サウナって暑いからあんまり好きじゃないんだよね」「水で〆るとかうどんじゃねえんだぞ」「温泉のほうがよくない?」というメンバーだったのですが、2時間の利用を終えるころには全員口を揃えて「この徒歩圏内に引っ越したい」と言うぐらいにドハマりしていました。

そんなThe Saunaは1人1,500円ワンドリンク付きの2時間制。貸切プランもあるのでカップルや家族で行っても楽しめます。おすすめ。超おすすめ。東京からだとゲストハウスLAMPで1泊するコースがいいでしょう。

The Sauna