「自分の余命を知った人間がどういう行動をするか」という視点の作品が僕はめちゃくちゃ大好物で、この小説もまたそういうものです。
深夜に読み始めたら止まらなくなって、読み終わったら朝になっていました。幻想的で、芸術的で、悲しくて幸せで最高で、不思議な読了感に包まれながらまぶたの裏にいちばんいい景色を映して眠りにつきました。
作者のあとがきには「作品を通して命の価値だとか愛の力だとかについて語ろうという気は、実をいうと更々ないのです」って書いてましたが、思いっきり愛に溢れています。ミヤギが可愛いんです。
ネタバレせずに感想書ける気がしないので物語の内容については触れないでおきますが、この作者さんの語彙とか文節とか言い回しとかがめっちゃツボで読んでてとても気持ちいいのでとてもおすすめです。近いうちに他の作品も読んでみよう。
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