Twitterを眺めていたら動画が流れてきて、思わず見入ってしまいました。
自分の単行本のPV作ったのでみてくれ~ pic.twitter.com/FcSJSRPnlu
— 靴下ぬぎ子@7/15下巻発売 思えば遠くにオブスクラ (@nugikko) August 18, 2021
機械の力を使ってペンで絵を描く様子とか、レイヤーされていく綺麗なBGMとか、最後に思い出したように句点を打ちに戻ってくるかわいらしい演出とか、81秒の動画にすとーんと引き込まれてしまいまして。
気づいたらKindleで買ってました。こんなに良い雰囲気の告知動画を作る人の漫画はきっと面白いに違いないと思って。
その場で下巻もゲット。
あらすじを息継ぎせずに説明すると、家が燃えてうーわどうしようってなった動画マンの20代女性が思いつきでベルリンに移住して同居人の変人とドイツ生活を送りながら色んな人と出会ったり美味しそうなものを食べたり過去と向き合ったりするお話です。
で、読んでみたらまーーーーめっちゃくちゃ面白い。大当たり。あっという間に読み切ってしまいました。最高。Kindle閉じて目を閉じて「最高……」という独り言がこぼれ出たぐらい最高。
異国の雰囲気とか、海外移住あるあるとか、仕事観とか、創作表現に対する思いとか、毎話恒例で出てくるおいしそうな食べ物とか、僕が好きな要素目白押しで大満足の読書体験でした。100巻まで出てたらその場で全部買って一気読みしてたと思う。
個人的に惹かれたのは準主役的な立ち位置の同居人りかさん。変人だけど仕事デキる系。職業が音響アーティストなので、コマを眺めながら「あ、使ってるモニタースピーカーGENELECっぽい」とか「野菜で効果音作るの楽しそう」とか「どこか抜けてる性格の割には色んなツール使いこなしてるし動きに無駄がないのでこの人と仕事したら絶対楽しい」とか、ついつい目で追いかけてしまうキャラでした。
「新しいという食材というのは"美味しいかもしれない"という可能性を食すんです!!」
突然すみません今のは読んでてオッと思ってメモしたりかさんの台詞です。
なかなか旅行に行きづらいご時世ですけども、この漫画の上下2巻を読み終える頃には旅欲が満たされていました。ちょっと長めの海外旅行から帰ってきたときと同じような読了感。作者の靴下ぬぎ子さん、ありがとうございます。ペンネームまで面白いのは反則。
そんなわけでおすすめの漫画です。旅行好きな人とか、海外住んだことある人とか、ものづくりしてる人とかは確実に楽しく読めるはずなので今すぐ読みましょう。
今朝お風呂の中で一気読みしました。
ワクワクが止まらない、、、
観音さん紹介していただきありがとうございます!