こんにちは。旅と音楽で茨城県結城市へ行ってきました。
今回はトラックメイカーではなくカメラマンとしての同行です。一眼レフ買ってから1ヶ月ぐらいしか経ってない僕ですが、めでたく写真が仕事になりました。ありがとうございます。これからも強運だけで生きていきます。
結城市のちゃんとした魅力はどんなことでも面白く書くことができる能力を持つ天才ライターの野田クラクションベベーさんがLIGブログで書かれているのでそちらをご覧ください。
ユネスコに認められた茨城県の伝統技術。総額100万円の超高級品「結城紬」を着て歌った | 旅と音楽
僕は例によってオフショットを交えた感じで書きます。
メンバー紹介
吉原ゴウ

LIGの社長。今回の結城市のプロジェクトではプロデューサーとして制作全体を統括しながらディレクションしながら撮影を務めながら映像編集しながら車の運転までこなす何でもできるマン。
Twitter:@gosan
とぴ

シンガーソングライター。歌めっちゃうまい上に作曲編曲までこなす才能を持つがたまに自信満々で放り込んでくる猫のモノマネが絶望的に似ていない。
「顔はできるだけ映さない方向でお願いしたいです」って言ってたのでメンバー紹介の写真だけ後ろ姿にしておきましたがこの後本人の了承を得ずに顔面の写真をUPしまくります。
Twitter:@Topi__
らら

ゴウさんの秘書。スケジュール管理やクライアントとの折衝などを完璧にこなしてプロジェクトを円滑に進める後方支援のスペシャリストなのに写真撮ったら毎回一番アーティストっぽくなるオーラを持つ酒豪。
Twitter:@lanalana_t
野田クラクションべべーのMacbook Pro

LIGで旅人をしながら業務上横領罪の罪を重ねる野田クラクションべべーが愛用しているMacbook Pro。13インチ。観音クリエイションの食事中はお皿としても活躍する。
公式サイト:apple.com
以上のメンバーでお送りします。
仕事をしよう

1日目は朝7時に上野に集合して移動や打ち合わせやレコーディングやらをやりましたが夜に開催していただいた懇親会が最高すぎて全ての記憶が吹き飛びました。

お酒! ごちそう!! 全部うまい!!!!!
- すだれ麩
- つむぎみその繁盛なす feat.きゅうり
- 地酒
- ゆでまんじゅう
などの名産品や手料理をたらふく頂いて幸福度がブチ上がり。結城市最高。みんな移住しよう。

結城市の蔵元「武勇」の日本酒です。

うますぎて脳が震える。
そして宿へ

今回の宿は「結城館」という旅館。

とてもいい宿で、野田クラ(以下略)は久しぶりの柔らかい布団や大浴場にテンションが上がってふなっしーみたいな残像を出していました。よかったですね。
楽天トラベル→結城館
撮影をしよう
2日目。動画撮影の本番です。
まずは奥順株式会社さんが運営する「つむぎの館」で着物を着せてもらったり伝統文化を体験させてもらったりします。
今回着物を着るのは歌い手のとぴさんと野(以下略)のおふたりです。小太りの男が着替えているところを見ても誰も得しないのでとぴさんが着替えているところを盗撮しに行くことにしました。







プロの手によって1時間足らずで着付けが終了します。プロすごい。

野(以下略)さんも着付けが終わったのでつむぎの館の入り口にてふたりで記念撮影。野(以下略)って打つ方がめんどくさいので今後はベベさんと記載します。




つむぎの館にはお店も併設されているのでお土産を買うこともできます。いっぱい買おう。



古民家を改装した「陳列館」というミュージアムもあり、常時200点以上の結城紬が展示されています。いっぱい見よう。

さて、文化や伝統を体験して音楽と映像に落とし込むのが「旅と音楽」の持ち味。まずは先生に習って蚕(かいこ)と繭玉を取り出します。「真綿かけ」と呼ばれる工程です。





楽しそう。
とぴさん曰く「意外と力の加減が難しい。あと姿勢をキープするので腰がつらくなってくる」とのことで、「そうですか」と適当に返事したら「全然感情こもってないんですけど何かもっとコメントとかないんですか」と言われたので「うるせえ黙ってやれ。あと100個が今日のお前のノルマだ」と返しておきました。

絹糸を取った後の蚕はこのようにまとめられていたので、この後どうなるのか気になって先生に質問してみました。
僕「これはこのまま処分するんですか?」
先生「別の方法で利用されますよ。鯉の餌にしたり、地域によっては食用にしたり」
僕「あ、じゃあこれ食べられるんですか」
先生「ええ、まあ……」
僕「んじゃ食べてみます」
一同「えっちょっと待って観音さんなに言ってるんですか」

半分かじってみました。
食べた感想としては「なんかやっちゃいけないことをやってしまった背徳感が脳に直接ズドンとクる」という感じでした。味は茹でたピーナッツに苦味とエグ味と土臭さを添加したものを想像していただければそれが一番近く、一言で言うとマズいです。昆虫的なプチプチした食感がキモい。
先生「あらあら。普通はこのまま食べないけどねぇ。炒ったり佃煮にしてから食べますよ」
そういうの先に言ってほしいな!!!!!!

自分だけこの味のダメージを食らうのは癪なのでべべさんにも食べさせます。


とてもおいしそうですね。

このように僕たちが余計なことをしている間にも着々と撮影は進んでゆきます。

続いては糸を紡ぐ作業。先ほど蚕から取り出した繭玉を開いて乾燥させたものを1本の絹糸にします。

竹でできた棒に引っ掛けて
唾液を指につけて

紡ぐ。
糸ってこうやってできるのですね。

せっかくなのでgifにしてみました。めっちゃ速く感じますが実際このスピードで紡がれていました。

先生に習ってベベさんが体験します。
べべさん曰く「簡単そうに見えたけどめっちゃ難しいですよこれ」とのことなので「うるせえさっさとやれ。ミスって糸切れたらお前の指も切り落とすぞ」とアドバイスしました。

続いてガチなやつを見せてもらいます。これは素人には触れることができません。なぜならガチなやつだからです。教えてもらいながら見学だけさせていただきましょう。

「ここで殴ると痛い」という説明を受けました。勉強になります。



糸が布になる瞬間は美しい。

そんなこんなで次の撮影場所へ。ロケ地協力してくださるのは昨夜飲んで脳が震えるほど美味しかった日本酒を作っている結城市の酒蔵「武勇」さん。

しぼりたてのやつです。

偉い人から直々にべべさんについで頂きました。

ほう……。


うまい! そりゃそういう表情になりますよね。

このあと僕も試飲させてもらったところ、あまりにも美味しかったのでその場で買いました。

あと甘酒もびっくりするぐらい美味しかったです。これもその場で買いました。


このあとは夕日が素敵なロケーションや蔵づくりの家の中で撮影して終了。ウインクのぎこちなさプライスレス。
そんなこんなで仕上がった映像がこちらになります。お納めください。
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