オムレツ作るの上手くなりたいなと思いました。綺麗にオムレツ焼けたら朝食のたびにテンション上がるはず。卵はタンパク質豊富な完全食だし、そもそも好きな食材だし、メリットだらけ。

で、とりあえず焼いたのがこれ。どうですか? どうですかって聞かれてすごくリアクション取りづらくないですか? 焦げてるわけではないから失敗とは言えない。かといっておいしそうではない。コンビニ弁当のメンチカツの下に敷かれていそうな、存在してもしなくてもいいような存在。
僕はこのオムレツを、食卓の主役級に美味しく作れるようになりたいのです。目指すレベルはホテルの朝食会場でシェフの人が焼いてくれるやつ。ふわふわで、整った形で、ナイフを入れたらトロッと中身がとろける、朝一で食べたらテンションが上がるオムレツ。
というわけで上手にオムレツが焼けるように、昨年の秋頃から特訓を開始しました。方法は「ひたすら作って慣れる」という原始的なもの。3ヶ月で100個ぐらい作ったと思う。この記事ではその成長の経過を時系列で載せます。
このチャレンジを終えて思ったことを先に述べておくと、「苦手な料理でも繰り返し作れば絶対に上手くなる」です。
オムレツチャレンジ1〜30個目



とりあえず焼きまくりました。卵液に牛乳を追加することである程度ふわっとした仕上がりにできるようになったものの、グジュグジュになったり、具を入れたら中身が露出してしまったり、丸くならなかったりと見栄えが美しくない状態。
今思うと「そりゃ丸くなるわけねーわ」という話なのですが、実はこのときティファールの卵焼き用のフライパンを使って一生懸命丸くしようとしていました。以下の四角いやつ。無理ゲーすぎる。
オムレツチャレンジ31〜60個目
なので「これ俺がヘタクソなんじゃなくて道具が合ってないのでは?」と思いまして、オムレツ用のフライパンを買いました。

20cmの丸いやつ。これで成功は約束されました。

で、焼いたのがこれです。婦人靴のインソールか?

再トライ。さっきよりはマシだけど中学生の家庭科レベル。あと皿のチョイスもよくない。
で、ボソボソのオムレツを頬張りながら失敗の原因を考えます。
- フライパンを変えたことで火加減がわからなくなって迷走している
- 日によって卵液の材料がブレているので仕上がりが安定しない
という2つの課題があることに気づきました。前者は試行回数でゴリ押しすることにして、後者はレシピを固定することで解決を図ります。レシピは以下の通り。
- 卵:2個
- 塩:ひとつまみ
- 牛乳:大さじ2ぐらい
- マヨネーズ:大さじ1ぐらい
これを全部ガーッと混ぜて、バターを引いて焼きます。

するとちょっとマシになりました。成長。
オムレツチャレンジ61〜90個目

どうでもいいけどこのへんで菜箸がぶっ壊れたので新しいのを買いました。長いやつともっと長いやつの2セットが入ってる日々道具のシュッとしたやつ。


この辺で目標とするオムレツに近づいてきました。
火加減については試行回数でゴリ押しした結果、このあたりで習得した大きなコツがありまして、

ガーッて混ぜてこのぐらいになったら一度火から離して1分ほど放置します。すると余熱でふわとろに仕上がります。タンパク質をゆるやかに変性させているわけですね。料理は化学だ。
オムレツチャレンジ90個目〜現在
で、現在。



大満足。俺はこういうオムレツを作れるようになりたかったんだ。

最初のがこれで

今はこうです。失敗もほとんどしなくなりました。100回やったら99回ぐらいはこういうのが作れます。圧倒的成長。
同じ料理を作り続けると確実に上達するぞ
というわけで、ヘタクソでもひたすら作り続ければ上手にオムレツが作れるようになりますよという話でした。
連続で同じものを料理していると
- 体が作業に慣れやすい
- 上達しているのが自分でもわかりやすい
- PDCAも回しやすい
というメリットがあり、成長サイクルが早くなることに気づきました。今後も好きな料理はガンガン作りまくっていこう。
おまけ:食べることに飽きないために
いくら卵好きとはいえさすがに毎日食ってたら飽きてくるので、
- バターの代わりにオリーブオイルを使う
- オリーブオイルの代わりにごま油を使う
- ケチャップの代わりにお好み焼きのソースを使う
- 中にとろけるチーズを入れてみる
などで味変しながらチャレンジしていました。もしオムレツチャレンジする人がいましたら参考にしてください。
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