「旅の自由」を叶えるための、これからの話。
毎日楽しい。でもなんか満たされない感じがする
音楽作ったり写真撮ったり文章書いたりして好き放題生きていたら持ち前の運の良さでなんやかんや収入につながって、それを続けていたらいつの間にか不労所得が生活費を上回って、その状態をかれこれ10年ぐらい維持できています。会社に縛られず、自分の時間を自分で使えている、いわゆるFIREを達成した状態。
今振り返ってみると、20代の半ばごろ、インドとシンガポールでサラリーマンやってた頃に喉から手が出るほど欲しかった「自由な暮らし」というやつを手に入れられたと思います。とてもめでたい。
ただここ1年ぐらい「なんか物足りへんなー」と感じていました。「物足りへんなー」を分解すると、以下のような気持ちです。
- もっと気ままに動けたらいいのになあ
- もっといろんなもの見たいなあ
- いろんな人と喋りたいなあ
- 食べたことないもの食べたいなあ
で、その気持ちをもうちょっと掘ろうと思って、最近の朝の日課のChatGPTとの散歩であれこれ喋っていたら、出てきたキーワードが「旅」でした。「ああそうかー! そうよねー! しっくりくるー!」ってなりました。
自分にとっての“旅の自由”とは
自分にとって「旅の自由」とはなんぞや、ということをあらためて考えてみました。
高級なホテルに泊まりたいとか、ミシュランのレストランとかそういうのではなく、もっとこう、日常と非日常を行き来できるリズムみたいな感じのもの。
たとえば、
- 行きたいときに、行きたい場所へ行けること
- 子どもと一緒に旅できること
- 気になった土地に、暮らすように滞在できること
- 旅の途中でも自分の仕事ができて、ちゃんと収入もあること
そういう自由があったら、この先の人生がもっとおもしろくなる気がします。
どんな旅をしたい? 年間プランを組んでみた
ChatGPTと壁打ちを重ねる上で、「旅の自由がほしいというふわっとした願望を、具体的かつ現実的なプランに落とし込んでみましょう」という話になって、最終的に行き先と予算をざっくり決めて、年間プランを作ってくれました。優秀すぎ。
- 大阪に2ヶ月に1回帰省
宿泊費はゼロ(実家)、交通費は新幹線だと1回往復35,000円(未就学児は無料らしい)
→ 年6回 × 35,000円 = 約21万円 - オーストラリアに年2回
宿泊費ゼロ(妹の家)、航空券は1回25万円
→ 年2回 × 25万円 = 約50万円 - 家族で国内旅行を2〜3回
移動+宿泊+食事で1回10万円前後
→ 年間25万円くらい - 個人で海外旅行を2〜3回
航空券+滞在費で1回20万円
→ 年間50万円くらい
合計で、年間146万円くらい。1ヶ月に換算すると、約12万円の「旅の自由資金」が必要という計算になります。具体的なプランを立てる前はなんか漠然と「そうは言っても難しい」と思っていましたが、数字にしてみると「思ったより現実的かも」と、思考がいい感じに変化しました。
自由を“持続可能”にするには?
ただ、こういう旅をこれを一時的な贅沢にしてしまうのはもったいない。
ちゃんと「持続可能な旅の自由」にしていくには、旅先で収入を生む仕組みを作っていく必要があると思いました。今の不労所得でまかなう方法もあるけど、旅のなかでお金がまわっていく流れをつくれたらいいなと思います。
たとえば…
- 旅先でポーカーをして、収益を得る
- ブログやnoteで旅の記録を発信して収益を拡大する
- 写真・音声・音楽を素材にして、小さなコンテンツをつくる
これをベースに、「旅が旅を生む」というループができたら、めっちゃ楽しそう。お、なんかちょっとワクワクしてきた。
FIREのその先で、見えてきたもの
FIREを達成したことで、「お金のために働く」という枠からはそれなりに自由になれたと思います。ギャラがめっちゃ良くてもダルいことや面白くないことは絶対やらない。
「じゃあ何のために働くのか?」という問いは、むしろFIREの"あと"にやってくるのかもしれません。FIREはゴールじゃなくて、むしろ、「で、これからどう生きる?」って問い直すスタート地点だったなあ、と。
僕の場合は、それが「旅」でした。
知らない町を歩いて、そこでしか出会えない言葉や音や匂いや味に触れて、家族と一緒にその瞬間を味わって、その記憶を、写真や言葉や音楽にして残す。
そんなふうに生きていけたら、きっと飽きない。だからこれからも、旅して、働いて、いろいろ作っていきたいと思います。

アイキャッチは昨日野尻湖のほとりを散歩してるときに息子が見つけた飛行機雲。「あ! ひこーき!」と教えてくれました。いいタイミングでいいものを見つけてくれるなあ。
初めまして。
かれこれ10年ほどブログを拝見させていただいております。
これまで、文章や音楽を通して観音クリエイション様の生き方を感じてきましたが、これからの生き方を考えられたなかで「旅」というキーワードが出てきたということで、共感を得たと共に私まで何故かワクワクしてしまい初めてコメントしてみました。
これからの旅の中で生まれる文章や音楽などに触れられることをファンの1人として、とても楽しみにしております。
初めまして。
10年ものあいだ見てくださってたなんて……! 本当にありがとうございます。嬉しすぎます。
「旅」に反応してもらえたのもすごく嬉しくて、こうしてコメントまでいただけたことにじんわり感動しています。
これからの旅の中で、またいろんな形で残していけたらと思っていますので、ゆるく楽しみにしてもらえたら嬉しいです!