「ロングネック」や「首長族」で知られる少数民族、カレン族に会いに行ってきました。行き方とかまとめておくのでチェンマイからバイクでカレン族に会いに行きたい人の参考になればと思います。
バイクを借りよう
カレン族に会いに行くためにまずバイクを手に入れましょう。チェンマイであればそこら中にレンタルバイク屋があります。大体100バーツ〜200バーツぐらいで借りれます。必要なものはパスポートとお金だけ。
僕は宿泊していたロイヤルパネライホテルの1階のカウンターで借りました。200バーツ。
バイクを借りる際に免許証の提示は求められませんが、警察に捕まったり事故ったりしたときにめんどくさいので国際免許証は携帯しておいたほうがいいです。国際免許証は日本の免許証センターで発行できます。
グレート観音号。125CC。機動力を手に入れました。
返却するときにガソリンを満タンにする必要はないので、借りた時点でEベタとか普通にありえるからそこはもう運次第。今回は運良くガソリンが半分入ってました。やったね!
まずはガソリンスタンドで給油。満タンにしておきます。半分から満タンで60バーツ(180円)
カレン族の村の場所
地図だとこの辺り。MAETAMAN ELEPHANT CAMPという、象のショーとかやってる観光地のすぐそばにあります。
チェンマイからカレン族の村への行き方
まずは市内のChang Pheak Gateに向かいます。旧市街のお堀の北の門。お堀を外回りで回ってたらそのうちたどり着けます。
Chang Pheak Gate。
Chang Pheak Gateを背にしたらこんな風景。
Chang Pheak Gateから伸びているこの道、107号線をひたすら北へ進みます。距離にすると40キロちょい。
チェンマイを出て最初はMae Rimという町に向かって北上します。
ひたすらまっすぐ行くだけなので迷うことはないのですが、いかんせん距離があるので「あれ…。まだまっすぐ? 結構来たけどまだ北上する?」と不安になってきます。
ただただまっすぐ。
道中は緑豊かで山が見えます。のどかで良い景色。
Mae Rimを抜けると次はMae Taengの看板に従います。といってもただただまっすぐ進むだけ。
この辺りから結構田舎になってきます。
来た道を振り返るとこう。
良い天気。
ただただ進みます。
この看板が見えたらもうちょい。
MAETAMAN ELEPHANT CAMPの看板。
ここで左折します。ここから山道(といっても整備されてるので走りやすい)をさらに進みます。
この左に分岐している道を進む。
進んでいくと右手に看板が見えます。
ここ。着きました。
ここを奥のほうに入って行くと受付所があります。入村料は500バーツ。結構お高い。このお金が少数民族の方々の生活費になるらしい。
ちなみにChang Pheak Gateを出てからここまで1時間半ぐらい。途中でコンビニ寄ったり写真撮るために止まったりしてたので、ノンストップで飛ばせば1時間かからずに到着できるはずです。
エントランス。
村の様子。
豚がいたので写真撮ってたらめっちゃ懐かれてびびった。ゾンビみたいにグイグイくる。
写真撮らせてくれた子。耳に大きな穴が空いてた。
カレン族の皆様。首が長い。
「写真撮ってもいいですか」はタイ語で「タイループ ダイ マイ クラップ」です。「ダーイ」って言いながら頷いてくれたら撮ってもいいってことです。「マイダーイ」って言われたらダメってことです。言われないと思うけど。
で、この写真撮った時点で逃げるように村を後にしました。観光客が自分だけでなんか気まずかったというのもありますが、何より珍しいものを見つけて写真を撮る、その対象が人間だからか、言いようのないとてつもない罪悪感が襲ってきて長くこの場にいるのが辛くなったからです。なんかモヤっとした気持ちになりました。
事前にカレンビレッジの住所をネットで調べてから出発したのですが、その際にヒットした海外のサイトの"Human Zoo?" っていう見出しが頭に残ってたのも大きいです。人間動物園。うーん。
結局村に滞在していたのは10分ぐらいでした。
というわけで帰ろうとした矢先に突然の豪雨&雷。山の天気は変わりやすい。
30分ぐらい雨宿りしてたら受付のおばちゃんが「これあげる」とレインコートをくれました。わざわざ近くまで買いに行ってくれててどんだけいい人なんだと。ありがとうおばちゃん。
ただなぜこの柄にした。
もらった真っピンクのハローキティーのレインコートを羽織って雨の山道を激走。するも5分ぐらいでギブアップ。眼鏡に水滴ついて視界がほぼゼロです。走り続けたら絶対そのうち死ぬ。
というわけで休憩。
カレンビレッジのすぐそばの食べ物屋さんです。
隣には畑が。
謎に豪華な食事。80バーツ。美味しかった。
食事が終わる頃には雨も上がってました。
来た道をそのまま帰る。チェンマイまでは41キロです。
おしまい。
まとめ
カレン族の村にバイクで行くメリット
金銭面:カレン族の村、チェンマイからのツアーだと2000バーツぐらいかかったりしますがバイクで行くとトータル半額以下で行けます。
自由度:バイクで行くと自分のペースで自由に動けます。途中の景色も楽しい。
装備しておくと便利なもの
長袖:風を浴び続けると疲れるので。あと山道にはいると少し温度が下がるので寒さ対策。そして日焼け防止にも。
日焼け止め:直射日光ヤバいです。曇ってたし出発したの夕方前やし塗らんでもいけるかなーと思ってノーガードで行ったら全然無理でした。今めっちゃ顔いたい。
眼鏡もしくはサングラス:日差しと、後述する虫対策に。
ビニール袋:突然雨降ったらiPhoneとかお金とか入れられるように。
運転してて思ったこととか
チェンマイ→カレン族の村までを走ってみたところみんな運転マナーはよく、道はきれいに整備されていてとても走りやすいです。気をつけなきゃいけないのは飛んでる虫、いきなり飛び出してくる犬、たまにバイクで逆走してくるおっさんぐらい。スピードを出しすぎず、よそ見しなければ安全です。
ただ虫(5cmぐらいのでっかい蚊みたいなやつ)が結構ヤバくて、時速80kmで走ってる時に顔面に当たったら「痛ってぇ!!!!!!!」って声あげるぐらい痛いです。時速60kmでも輪ゴムを限界まで伸ばしてバチンとやるぐらいの衝撃。それが頻繁に額や頬に直撃してくるのでかなり参りました。もし時速80kmで走ってるときに眼球に当たったらその場で転ぶぐらい危険。眼鏡かけててよかった。
ガソリンについて
ガソリンは満タン状態からチェンマイ←→カレン族の村を往復しても多少残るぐらいでした。
107号線にはいくつかガソリンスタンドがあります。異国でガス欠になるとかなり大変だと思います。燃料ギリギリで走らず、早めに給油しておきましょう。
考えたこととか
カレン族って実はミャンマーの少数民族で、ここにいるのはミャンマーからタイに逃げてきた人たちらしいです。タイの政府がこの村の周辺に限り特別に滞在を許可している、と。
で、自分の生活を見世物にするってどんな気分なんかなあとか、毎日カメラ向けられて何を思うんだろうかとか、この人たちはこの先ずっとこのエリアから出れないのかーとか、そういう考えても仕方ないことをぼーっと考えながらチェンマイまで戻ってきました。
手放しで「楽しかった!」とは言えないですが、かなり印象に残る一日でした。
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