普段は基本的にクロックスを履いているダメなタイプの人間、観音クリエイションことどうも僕ですが意を決してブーツというものを購入しました。「いい年だしちゃんとした格好をしよう」という気持ちが10%、「クロックスだと足元が死ぬほど寒くて辛い」という気持ちが90%の購買理由のもとにポチった生まれて初めてのブーツです。
履いてみた図。
僕はこういうくしゅっとした感じの物体が好きで、届いて手に取った瞬間に「買ってよかったヒャッホウ!」と思いました。
素材は牛革とのことで、普段は昼過ぎまで寝ている僕みたいな人間が履いてもそこそこまともな成人男性に擬態できるので便利なグッズと言えます。結婚式とかにも履いていこう。
サイズは一番大きい43を選びました。僕は足が大きめで、さらに足の甲の横幅が広いので普段は28cmとか28.5cmとかのデカい靴を履いているのですが、日本には「馬鹿の大足」という言葉があるらしく、「この言葉を考えた奴は放課後ちょっと体育館裏に来い」と思います。
で、PADRONEは結構大きめのサイズ感で、そんな馬鹿の大足の僕が普通の靴下を履いてこのブーツを履くと少しぶかぶかかなという感じ。これはむしろ逆に良かった点で、これからのクソ寒い季節、厚手の防寒極暖靴下を履いても靴が履けるというのはとても嬉しいことです。パイル地とかアルパカの毛とかの厚手の靴下を履いてこのブーツを履くとちょうど良いサイズ感で満足。
サイドジップになっているので靴紐がほどけたりする煩わしさはありませんし、靴ベラなしで着脱可能。いい。
デメリットというかまだ慣れない点として、とても重いです。今まで履いてたのが水に浮くレベルの軽さのクロックスなので仕方ありませんが、月から帰ってきて地球の重力に体を慣れさせていく宇宙飛行士ってこんな気持ちなのかな、と思いを馳せるぐらいは重いです。
ただ履いてみて気づいたのですが、重くてもこのPADRONEの靴を履くメリットが3つあります。
まずひとつ目は正しい歩き方ができるようになること。僕は一度整体師の先生に「カカトを引きずるような歩き方をしてるから直したほうがいい」と言われたことがあって、そういう歩き方をしていると姿勢が悪くなったり足の筋肉が衰退していくらしいんですね。それがこのPADRONEのブーツを履くようになってからというものそういう歩き方をしなくなりました。というかできなくなりました。重いのでそういうカカトを引きずる歩き方をしてるとしょっちゅう躓くんだわ。なので今はとてもちゃんとした歩き方になっていて、矯正されている段階です。これを機に姿勢とかも良くなるといいですね。
ふたつ目のメリットは足の筋肉のトレーニングになること。PADRONEの靴を履いて1日歩くと帰る頃には膝から下の筋肉が心地よい疲労感に包まれています。具体的には前脛骨筋、下腿三頭筋、長指伸筋あたりが筋トレ後のような筋肉痛になります。1か月後に靴を脱ぎ捨てたらムチのような前蹴りを繰り出せるようになってるかもしれません。楽しみです。
みっつ目のメリットは思いつきません。「◯◯なメリットは3つあります」という話し方をすると頭が良さそうに見えるってどこかで聞いたのでそういう書き方をしようとして失敗しました。
ところで靴をおろしたのがスケーターの忘年会に行った日の夜で、酔っ払って帰りにどこかで擦ったらしく悲しい気持ちになりました。これって何塗ったら治りますか。
追記:このブーツを大阪の中崎町で磨いてもらいました。
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