『ブリッジ・オブ・スパイ』 観てきた

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ブリッジ・オブ・スパイのあらすじとか

事前情報ゼロで観てきました。

タイトルから二重スパイの話かと思ってたら全然違くて、1950年代の冷戦時に当局によって拘束されたソ連のスパイ(アメリカの敵)の担当になったアメリカ人弁護士(もちろん国民から「なんでそんなやつの弁護をするんだ」と白い目で見られる)のお話でした。

裁判での弁護を通して弁護士の頭の回転や考え方や口の達者さにすげーすげーと感動したり、スパイと弁護士の間に友情っぽいものが芽生えつつあるのを生暖かく見守る序盤。ズシリとした重たい空気感。裁判。上訴。判決。

ソ連のスパイの刑の宣告から数年後、今度はソ連の領空内を偵察飛行していたアメリカ軍のパイロットが捉えられる事態が発生。ここからが本題で、「そのパイロットとソ連のスパイを交換しようぜ。交渉役はお前(弁護士)な。頑張れ」というのがこの映画のメインストーリー。

感想とか

  • 冷戦期の歴史事情に詳しくなくてもアメリカ、ソ連、東西ドイツの関係性をサクッと理解できて知ったつもりになれる
  • 水面下の立役者かっこよすぎ
  • 自分が同じ立場だったら同じように立ち回れるか? 無理無理ぜったい無理
  • 大人の知的バトル…! 交渉映画…! 最高…!

良かったセリフとかシーンとか

弁護士に「不安か?」と尋ねられたスパイが放った「それは役に立つか?」というセリフがとても印象に残っています。

「死刑になるのが不安に感じないのか?」
「役に立つか?」

こんな感じの会話でした。テンポも良くて、スパイ役の芯のある淡々としたかっこよさ。

あと最後のテレビのシーンが最高で、「うおおおおお…!!!!」って感じでじわじわと込み上げてきてエンドロール。マジで泣く寸前だった。本当に観てよかった。

字幕翻訳の担当は松浦美奈さん。この人の字幕は毎回スッと頭に入ってくるからとても好き。

まとめ

本当にタイトル以外何も知らずに行ったので最後のエンドロールを見た時点で監督がスピルバーグだということと、主役の弁護士のオッサンがトムハンクスだということを知りました。何よりびっくりしたのは自分がトムハンクスの顔を知らなかったということです。30年生きてきて初めて顔と名前が一致した。知ってると思ってた。

そういえばこの映画実話らしいです。世の中にはすごいオッサンがいるもんだ。

新年早々いい映画観れて満足。よかったですね。

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