息子と猫の距離感が縮まってきた

家族に新メンバーの息子が加入するにあたって、ずっと心配していたことがありました。それが既存メンバーの猫2匹、助さん格さんとの関係性。

右が助さん、左が格さん

彼ら2匹からしてみればこれまで暮らしていた居住空間に事前通知なく自分たちと同じサイズ感の生き物が入ってくるわけで、さすがに何かしらの驚きやストレスは与えてしまうだろうなというのが心配の内容。僕だって帰宅して自分のベッドに全長175cmぐらいのマレーグマとかが転がってたら「ちょっと待って何それ聞いてない!!!」ってなって結構心拍数上がると思う。

で、その心配は杞憂に終わりました。杞憂に終わったんですが事前に想定していたリアクション(猫たちがビビる or 普通に仲良くなる)と全然違くて、初日に「ん? 新入り?」みたいな感じでちらっと様子を見にきただけでそれ以降は猫が息子をほぼフル無視する、という形で3週間ほどを過ごしました。

助さん格さんの目に息子は見えてないのか? というレベルの無視で、なんか世にも奇妙な物語みたいな世界観でちょっと怖かったです。タモリさんが真っ暗闇の中でこっちを見ながら「心理学者のスタンレーコーレン氏はこう言っています。『見ることは騙されることである』と。私たちが生きている世界もまさにそう。現実だと感じていたことが実は虚構の世界であったり、夢だと思っていたことが現実であったり、見えていると思っていたものが自分以外には見えていなかったり。あなたもまた、奇妙な世界の扉を開けてしまったのかもしれません」みたいなことを言ってあの音楽が流れる。

そんな不思議な3週間が過ぎて、2匹のうちの助さんが心を開き始めたのが数日前。おそるおそる距離を詰めたり、同じベッドで時間を過ごしたり、寄り添って眠ったり。やっと家族っぽい雰囲気になってきたように思います。よかった。ちゃんと見えてた。

今朝は「まだ寝るんか」みたいな感じで覗き込んでた。

そうこうしていると格さんも近づくようになってきました。ただ格さんはあんまりべったりという感じではなく、たまに近づいて「無害ね。おk」みたいな感じ。格さんは撫でると喜んで寄ってくるので、息子氏がもう少し大きくなってコミュニケーションが取れるようになったら友達感が出てくるのかもしれない。

そんな感じで家の中の空気感がゆるやかに変わっているのを実感しています。これからも快適な感じにやっていきたい。