大阪に帰省中。天気が良かったので息子と一緒に動物園へ行ってきました。目当てはもちろんライオンやキリン……と思いきや、彼の関心はまったく別のところにありました。
動物よりも「小石と砂場」に夢中
入園して「あ、あっち行く!」と息子が向かったのは、動物のいる檻ではなく、敷地の端っこにある階段。そこにある年輪のような模様が入った杭に興味を示していました。その近くに落ちていた小石をひとつ拾うと、息子の遊びが始まりました。





模様の上に小石をひとつずつ並べていく。数を数えるわけでもなく、ただ「いい感じ」に置くだけ。息子にもこだわりがあるようで、時には首をかしげて置き直したり、石を差し替えたりしていました。仕草が完全に芸術家のそれ。
その様子を横で見守りながら、「この子にとって今、一番おもしろいのは“これ”なんやな」と実感していました。小石ひとつで知育玩具よりクリエイティブに遊べるのすごい。30分以上はこの作業をしていたと思います。
親の「声かけタイミング」を見直す
もうひとつ記憶に残っているのは、砂場でのエピソード。裸足になりたいという息子に、少し前までは「危ないからやめとこか」と言っていました。
それを最近は、「否定や中断は、親の都合でしてないか?」という問いを自分に投げかけるようにしています。今回は「じゃあ靴脱いでみよかー」と一緒に砂場へ。案の定、息子はニコニコと大満足で、足で砂をかき分けたり、砂を放り投げたりと夢中に。



こういう“ちょっとした肯定”を重ねて、本人の「やりたい」を後押ししていければいいなと思います。
動物園=動物を見る場所という先入観を捨てる
大人の目線では「せっかく来たんやから」「動物見ようよ」と思ってしまうけど、子どもにとっては「今の自分の関心ごと」がすべて。
その日、その場所、その子にとってのベストな体験があるので、それを尊重していきたいなあと思った次第。
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