家族3人での長距離フライト、大阪からオーストラリア・ブリスベンまでの約7000km。所要時間はおよそ9時間。この移動で「JetKids by Stokke(通称:ジェットキッズ)」を初導入しました。




使ってみての感想を一言でまとめると、「空港でのチェックイン待ちや機内での寝かしつけにめっちゃ良い。でも万能ではない」です。
空港では「乗り物」としても大活躍
出発前の空港では、息子がジェットキッズに乗ってご機嫌に移動。親がスーツケースを引き、ジェットキッズを引っ張るという形。まるで100円入れたら動くバッテリーカーみたいな感じで、本人も楽しそうでした。



ただ、引っ張っているときに息子が足を地面につけてしまい、つま先が引っかかって転びそうに……!実際には転ばなかったけど、それがちょっとトラウマになったようで、それ以降「もう乗らない」と言われてしまいました。こういう記憶って子どもにとって大きいんですよね。以後気をつけます。
ベッドモードも快適。ただ、使用許可はキャビンアテンダント次第?
飛行機の座席では「ベッドモード」として活用。行きの便では何も言われず、3人並びの中央に息子、その前にジェットキッズを設置して就寝モードに。これがめちゃくちゃ良くて、息子だけファーストクラス状態。足を伸ばして横になれるぶん、本人もリラックスして眠れていました。



ただ、帰りの便では同じ配置で「通路を塞ぐ恐れがある」とCAさんに注意されてしまいました。端の席なら大丈夫かと聞いたところ、"It’s technically against the rules, but I’ll turn a blind eye."(厳密に言うとあかんけど、今回は多めに見といたるわ)という味わい深い返事をもらったので、席を入れ替えて対応。
使用可否についてはCAさんの裁量にけっこう左右されるっぽいなーという印象。CAさんからNGの指示が出たらゴネずに素直に従って片付けましょう。
横になるスタイルでの就寝に

最初は「縦に寝かせるのかな」と思っていたんですが、息子の身長だと少し窮屈で、結局横向きで寝る形に。それでも足がぶらぶらしたり転がり落ちる心配もなく、安心感は抜群。寝かしつけの難易度がかなり下がるのは間違いないです。
特に「寝返り打って足元に転がり落ちる心配がなくなった結果、親も安心して眠れる」というのは良かった効果のひとつです。
組み立てやすさ・持ち運びの印象
組み立て自体は直感的。とはいえ、使ったことのない構造だったので、事前に自宅で何度か練習したのは正解でした。
軽いので持ち運びに苦労することはないでしょう。ただサイズはそれなりにあるので、首からかけながらスーツケースも引いて…みたいな状態になると、子どもがぐずったときの負担がちょっと心配。

想定外だった「出番のない場面」
念のため持っていったけど使わなかったのが、長野から大阪までの新幹線。未就学児は座席不要=膝の上というルールのため、置き場がないんですよね。
無理やり足元に置くと、大人の足の置き場がなくなるし、新幹線の座席幅だとけっこう厳しい。正直、「これは飛行機専用アイテムだな」と感じました。
結論:「あると安心。ただし、活躍する場面は限定的」
飛行機移動で子どもを寝かせるためのアイテムとしては、間違いなく役立ちました。本人も気に入ってたし、親としても「落ちない」安心感がとても大きい。我が家では往復のフライトで「十分元とったな」という感想です。
ただ、活用シーンはかなり絞られます。日常の旅行では出番が少ないので、「長距離フライトする家庭向き」という印象です。
ちなみに空港で操作する僕の姿を見て、父がポツリと「ええの買うたなあ」と言ってくれたのはちょっと嬉しかったです。
せっかく買ったので、頻繁に飛行機に乗せてあげたいなあと思います。あと何回使えるかなー。

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