何回作っても微妙な仕上がりだったカオマンガイが、タイマッサージ師さんの一言で本格的になった

移住して以来よく通っているタイマッサージ屋さんがあります。長野駅からちょっと歩いたところで、スタッフみんな上手でいい人ばかりで、なんやかんやで年に10〜20回ぐらい行ってます。

んで先日、担当してくれたマッサージ師さんとタイ料理の話になりました。「料理する? タイ料理何か作ったことある?」「カオマンガイ作ったことあるけどタイで食べた美味しいクオリティにならないんですよねー」「うちではよく作るよ。教えるよ」という流れで具体的な作り方とポイントを教えてくれました。

話を聞いているうちにだんだん今回はうまく作れる気がしてきました。忘れないうちに、施術が終わった足でスーパーに立ち寄って、材料をそろえてカオマンガイ作りに再チャレンジ。そしたらめちゃくちゃうまいことできて、僕の中のブレークスルーカオマンガイが起きました。

というわけでこの記事を呼んでいるあなたの今日のご飯はカオマンガイに決定です。おめでとうございます。真似して作って感動してください。

カオマンガイ作るにあたって今まで知らんかったポイント3つ

今回教えてもらって「全然知らんかった」ってなって取り入れたのが以下の3つのポイントです。

  1. 骨付きの鶏もも肉を使用する
    骨付き肉から出る旨味がスープに溶け込んでご飯全体の味を引き上げる。
  2. お肉はご飯と一緒に炊かない
    まず肉を茹でる。ご飯は肉を茹でたスープで炊く。するとお米がべちゃべちゃにならない。
  3. ニンニク炒めを活用する
    お米を炊く前にフライパンでニンニクを香ばしく炒めて、それとお米を絡めてから炊く。するとご飯に深みのある風味が加わる。

カオマンガイを作ろう

というわけでやっていきましょう。骨付きの鶏もも肉とネギの青い部分を茹でます。

塩(完全に目分量、たぶん大さじ1ぐらい)を入れてひたひたになるぐらいまで水を入れて沸騰させて弱火で50分。結構時間かかるので茹でてる間は他のことをして待ちましょう。僕は部屋の片付けをしたり他の料理の下拵えをしたりしていました。

50分後。骨付き肉とか扱うのダルいと思ってたけど長めに茹でればシュルッと骨外せます。

ダンダンダーンって切って肉の部は完成。

続いて米の部。ごま油でみじん切りにしたニンニクを弱火で香り出しします。焦がさないギリギリをのんびり狙おう。本格的にいきたい場合は鶏皮をゆっくり火にかけて鶏油を引き出すといいです。

米を研いで

ニンニクと和えます。

「炒める」ではなく「和える」。なので火は消しています。

和え終わり。

茹で汁で炊きます。

炊く米の量と同量の茹で汁を入れます。今回は3合分。

タレの部。ご飯を炊いている間にニンニクと唐辛子を石臼でゴリゴリやって、レモン汁とナンプラーを入れて混ぜるだけ。石臼がなければAmazonで買いましょう。ソムタムとかも作れるようになるので便利アイテムです。

「俺はそこまで本格的にやりたいわけではない」という場合、タレを作るのは一旦置いておいて焼肉のタレとかで代用してもいいと思います。その場合はニンニクを推しているタレがいいでしょう。

ニンニク、石臼で叩くとすりおろすよりも個性が強烈に出る気がします。つまりうまい。口臭は終わります。

米が炊き上がりました。お茶碗的なものに入れてから平皿にパーンてやるとそれっぽくなる。

はい完成。

全体的に白いのでビジュアル的な迫力は少ないですが、鶏肉のスープで炊き上げたご飯から漂う豊かな香りが食欲をそそり、しっとりと柔らかく茹でた骨付き肉は旨味がぎゅっと詰まっており、タレと絡めるとナンプラーの塩気と唐辛子のピリッとした辛さが効いて、全体の味がさらに引き締まって「あ、チェンマイで食べたやつや」ってなりました。แค่ทำตามวิธีที่คนไทยแท้ๆ สอนก็อร่อยขนาดนี้ ดีที่สุดเลยです。

息子氏も気に入って、いつも以上の食欲を出していました。いっぱい食べてえらい。タレは辛いのでつけていません。

まとめ

これまで何度か挑戦してもうまくいかなかった料理が、タイマッサージ師さんとの何気ない会話をきっかけにうまくいく。他愛のないことですが人生面白えってなりました。ジャスミンライスを使えばもっとうまくなるらしいです。次回やってみます。