健康診断で受けたバリウム検査がめっちゃ楽しかった

健康診断に行ってきました。約2時間に渡る各種検査を受けて、最後にみんな嫌いなバリウムです。「なんでこんなドブの底みたいな食感の液体飲まなきゃいけないの」とか「21世紀にもなって胃を膨らませるためにこんな原始的な手法しかできないのはなぜなんだ」とか「自己責任でいいのでなんとかこの検査だけキャンセルできないものか」とか思いながら重い足を運んで検査室へ。すると撮影担当の先生が「こんにちは! 今日はよろしくお願いします! ではゴクッと飲んでくださーい。はいじゃあいきまーす! まずはぐるっと2回右回りに回転してください! お、いい回転ですねー素晴らしい! 次は右斜め45度で止まってくださーい。わあすごい! 一発でパーフェクトの角度ですよ! 苦しくないですか? 大丈夫? じゃあ続けていきましょう! 次は逆さまになるんですけど、僕が肩のところを絶対落ちないように固定しているので安心してください。がんばって! あーいいですねー。すごいなあ。もう1回右回転お願いできますか? ほんといい回転なんだよなー。じゃあ次で最後の1枚です! よっしゃ! 頑張りましたねー!」ってひたすら褒めてくれるのでバリウム検査が好きになりました。

終わった直後は「え……。もう終わっちゃうの……?」って寂しい気持ちになりましたし、なんならこのままもう一回連続でバリウム検査受けたかったです。先生の褒め言葉のチョイスが秀逸で、バリウム検査を受ける世界大会があったら優勝目指せるんじゃないかと思うほどでした。

そんなわけで学びがあった健康診断。検査する側って1日中同じ作業の繰り返しなのに全力で楽しんで、人を褒めまくっていい空気を作っている。素敵。この先生の姿勢は自分の仕事にも取り入れていきたい。