釜山出身の料理上手な奥さんから韓国の家庭料理を習ってきた

大阪のコリアタウンで老舗キムチ屋を営む柳さんとLINEで世間話してたら「うちの奥さんが韓国の釜山出身で、めっちゃ料理うまいんで今度食べに来てください!」という最高のお誘いをいただきまして、図々しくも「えーーー! じゃあ今日行っていいですか?」ってノリと勢いの打診をしたところまさかの快諾をいただきまして、行ってきました。大阪まで。東京から。

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生野コリアタウン。夜は夜で雰囲気があってかっこいい。

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レッツパーリーの様子です。全部うめえ。今までに行った韓国料理屋を軽く超えてきた。

中でもキムチポッカとチヂミが常軌を逸するおいしさで、「自分でもたまに作るけど、同じ材料使ってるのになんでこんなにうまいんだ……?」と唸るしかないほど。完敗です。

で、せっかくの機会なので作りかたを教えてもらうことに。

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まずはキムチポッカから。キムチとお好みの具材をフライパンで炒めるシンプルな韓国料理。釜山出身の奥さんから教えてもらったコツは以下の通り。

  • スライスしたニンニクを一緒に炒める
  • 酸っぱくなったキムチを使う(乳酸発酵が進んでいるほうが炒めたときに旨味と甘味が多く出るらしい)
  • 仕上げにすりごまを多めに入れる(香りがめっちゃよくなる)
  • 辛いのが苦手な人はツナ缶入れるとマイルドになるのでおすすめ

です。

柳さんのおうちではこのキムチポッカのためにわざわざキムチを酸っぱくさせて常備しているとのこと。容器に白菜キムチを敷き詰めて、ラップをピタッとかぶせて空気に触れさせないことでいい感じに熟成させることができるらしい。

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こちらが4ヶ月熟成のキムチです。味見させてもらったところ確かに酸っぱい。本場の味。

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逆にこういう感じで、蒸し豚と一緒に食べるときは漬けたての酸っぱくないキムチが合います。この組み合わせはマジで最高。

さて次はチヂミですが、ここで衝撃の事実が。

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「この粉を水で溶いて、キムチとかの材料を入れて多めの油で焼くだけですよー」とのこと。マジか。

で、自宅に帰ってさっそく自分でも作ってみました。

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蒸し豚は完全に勘で作りました。ブロック肉を匂い消し効果のあるネギの青い部分と一緒に蒸すだけ。蒸し器を持ってないのでフライパンの底に水を張ってお皿を入れることで代用したところ、沸騰したお湯が当たり前のようにお皿まで入り込んできて、「茹でただけやん」という形になりましたが僕は元気です。おとなしく蒸し器買う。

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全部完成。キムチポッカもチヂミもちゃんと再現できて嬉しい。ちなみに今回も山田商店のキムチを使っています。

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蒸し豚と一緒に食べるときはこうやって蒸し豚→白菜キムチ→海苔キムチのミルフィーユを作ると一撃で幸せになれます。

そういえば今回柳さんが会話の中でさらっと「白菜は一番おいしい冬のうちに買いだめして、冷凍に近い冷蔵庫で保存してるやつを使ってるからうちの白菜キムチは常にうまいんすよ」って言ってて、とんでもない企業努力だなと思いました。確かにいつ注文してもうまい。

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そんなわけで韓国料理のスキルが上がりました。使った材料のリンク貼っておくのでやってみたい方はぜひどうぞ。中でもチヂミ粉は革命。