毎月ひとつ新しいことに挑戦するぞプロジェクト2021年4月版:農業

僕は「生きてるうちにやりたいことをやり尽くしたもん勝ち」の精神で生きており、毎月ひとつ新しいことにチャレンジしています。今月の挑戦は農業。アイキャッチは耕運機で丸一日かけて耕したMy畑。

まず農業を始めて思ったことから:有識者に教えを乞うべき

ほぼノー知識から農業にチャレンジして、強く思ったことからお伝えすると「独学は無謀。有識者や経験者に教えてもらうべき」です。

農作業、覚えることが多岐にわたる上に、今までの人生で使ってこなかった領域の知識なので習得するのがマジでムズい。

例えば「畑を耕す」のタスク1つとっても

  • 自分が所有している畑のサイズだとクワでやるべきなのか機械を使うべきなのか
  • 機械を使う場合、どんな機械を買うべきか
  • 自分の畑のサイズだとどんなサイズの耕運機を買うべきか
  • 耕運機はどうやって動かすのか
    • エンジンのかけ方
    • 使うべきギア
    • 曲がり方
    • Uターンの仕方
    • ロータリーの回し方
  • どこからどこに向かって耕すのか
  • ロータリーは前回転、後回転のどっちに回すべきか
  • 耕運機で耕している際に木の枝や石や藁やビニールなどがあった場合、どのくらいの大きさまでなら巻き込んでもいいのか
  • どういう状態になったら「バッチリ耕せた」と言えるのか

などなどわからないことだらけ。これもし自分1人でネットで調べながらやってたら初日に絶望して匙投げて「畑 売り方」で検索してたと思います。

父は偉大

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そんなわからないことだらけのクエストも経験者がパーティーにいてくれると片っ端から一撃で解決してくれます。僕は父親(岡山で小学生の頃から農業やってて毎年手伝いに行ってた超ベテランっていうかプロ)が力を貸してくれてマジで助かりました。

「クワでやるのは無謀。機械は絶対必要」「うん、そのサイズの耕運機買っときゃ大丈夫よ」「エンジンかぶってるからそのピン戻してやってみ」「そのぐらいの枝は巻き込んでも問題ない」「あそこの木の周りは根っこが太そうやから避けといたほうがいいわ」「種蒔いた後は品種の名前書いたプレート立てとき」などなど全部その場で教えてくれる。圧倒的に学習効率がよかったです。あと親子であーだこーだ言いながら一緒に作業するのは単純に楽しい。

課金して文明で殴れ

父親から教えてもらった中でも一番「経験者の言う通りにしてよかった」と思ったアドバイスがこちら。機械を使おう。絶対に機械を使おう。大事なことなので2回言いました。

農業機械は偉大。まさか1日でこの面積を耕し終えられるとは。


ちなみに耕耘機は中古のやつをヤフオクで6万円弱で買いました。車で長野市まで取りに行ったのですが、父親が助手席で「アメ車に耕耘機積むやつとか聞いたことないぞ」って言って笑ってました。

取りに行くまでは「高さ大丈夫かな……。入るんかな……」って心配していたのですが僕は基本的に運だけで生きているのでこんなときも絶妙に収まったりします。やったね。

畑を耕すのは楽しい


耕運機で土を掘り返していたら出てきたカエル。寝てたのにすまんね。

畑耕すの、めっちゃ楽しかったです。僕はぶっちゃけこういう単純作業が好きではないので途中に嫌になるかもなという懸念がありました。そして実際やってみると耕耘機で行ったり来たりするだけという思った以上の単純作業でした。にもかかわらずずっと楽しかったです。

同じような繰り返し作業のデスクワークをエクセルでやれって言われたら絶対マクロ組むのですが、自然と触れ合う作業だからか全く飽きない。むしろずっとやってたい。土の香りをまとった空気が最高でした。

農業やってるとなぜか褒められる

んでガリガリ耕し終えて農道でひと休みしていると、通りかかった近所のおばあちゃんたちが「よくやったねえ」「頑張ったねえ」「えらいねえ」ってめっちゃ声かけてくれたんですよね。僕は勝手に盛大な土遊びをしてただけなのに、ご近所付き合いのきっかけになった上に褒められてめでたい。

そしてみんな「わかんないことあったらなんでも聞いてね」って言ってくれる。ご近所さんがいい人ばかりなのは本当にありがたいことです。

植えた野菜たち

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今回畑を耕した後、蒔いた種は以下の通り。

  • ししとう
  • 空芯菜
  • 人参
  • ブラックベリー
  • 枝豆
  • オクラ
  • とうもろこし
  • 白菜

などなど。そして友人つながりで以下のような話が飛び込んできました。

面白そうなので快諾しました。

hop

届いた6種の苗です。元気に育っておいしいビールになりますように。

まとめ

そんな感じでおいしい野菜が収穫できるようにがんばります。

父が作業しながら「土めちゃくちゃええやんけ」「これはホンマにいい」「岡山で耕してた畑と比べものにならんほどいい」ってしきりに感動していたので多分ほっといてもめっちゃおいしいのができると思います。

そういえば畑を耕しながら、映画『リトル・フォレスト』の以下のセリフが何度も頭の中でリフレインしていました。

「言葉はあてにならないけれど、私の体が感じたことなら信じられる」

自分が信じられることをどんどん増やしていきたいですね。

関連アイテム

田舎暮らしに興味ある人は絶対観たほうがいい映画。農作業をして、収穫して、料理して、食べる。そういう生活を描いた作品です。映像が綺麗。音楽も良い。プライム・ビデオで観れます。

耕運機は今回のMVP。

長靴履いてても結構土埃が靴の中に入ってきたので今後は靴カバーで対策したい。

耕運機の音が結構うるさいので途中からAirPods Proでノイズキャンセリングしながら作業してました。

最近読んでる本。植物に対する興味関心が強くなってる。

2件のコメント

>同じような繰り返し作業のデスクワークをエクセルでやれって言われたら絶対マクロ組む
めっちゃわかります!w

>土の香りをまとった空気が最高でした。
すごく想像できます。たまにカブトムシの幼虫とか眠っていたり…w

古民家の完成もとても楽しみにしていますー!

コメントありがとうございます!カブトムシの幼虫みたいなやつ出てきました! 「オッ」と思ってたら5秒後ぐらいにカラスに食われてましたw

ブログで拝見していましたが、ごっちさんも家をいい感じにお手入れされていますよね。お互いがんばりましょう!

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