京都滞在1週間。写真撮って、仕事して、うまいものを食べるノマド旅行をやってきた

先月11月にふらっと来た京都。食、人、街のすべてが気に入りまして、「ぜったいまた来るぞ」と決意しまして、決意した翌月の今月12月に行ってきました。今回は少し長めの1週間。

撮った写真と一緒に旅の記録を残しておきます。さすがに1週間は持て余すかなーと思ったんですが、終わってみるとむしろ足りないぐらい。楽しかった。

1日目

味どころ しん

DSC00466
初日は夕方ぐらいに京都駅に到着。まずは四条の小料理屋さんへ。

DSC00457
DSC00458
とりあえずビールを注文して突き出しの煮物をつつきながらメニューを眺めていたら店員さんが「お刺身どうしましょ?」と声をかけてくれました。どうやらそれが定番らしい。「よかったらいくつか盛りましょうか?」の提案に乗っかることに。

DSC00461
キンキ、サヨリ、ブリ、トロのお刺身四天王。どれもこれも新鮮。中でもブリが脂乗りまくりでヤバかった。京都は日本海のいい魚が多く入ってくるのがうらやましい。

DSC00462
大黒正宗という兵庫県の灘でつくられたお酒を注文。吟醸なまざけ。「写真撮らはるんやったらどうぞ」と瓶も横に置いてくれました。

久しぶりに日本酒飲んで感動した気がします。めっちゃうまい。スッキリしてるのにまろやか。そして脂の乗ったお刺身と抜群の相性。完璧すぎて涙が出そうになりました。酒好きの友達の家に遊びに行くときは絶対持っていきたい。そんな1本。

DSC00463
追加で注文したすじ肉と大根の煮物。関西のだし文化の中でも京都は頭ひとつ飛び抜けてる。ずっと食ってたい。旨味がすごい。

DSC00460
「味どころ」と店名にあるとおり食べ物の種類が豊富。値段が書かれていないのでちょっとビビりましたが、会計を終えてみるとむしろ良心的だと感じるぐらいでした。

DSC00459
日本酒もいっぱいある。

地元密着型でアットホーム、だけど旅行客でもふらっと入りやすい雰囲気のお店です。個人的にはカウンター席から厨房が見えるのがよかったです。料理人の人が黙々とだし巻き卵を焼いている様子を眺めているだけで酒が進む。

2日目

DSC00471
DSC00472
快晴。カメラ持って外へ。僕こういう真っ直ぐな景色が好きでよく写真を撮るのですが、京都はこういう景色が多いんですよね。「碁盤の目」と呼ばれるほど規則正しく区画整理がされているからひたすら直線。街づくりがうまいなあと思います。フォトウォークがはかどる。

Café Bibliotic Hello!

DSC00484
仕事できそうな場所を求めてふらっとカフェへ。京都市役所の近くの「Café Bibliotic Hello!」というお店。店先にバナナの木が生えてる。

DSC00474
DSC00485
大きな本棚、高い天井、暖かい薪ストーブ。そこにあったものを挙げるだけでポエムっぽくなる空間。

DSC00475
DSC00476
昼はランチセットもあります。京都の野菜うますぎるだろなんだこれってなりました。

DSC00480
店内は古民家を改装した落ち着いた雰囲気。BGMのチョイスがよかった。

DSC00482
仕事してるアピール。原稿書いたりしました。

サウナの梅湯

DSC00491
今回京都に来た目的のひとつがこの「サウナの梅湯」という銭湯。サウナ室にはアロマストーンが置かれていていい香りがしたり、ジャズがかかっていたり、2階がタトゥースタジオになっていたりと、新しい風を感じる銭湯でした。近くにあったら週3で通うと思う。

のと与

DSC00495
錦市場の「のと与」で鮒のお刺身を購入。その後スーパーで京都の地酒をゲトって優勝しました。ほろ酔いでMacBook Pro開いて雑務やっつけて就寝。

ちなみにこの日までアランヴェールホテル京都というところに泊まっていました。大浴場とかついてて便利。部屋は普通のビジネスホテルっぽい感じ。

3日目

Thilaga

DSC004993日目のランチで行ったのがThilagaというお店。北インド料理、南インド料理両方のスタイルを提供しているインディアンレストランです。

DSC00498
ノンベジランチミールス。大皿にバナナを葉っぱを敷く南インドスタイルのターリーは種類いっぱいで目にも楽しい。

味はというとスパイス優しめで辛さマイルド。それでいて複雑で濃厚。日本人が食べてもインド人が食べてもうまいって言うと思う。中でも海老カレー(右上の赤いやつ)がちょっとびっくりするぐらいおいしかった。バンガロールに2年住んでた僕が言うんだから間違いない。

店内のBGMはずっとヒンディー音楽。五感でインドを楽しめるお店です。

セレンディピティ@京都

京都で一度やってみたかった町屋ステイ。ネットで探していたところセレンディピティ@京都という宿の名前に惹かれて吸い込まれるように予約。Serendipityっていう英単語、好きなんですよね。「思わぬものを偶然に発見する才能」っていう意味。


予約サイトにはホテルとしてリスティングがあるのですが、THE・民泊という感じの雰囲気。昔からある二階建ての長屋で、京都の雰囲気を味わうには最高だと思う。海外から来る友達のためにこの宿とってあげたら絶対喜ばれるはず。

昼寝 & 仕事

なんか宿の雰囲気がよくて実家に帰ってきたような安心感に包まれてぱたんとお昼寝。その後起きて電話で打ち合わせしたり広告周りの設定見直したりポーカーやったり。ワークデスクがないのでソファで堕落した姿勢で仕事してました。

美齢 (メイリン)

で、お腹空いてきたので晩ご飯。雨が降り始めてどうしたもんかなあと思っていたところ、宿の人から「目の前にある中華料理屋さんが名店ですよ。予約困難店でいつもいっぱいなので座れるかどうかわからないですけど」と教えてもらって直行。

DSC00505
DSC00500
DSC00504
持ち前の強運で無事に着席。ここ、石焼麻婆豆腐が絶品です。激辛ってわけでもないのに食べてると汗が吹き出してくる健康的な辛さ。これをご飯で中和しつつ、その間に甕出しの紹興酒をやるのが最高。コースとかもあるみたいなので、いつか大勢で行ってパーティーやりたい。

4日目

cafe marble

昨日の麻婆豆腐で元気になって、文章書くぞーというモチベーションがたぎってきました。というわけで宿から歩いて5分ちょい、静かな住宅街の中にあるカフェへ。

¡DSC00510
落ち着く空間でございました。器がかわいい。カフェラテもうまい。

DSC00507
最近お気に入りのMagic Keyboardで怒涛のタイピング。東京にいるときは筆が進まなかったのが嘘のように仕事がはかどり、気付いたら原稿が仕上がっていました。毎日ここ通ったらアウトプット量がとんでもないことになるかもしれない。

散歩

DSC00513
真っ直ぐな道大好きシリーズ。

京極湯

DSC00515
で、京極湯という銭湯へ。入り口が男女で分かれていて、真ん中には番頭さんが立っている昔ながらの銭湯。入浴料払ったら番頭さんに「よう来てくれはったね。ありがとう」って言われて、その声のトーンとテンポがなんかすごくよかった。こういう些細なことが旅の思い出になったりする。

中にはスチームサウナがあり、何も知らずに奥に座ろうとしたら常連っぽい人に「あ、そこ熱いから気つけや」って言われるも慣性の法則がはたらいて「え? そうなんですか?」とか言いながらそのまま進んでしまって「熱っつ!!!!」ってなったり、電気風呂があって「そういえば子供のときこれ入ってビリビリするの怖くてトラウマのままになってるな。この機会に克服してみるか」と思って入った瞬間に「痛ってえ!!!!」ってなったりしました。こういうのも旅の思い出になったりする。

DSC00516
風呂上りにビールを頼んだら柿ピーがついてきた。6マス進む。

散歩

DSC00518
風呂上りの銭湯前の路地。京都の夕暮れは風情がある。

よってこや

DSC00520
DSC00521
大衆的な居酒屋さん。好きな日本酒の鳳凰美田が置いてあったので注文。お通しの竹の子がうまかった。

5日目

Gion Duck Noodles

DSC00523
DSC00525
和歌山の紀州鴨を使ったラーメン & つけ麺屋さん。八坂神社近くの雑居ビルの1階。中に入るとバーかと思うほどおしゃれな内装。超隠れ家。

低温調理された鴨肉のチャーシューは提供前に炙られ、有田みかんのエスプーマソースが添えられます。ドイツ産のライ麦を配合した自家製麺はフェットチーネのよう。つけ麺と言いつつやってることは完全に創作フレンチ。最後のスープ割りはサイフォンで入れてる。コンセプト尖りすぎてて最高。

DSC00527
ちなみに店名は絵文字で🦆🍜と表記するのが正式っぽい。看板もこれですからね。今年入ったつけ麺屋さんでぶっちぎりトップです。京都来るたびに絶対寄りたい。

散歩

DSC00529
腹ごなしウォーキング。鴨川沿いは高い建物がないのがいい。

アイタルガボン

DSC00530
DSC00534
DSC00531
鴨川近く、町屋をリノベーションしたカフェへ。エスプレッソ専門店ということで、それを使ったカフェモカをいただきました。甘くてうまくて仕事がはかどる。

店内は静かで居心地がよくていい感じ。本棚にはいろんな本がいっぱい。ふらっと来てあれこれ読んで長居するのもよさそう。

DSC00535
長居してしまった。

串揚げ 万年青(おもと)

旅の最後の食事は万年青(おもと)という、旬の食材を串揚げで提供してくれるお店へ。

DSC00540
DSC00542
DSC00543
DSC00549
最初に苦手なものやアレルギーを聞かれて、こちらがストップをかけるまで順番に揚げてくれるスタイル。店先や内装には高級感があってちょっと身構えたもののお値段は1本140円と良心的。

冬の食材がカリカリの衣を纏って次々にやってくるのは完全に天国。

DSC00537
滋賀の日本酒、湖弧艪(こころ)で迎え撃ちました。

DSC00538
そして写真右のおまかせ野菜サラダは絶対に注文したほうがいいやつです。ちょっと塩をしているだけの生野菜は丁寧に育てられたのが伝わってくる、溌剌とした味。串と串の間に食べると口の中がさっぱりして串→野菜→串→野菜の無限コンボの実現が可能。ちなみにサラダはおかわり自由。

DSC00545
DSC00547
DSC00550
合間に出てくる箸休めやデザートも素敵。最初から最後まで大満足の食事でございました。

まとめ:また京都行くぞ

そんなわけですげーよかったです。次回はAirbnbとかで宿借りて1ヶ月ぐらいのんびりしたいところ。

今回使ったカメラ