初めて唐揚げを揚げたときの記録

突然ですが唐揚げの話をします。

  • 手間がかかる
  • 油が跳ねて熱い
  • 洗い物が面倒くさい
  • ミスったら家燃えそう

という費用対効果やリスクとリターンを考慮すると「外で買った方が合理的」という結論に至るため僕は自宅では揚げ物を一切作りません。食べるのは好きだけど作るのはダルい。それが揚げ物に対する気持ちでした。

そんなうちの食卓にも稀に揚げ物が並ぶことがあります。彼女が揚げ物を作るときです。

で、ふたりで調理中の土曜日の夕方、豚汁用のゴボウの斜め切りを終えて暇を持て余していた僕を見て彼女が言いました。

「揚げてみる?」

そんなこんなで唐揚げデビューです。

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おおお…!

下味は彼女がニンニク多めでつけてくれていたので僕の任務は

  • 片栗粉をまぶす
  • 熱した油に投下する
  • 頃合いを見て引き上げる

だけ。っていうかまぶす片栗粉の量は彼女にダブルチェックをお願いしたり引き上げるタイミングも指示を仰いだりしていたので入社初日のアホな新卒でもできる単純作業でした。

その単純作業の中からも学ぶことや気づくことはいくつかありました。

  • ゴム手袋を使えば何度も手を洗う手間を省ける
  • 思ったより油は跳ねない
  • 使用後の油は固めるなり袋に入れるなりして燃えるゴミに出せば済む
  • ミスって家が燃えたら火災保険を使って人生をやり直せばいい

やってみるというのはとても大事なことで、今回初めて唐揚げを作ったことで揚げ物に対する心理的なハードルがなくなり、その結果自分ができる料理の幅が広がりました。気が向いたときにいつでも必殺技:フライを繰り出せます。頭の中でドラクエのレベルアップのファンファーレが鳴りました。

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作った豚汁と一緒に食べよう。

唐揚げを口に運んでカリっと噛んだ途端に口の中に広がる肉汁とニンニクの香り。旨味と成功体験が脳にインプットされました。

これは癖になるぞ。