「ゾロ目で覚えやすいし、しかもこの日は『寿司の日』らしい。毎年寿司屋に行く理由ができるぞ」という理由で11月1日に入籍しまして、無事2回目の結婚記念日を迎えることができました。1年の半分ぐらいは海外行ったり大阪帰ったり酔っ払って終電逃したりしてて家を空けまくりなのに離婚されてないの奇跡だと思う。
そんなわけで今年は京都の「すし岩」へ。
京都の寿司割烹 すし岩に行ってきた


場所はJR京都駅から歩いて10分ぐらいのところ。のれんがグローバルな感じでかっこいい。実際海外からのお客さんが多く、この日のカウンター席は僕ら以外全員英語で喋っていました。

すし岩はApple創業者のスティーブ・ジョブズが愛したお店としても有名。入り口すぐのところに直筆サインが飾られていました。

その下には僕が昔勤めてた会社のシャッチョさんのサインも。ラリー・エリソン。こんなところで目にするとは思わなかった。ジョブズの紹介で訪れたらしく、今は京都に別荘を持っているらしいです。

瓶ビールで乾杯。観光で歩きまくった後だったので勢い余ってちょっと飲んでしまった。うまい。
夜のコース料理は10,000円から。「せっかく京都まで来たし」「結婚記念日だし」「おいしいもの食べたいし」とあれこれ理由を並べて15,000円のものをお願いしました。

おつき出しの3品は帆立のトマトソース和え、無花果の胡麻クリームソース和え、とんぶりとキノコと温泉卵と、寿司屋では珍しく洋風なエッセンスが見えるもの。
ソースの後に無花果のフルーティーさが顔を出す組み合わせが最高。あと温泉卵の茹で加減も最高。70℃で12〜13分やると黄身から固まっていい感じに仕上がるらしい。ちょっとした会話の中からこちらが料理好きなことに気づいてくれて、「温度計を使えばご家庭でもできますよ」とアドバイスくれました。調理用のやつ買ってやってみようかな。

カツオのたたき。ポン酢の中を元気に泳いでいる味がします。べらぼうにうまい。


このお店のカウンター、一枚木なのに赤ワインの品揃えが半端ない。こぼれたら色着いちゃうから普通お寿司屋さんって置きたがらないから珍しい。こぼれたらどうするんですか? と尋ねると「落ちるまでひたすら拭きます」とのことでした。なにか画期的なことをやってるところには見えない努力がある。

お造りはシマアジ、中トロ、大トロ。断面が綺麗。泣きそうなほどうまい。名店です。

ここはぜひ日本酒でお迎えしたい。金冠黒松を注文しました。トロの脂を流してスッと消え入るいいお酒。

この日一番びっくりした一品、サワラとキウイのレモン酢かけ。こんな組み合わせ想像したことすらなく、「悪ノリ?」とすら思ったのですが食べてみると完璧な調和。炙られたサワラの旨味とキウイの酸味はキャッキャウフフのベストフレンドでした。

名残り鱧と松茸の小鍋。この鍋に秋が詰まっておる。たいそうおいしゅうございました。
ここで一品料理は終了。ここから怒涛のお寿司ラッシュです。








ネタはすべて国産の天然もの。またどれも冷凍していないとのことで、何食っても旨いです。中でもトロがぶっちぎりでヤバくて現世に帰ってこれないかと思うぐらいトリップしました。口の中からなくなったあとも1分ぐらい唸ってた。

最後は巨峰のジュースで〆。ごちそうさまでした。
なんというか人生の中の句読点みたいな感じで使えるお店。店主さんも気さくに話しかけてくれるので楽しい食事になること間違いなしです。
コメントを残す