ChatGPTを使い始めてから、世界の見え方がガラッと変わりました。ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、「努力」の定義すら書き換えられたような感覚があります。
もちろん、AIは万能じゃないです。ズレたり、間違えたりもする。でも、それを踏まえたうえで“AIと一緒にやる前提”で考えてみると、これまで自分ひとりで抱えていた努力の多くが、スッと軽くなります。
そのスッと軽くなったところが余白になって、「思考」や「選択」や「遊び心」が入り込めるようになる。僕はこれを、AI時代をおもしろく生きるための“マインドセットの土台”だと考えています。
「AIができること」は、積極的に任せる
昔の僕は、「人に頼るのがちょっと苦手」なタイプでした。でもAIなら、遠慮なくお願いできるんですよね。失敗しても誰も傷つかないし、リトライすれば済む話。
最近では、思考の整理、記事の下書き、旅の持ち物リスト、さらには子どもの遊び提案まで、ChatGPTと一緒にやっています。
「こんなしょーもないこと頼んでいいんかな……」って、人間相手だとちょっと気を使ってしまうことも、AIなら気軽に投げられる。
これはもう、小さな革命。日々、めちゃくちゃ助けられています。
自分の“文脈”で使い倒す
AIには、テンプレ的な使い方もたくさんあります。たとえば:
- 自分の考えを言語化する壁打ち相手
- 長文記事や議事録の要約
- メールやSNSの返信文の代筆
- 旅行プランの作成(行き先・日程・持ち物まで)
- 冷蔵庫の中身からレシピ提案
- ExcelやPythonのコードの修正・チェック
- ブログのタイトル案を10本出してもらう
- 翻訳+ニュアンスのすり合わせ
どれも便利で、確かに助かる。でもそれだけだと、「便利に使ってるだけ」になってしまって、ちょっと物足りないんですよね。
で、僕が大事にしているのは、「このツールを、自分の遊び道具にするには?」という視点と、「自分ならではの使い方」を探していくことです。
たとえば僕の場合は、こんな使い方をしています。
- 毎日メモしている思考ログをコピペでぶん投げて、そのままnoteの下書きにする
- 息子との会話や成長記録を「詩っぽく」言語化してもらう
- 骨董品の出品タイトルに“おもしろ味”を足してもらう
- ゴミ拾いプロジェクトの記録文を、音声対話モードで一緒に生成する
- 気になる言葉や感情から、「問い」を立ててもらう
- さらにその問いに対する解決法を具体化、言語化してもらうことで自分の人生に実装する
- 自分の望みを掘り下げて、欲求を可視化する
- ゲストとのポッドキャスト構成を、雑談ベースで組み立てる
“誰かの正解”じゃなくて“自分の文脈”で使い倒す。そこに、面白さの種があると思っています。
「AIでできること」と「自分がやりたいこと」の違いを知る
もういろんな人が言ってますが「全部AIに任せればいい」という話ではなくて。大事なのは「AIが得意なこと」と「自分がやりたいこと」の違いを明確にして、分担すること。
僕にとっては、文章に込める温度感とか、言葉の余白とか、育児の気づきとか、日常の感情の揺れとか、なんか楽しいことを見つけるとか——こういう部分は自分で手を動かしたい。
一方で、情報収集や要約、リスト化といった“土台づくり”はAIに任せる。
この分担ができるようになってから、自分がやりたいことに集中できるようになりました。
「プロンプトを磨く」は、現代の“思考トレ”
AIに意図を正確に伝えるのって、意外と難しいです。
「いや、それじゃないんだよな……」とか、「なんでそこ拾った?!」みたいなズレもよく起こります。
でも、そのズレを直そうとするたびに、自分の問いの立て方や伝え方が鍛えられていく。
つまり、プロンプトを磨くこと自体が、現代の“思考のトレーニング”になっています。
どう伝えたら、より良い返答が返ってくるか。試行錯誤していくうちに、自分の思考そのものがクリアになっていく。
問いの設計は、思考の設計。プロンプトを整えることは、自分自身の“問いのセンス”を育てることでもあるなーと、最近よく思うようになりました。
AIは「使うもの」から「育てる相棒」へ
AIは「道具」でもあるけれど、それ以上に「一緒に育っていく相棒」だと感じています。
たとえばChatGPTも、使い続けていると、自分の言葉のクセや考え方を少しずつ理解してくれる。そのうち“通じる”ようになってきて、「こいつ、わかってきたなー!」って思う瞬間がある。
だから僕は、これからもAIを怖がらず、過信もせず、でもちゃんと育てていきたい。そう思える時点で、もう十分おもしろい時代に生きてるなーと思います。
これが、AI時代をおもしろく生きるための、僕なりのマインドセットです。
おまけ
ちなみにアイキャッチ画像はChatGPTに「それっぽいアイキャッチ画像を生成してください」って指示して出てきたものが以下の画像で、

これに対して「めちゃくちゃサイケデリックで幻覚みたいな雰囲気にしてください」という指示で以下のものが出来上がりました。とてもキモくてとても良い。

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