この記事はフリーランス Advent Calendar 2016の13日目の記事です。よろしくお願いします。
自己紹介&職歴
観音クリエイションという名前で音楽を作っています。
キャリアが割と無茶苦茶で、大学で法学部を卒業→アメリカ系ソフトウェア企業のインド支社で法律全く関係ないチームに入社→転職で別のアメリカ系ソフトウェア会社のシンガポール支社へ→仕事やめて世界旅行→現在はフリーランスで音楽を作る仕事をしています。一貫性がなさすぎる。
詳しい情報や実績とかはプロフィールのページに書いていますのでご興味ありましたら見てやってください。
フリーランスになった理由
- 好きなだけ寝たい
- 雨の日に外に出たくない
- 突然長期旅行に出かけたい
- 通勤にかかる時間が無駄なので自宅で仕事がしたい
- 働きたくない気分になったときに自分の裁量で休みたい
という希望を受け入れてくれる会社が世界中どこを探してもなさそうなので「これはフリーになるしかないな!」というノリで仕方なくフリーランスになりました。
フリーランス生活はこんな感じ
働き方、毎日の過ごし方は以下に書いています。
大体だらだらしており、
- アラームはかけない
- 眠くなったら寝る
- お腹空いたら食べる
という動物らしい生活を軸にしつつ気が向いたら仕事する感じです。
フリーランスになる前にやっておいてよかったこと
せっかくなので役に立ちそうなことでも書いておこうと思います。今振り返って「これフリーランスになる前にやっといてよかったわ」と思うことをまとめてみました。お金のことです。
フリーランスのゲームオーバーの理由の大半は「お金がなくなること」です。ということはお金が底を尽きなければ楽しくやっていけるはずで、じゃあそこら辺を最初にきっちり考えておけばなんとかなるだろうと思っていろいろやりました。
毎月の平均&最低限の生活費の算出
月々いくらあれば生活できるのかを計算しました。今は同棲しているのでふたりで大体15万円ぐらい。毎月ひとり当たり8万円稼いでおけば生きていけます。
当面の生活費の準備
最低でも6ヶ月分用意しておくと安心。8万円×6ヶ月で48万円。これだけ貯めておけば180日間収入がなくても死ぬことはありません。僕はチキン野郎なので18ヶ月分ぐらい用意しました。
撤退ポイントを決める
僕は「貯金が50万円切ったらフリーランス生活を諦めて正社員になろう」と決めています。これが精神衛生上とてもいいのでおすすめです。
撤退ポイントを決めておくと「もしお金なくなったらどうしよう」という漠然とした不安が「もし貯金が50万円切ったら就職活動スタート」という具体的なif then文に置き換えられ、その結果メンタル的な負担がゼロになりました。50万円切るまでは「ガンガンいこうぜ」というスタイルでやっていくことができます。
ちなみになぜ50万円かというと、撤退したあとに
- 生活レベルを維持しつつ
- 就職活動しながら
- 数ヶ月間
を生き抜くのにこれぐらいあったら大丈夫だろう、というざっくりした計算です。この金額が少ないと焦ってブラック企業に入社したりしそうになるので多めに見積もっておくといいと思います。
どうにもならなくなったときの救済手段を準備しておく
マジでヤバい状況に陥ったとき(天災とか急な事故とか金銭的な事情とか)のセーフティネット的なものを自分で用意しておくと「最悪あのプランがあるからとりあえず今は気にせず頑張るか」という作戦を取ることができます。
- 実家に帰る
- ネパールのポカラに長期滞在
僕は上記の2つのプランを用意しています。どちらのプランも今の仕事を続けながら生活費を3〜5万円/月に抑えられるので、万が一の場合は残金握りしめて実家に帰るかポカラに飛べば数ヶ月かけて再起を図ることができます。
毎月の出費が少なければ少ないほど稼がなければいけない金額も少なくなるので、単純に黒字化させやすくなる=ゲームオーバーの可能性を下げることができるというありきたりな考えですが、この具体的なプランを用意しているだけで心理的なプレッシャーがとても軽くなります。みんな困ったらポカラへ行こう。1日1000円あれば豊かな自然に囲まれてインターネット付きの宿と3度の食事をまかなえるぞ。
やっておいてよかったこと一旦まとめ
- ある程度お金のことをきっちり考えて
- 死なない程度に貯金しておいて
- 撤退するポイントをあらかじめ自分で決めておいて
- 最悪の状況を想定して
- それに備えておけば
- 大体なんとかなる
フリーランスになって手に入れたもの
なんかシビアな話になっちゃったので楽しい話をします。僕がフリーランスになって手に入れた3つのものをあげておくのでなにかの参考にしてください。
手に入れたもの3つ
- 場所の自由
- 収入の自由
- 時間の自由
場所の自由
- 好きな時に旅行に行けて最高
- 自宅に飽きたらパソコンだけ持って出かけてカフェで仕事できて最高
- 気が向いた時に1ヶ月単位で海外や実家に拠点を移すことができて最高
収入の自由
- 頑張ったら頑張った分だけ自分の収入につながって最高
- 自分自身の力で稼ぐ自信がついて最高
- 自分好みの収入の柱を何本も作れて最高
- あんまり働かなくてもお金入ってきて最高
時間の自由
- 好きなだけ寝れて最高
- 仕事に飽きたらすぐ横になって猫を撫でれて最高
- 本気出したいときは30時間ぐらいぶっ通しで働いても誰にも邪魔されなくて最高
- 好きなときに好きなことやってるだけなので気分は365連休で最高
結論:フリーランス生活は全体的に最高
僕はとにかく楽しくユルく好き放題に生きていきたいので、今のフリーランスという働き方が一番性に合っていると感じます。
というわけでこのまま行けるとこまで行きます。今後もよろしくお願いします。
こんにちは、ショです!
コメントするの久々ですね。
気になったのですが、音楽の勉強はいつ頃なさったんですか?働いてる間は時間がないイメージでして。
ネットの何かの記事で17歳から〜というのは見た覚えがあるのですが…
差し支えなければ教えて頂きたいです!
ショさん、お久しぶりです!
音楽は16歳ぐらいのときにDJを始めたのがきっかけで、そこから特に系統立てて勉強することなくノリで作っています。
働いていた時は仕事終わってから夜中まで制作→寝落ち→翌朝出社、という生き方をしていました!
答えにくい質問にわざわざありがとうございました!
また美味しいお店見つけたらご紹介します!
こんにちは!
私は埼玉在住のグラフィックデザインを仕事とするもので、
観音さんの生き方にかなり憧れます。
実際トラックメーカーの仕事は定期的にくるものなのですか?
かなりつっこんだ話ですが、トラック制作の仕事だけで年収どれくらい稼いでいるのでしょうか。
お金回りの赤裸々な記事読んでみたいです!
リクエストありがとうございます!
トラックメイカーの仕事の件、近いうちにまとめて記事にしてみます!
お返事ありがとうございます!
よろしくお願い致します&楽しみにしております〜。