【台湾旅行】台南で食べまくりの3泊4日 おいしいお店のまとめとかシャングリラホテル台南の滞在記とか

台湾の古都、台南に行ってきました。台湾の南西部に位置するこの街は食の都と呼ばれるほど食文化が栄えていて、おいしいお店がそこら中にあります。

今回はそんな台南を3泊4日でガッと周ってきました。今回の旅を3行でまとめると

  • 何食ってもうまい
  • かなり手頃な価格で5つ星のシャングリラホテルに泊まれてめでたい
  • 素敵な建物や風景が多いので写真撮っててめっちゃ楽しい

という感じです。以下、高雄から台南の行き方や美味しかったお店、シャングリラホテルの滞在記を残しておきます。

今回は古都ということもあり、久しぶりにマニュアルフォーカスのレンズを使いたくなってα7Sにフォクトレンダーの35mmのレンズのセットで撮影してきました。

高雄空港到着

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そんなわけで関西国際空港から直行便で3時間ちょいで高雄(たかお・カオシュン)空港に到着。大阪から東京行くぐらいのノリで行ける近さ。

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Amazonで事前に買っておいたSIMカードを入れたり両替したりして準備万端。いざ台南へ。

電車で高雄空港から台南へ

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今回は電車を使って高雄空港→高雄駅→台南駅のルートで台南市街を目指します。まずは高雄空港直結の地下鉄MRTの駅へ。空港の出口から駅まで歩いて30秒ぐらい。近い。

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MRTのチケットはコイン型。自動販売機が僕のお札を全然受け入れてくれなくて窓口で買いました。35元。140円ぐらい。

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ちなみに高雄の路線図はこんな感じでシンプル。

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20分弱で高雄駅に到着。ここでMRTから台湾鉄道に乗り換えます。東京で言うとメトロからJRに乗り換えるような感覚。

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高雄駅にはなぜか萌えキャラやイケメンキャラの等身大ボードが立っていて、このボードが指す方向へ向かうと台湾鉄道(TRA)の高雄駅にたどり着くことができました。

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窓口で行き先と人数を告げて乗車券ゲット。高雄から台南までは自強号という特急列車で40分ぐらい。特急料金込みで400円ちょい。

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駅のホームのつくりがどこか日本と似ている。

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電車に揺られながら車窓からの景色を眺めていればあっという間に台南到着。駅の「プラットホーム」は中国語で「月台」と書くらしい。ロマンティックで綺麗な字の並び。

台南での宿泊はシャングリラホテル一択

台南に到着してそのままホテルにチェックイン。台南は世界の中でも5つ星のシャングリラホテルに手頃な価格で宿泊できるらしく、そんな機会そうそうないだろうと思って泊まってみました。台南駅から歩いてすぐ。台南で一番高い建物です。

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洗練された内装、台南が一望できる窓からの景色、応対スキルの高いスタッフ。五感が刺激される体験で、猛烈にテンションとモチベーションが上がるホテルです。1泊12,000円ぐらいでこれは安い。台南に来たら絶対泊まったほうがいい。

シャングリラホテル

ちなみに東京のシャングリラホテルで今回と同じランクの部屋に泊まるといくらするのかと気になって調べたところ、1泊9万円ぐらいでした。値段見てびっくりして声出た。

そんなわけでホテルに荷物を置いていざ街へ。ひたすらうまいものを食べまくる天国タイムのはじまりです。

再發號肉粽のちまき(特製海鮮八寶肉粽)

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まずは100年続く粽(ちまき)の老舗、再發號肉粽の特製海鮮八寶肉粽。特製ちまきです。

ホタテの貝柱とかイカとかアワビとかしいたけとかの出汁系の食材がふんだんに入ってて香りからして老舗の本気を感じる一品で、崩すと豚肉やら栗やら出てきてお祭り騒ぎです。食べると味の波状攻撃。いろんな味がする。こんなにうまいちまき初めて食べた。

石精臼牛肉湯の牛肉湯

今回の旅では食いまくると決めたのでガンガン行きます。胃袋の限界までハシゴ飯。

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台南の定番食、牛肉湯(ニュウロウタン)。

あっさり目のスープにサッと湯がいた牛肉というシンプルな食事。これがうまい。牛肉は半生ぐらいの茹で加減で程よくやわらか。写真右の千切りにした生姜入りのタレと一緒に食べるとさらにうまくなります。屋台飯で雑な感じと見せかけて完全に計算されたマリアージュを喰らってしまってマジシェイシェイ。

現地の人の朝ご飯の定番メニューらしいけど飲んだ後の〆とかにもよさそう。台南の食文化いいなあ。

BAR TCRCのカスタマイズカクテル

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酒好きにオススメのお店。台湾のカクテルコンテストで優勝したバーテンダーがオーナーを務めるTCRCというバーです。

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TCRCではその日の気分や好みに応じてカクテルを作ってくれるシステムがあります。英語の説明が併記されているので指差しでも注文できて親切。

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1杯目はジンベースで、季節のフルーツを使うカクテルを注文してみました。

ベリー系で爽やか。それでいて余韻にはしっかりとした果実の甘み。これはあれだ。幸せに酔えるカクテルだ。

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2杯目はウイスキーベースのカクテル。グラスの縁についた塩砂糖が味に奥行きを出してくれる面白い組み合わせ。うまい。確かタリスカー使ったって言ってた気がする。

バーテンダーさんはみんな親切で、台湾の落ち着いた大人の層から人気の様子でした。BGMは静か目なブルース。

ちなみにお店の構造が面白くて、奥のほうに「こっちにもこんなに席あるのか」って驚くほどの隠れ家設計です。こういうお店知ってたら絶対モテると思う。

台南武廟肉圓の肉圓(バーワン)

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もちもちぷるぷるの皮で豚肉の餡を包んで蒸して甘辛いタレをかけた一品料理。

口に運んだときはアッサリ目の印象なのに噛むと餡からアタック感のある肉の旨味が溢れてきて面白い。日本人の口に絶対合うやつです。ちょっと小腹が空いたときに食べにきたい。日本のコンビニとかで置いてほしい。

阿川冬瓜茶

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さっきの台南武廟肉圓の隣のお店。

砂糖と一緒に煮込んだ冬瓜を使った冬瓜茶というお茶。日本ではなかなか口にする機会がないタイプの味で、スッキリした甘みの奥にナッツ系の香ばしいコクを感じます。

好みかと問われるといやー別にそれほどでもという感想なのですが、旅先だとやっぱりこういうのに挑戦したくなってしまう。

松竹當歸鴨の當歸鴨麺線

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薬膳スープに細いヌードルと煮込んだアヒルの肉を乗せたもの。麺は割と普通なのですがスープと肉がうまい。食は医療だと思わせる薬膳パワーを感じます。これは食ったら体調良くなるやつだろうと思ってスープ全部飲みました。

周氏蝦捲の蝦捲

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ランチタイムに行ったら現地の人で大にぎわいでした。蝦捲という海老カツみたいなのがここの看板メニュー。ちょうどよく味付けされたサクサクの衣と海老の甘み。

どちらかというとB級グルメ的なお店ですが、こういう食べ物ほど記憶に残ったりしますよね。

大港街餐車黑輪攤のおでん

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Googleマップで見つけたおでん屋さん。食べたいネタを自分で取ってお店の人に渡すと食べやすいようにカットしてくれます。おでんと一緒に謎の練り物各種を炭火で焼いていて、これがまたうまい。っていうかそっちのほうがうまいかも。写真撮るの忘れたのが悔やまれる。

ちなみに写真の通り、お店だと思って行ってみたら改造した軽トラの屋台で「え?」ってなったけどローカルの人がひっきりなしに来てはサクッと食べて去っていってました。地元から愛される名店っぽい。

阿江炒鱔魚の乾炒鱔魚意麺

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田ウナギというのが台南ではそこそこメジャーな食材らしく、その田ウナギを扱うお店です。乾炒鱔魚意麺という焼きそばみたいなのが看板メニュー。日本人とわかると「焼きそば?」って聞いてくれるので頷くと出てきます。

田ウナギ、生の状態だと真っ赤でヌメっとしてて「見たらわかるこれマズいやつやん」と思ったのですが、食べてみると普通にイケます。田ウナギの身自体は割と主張のない淡白な味でクセが全くない。下味の付け方も良くて、これだけバクバク食べながらビールを無限に飲み続けられそう。

ちなみにこの意麺というのがインスタントヌードルの原点とも言われているらしく、食べてみると確かにあの独特のジャンキーさのルーツを感じました。知識が体験になる瞬間楽しい。

裕成水果行の釈迦頭

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フルーツ天国台南。この街を歩いているとフルーツカフェや果物屋さんをよく見かけます。ここまで来たらせっかくなので日本にはなかなか入ってこないものを食べたい。

で、僕が初めて台湾に来たときにドハマりしたのが上の写真の釈迦頭(しゃかとう)というフルーツ。熟したらすぐに柔らかくなってしまうので運搬が難しすぎるらしく、日本にほとんど出荷されません。

釈迦頭はライチ科の植物で、味もどちらかというとそっち系。「南国で育ちました!」と言わんばかりのねっとりしたクリーム状の甘さがやみつきになる。それでいてほんのり酸味もあるからバクバク食べ続けてしまう。釈迦頭を食えただけで台湾来てよかったと思えるレベルで好きです。台湾来たら絶対食べてほしい。

阿裕牛肉涮涮鍋

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台南駅からタクシーで30分弱ぐらいの台湾風しゃぶしゃぶ料理屋さん。2秒ぐらいしゃぶしゃぶして超レアな状態で食べます。肉質最高新鮮極上好吃好吃と唸るほどうまい。多分これ生でも食えるのでは。

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メニューはこんな感じ。着席したら店員さんがシステムを丁寧に説明してくれますが中国語なのでまったく何言ってるのかわからなくて、気合でなんとか理解しました。

「スープが100元であとは好きな部位を注文してくれよな! 野菜とかは奥の冷蔵庫にあってどれも1皿50元な! ご飯とかタレはセルフサービスな!」みたいなことを言ってたと思う。

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魯肉もあるのでセルフ魯肉飯が作れます。こういうサイドメニューでさえも衝撃的にうまいので油断ならない。おかわりを2回しました。

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ハツを追加注文。これまた新鮮。週5で食べたいです。

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調理はフロアで行われているので注文した品が来るまで待ちながらお肉を捌いたりスープを作ったりする様子を眺めるのが楽しい。

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ちなみにお店はこういう郊外の辺鄙なところにあるのでタクシーが捕まりにくいそうです。行きのタクシーの運転手さんがそれを教えてくれて「アレだったら食べ終わるまでお店の前で待っててあげようか?」って言ってくれたのでそのようにしました。

まとめ

というわけで、何食べても美味しい街でした。3泊4日じゃ胃袋が足りなくて、まだまだ食べたいものや行ってみたいお店があるので近いうちまた来ます。誰か一緒に行きましょう。大人数で行ったほうが色々注文できて楽しいと思う。

1ヶ月ぐらい住んでみるのも楽しそうだなーと思ったり。いいところを見つけました。

おまけ:そのほか台南で撮った写真

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