セブンイレブンの鮭いくらおにぎりがうまい

セブンイレブンでこんなおにぎりを見つけました。

セブンイレブンの鮭いくらおにぎり

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鮭といくら。これほどまでに残酷で美味な組み合わせを僕は他に知りません。

鮭というのは皆さんご存知の通り産卵期になると河川を遡上します。川を昇る群れの中で出会って恋に落ちた雄と雌。彼らは砂利や石、そして強い川の流れなど、数々の困難を超えて産卵場所を探すのです。

産卵場所を見つけた彼らはここで役割分担。雌は産卵のために穴を掘り、雄は他の雄が近づかないように目を光らせます。穴が完成したらついに産卵。その後受精を終えると雌は自分の卵が危険な目に合わないよう、産卵のために掘った穴を埋めます。やがて雄も雌も力尽き、息を引き取ってしまいます。

「元気に育つんだよ…」と子孫の成長と繁栄を願い、命を落とす。

その親と子が加工されてセブンイレブンの商品棚に並んでます。150円。びっくり。

残酷!!

ではパッケージを開けてみましょう。

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いくらを数えてみると24粒。鮭は一度の産卵で約3000粒のいくらをこしらえますので、だいたいこのおにぎり125個で1匹が産卵する分のいくらになりますね。

実食

食べてみると上品な出汁で上品な硬さに炊かれたお米に上品な量の鮭が混ぜ込まれており、いくらの上品な塩味がさらにトータルの上品さを高めます。上品のゲシュタルト崩壊。旨味のエレガンス。命を喰らうとはこのことか。

けどぶっちゃけ煮玉子おむすびのほうが美味しいですね。