僕ら夫婦は物欲がそこまで多くなく、欲しいものはだいたい期間を置かずに自分で買ってしまうため、モノをプレゼントし合う習慣がありません。なので誕生日には「初体験」を贈り合っています。これまでは以下の体験をしてきました。
- 陶芸で日常的に使う食器を作ったり
- 江戸切子を習ってオリジナルグラスを作ったり
- ブルーノート東京に行ったり
- フランス料理を習ったり
- プレミアシートで映画を見てみたり
- すっぽんを食べたり
- アイソレーションタンクに入ってみたり
- バンジージャンプしてみたり
- 乗馬をしてみたり
歳を重ねるごとに経験と思い出が積み重なっていくのが楽しい。
で、コロナの影響もあって今年は僕の4月の誕生日から3ヶ月遅れで実現。36歳になった今年はコーヒースクールに参加して、美味しいコーヒーの淹れ方を学んできました。
ミルを買って自宅で挽いたり、アウトドアでコーヒータイムをキメたりとコーヒー熱が高まっている今のタイミングでプロに教えてもらって、毎日のコーヒータイムの質を底上げする作戦です。
タリーズのコーヒースクールでコーヒーの淹れ方を学ぼう
で、今回申し込んだのがタリーズのコーヒースクール。
タリーズコーヒーでは、コーヒーの知識や美味しい淹れ方を学べる、オリジナルのコーヒースクールを開催しています。アットホームな雰囲気の中で、おいしく楽しく、コーヒーを学びましょう。友だちやご家族と一緒に、またおひとりで、コーヒーをしっかり知るのもおすすめです。さらに、受講された方には、コーヒー豆やお菓子などのお土産を差し上げます。コツをしっかりつかんで、淹れたての美味しいコーヒーを楽しみましょう!
とのことで、近所の店舗で受講してきました。感想を先にお伝えするとめっちゃ良かったです。
- 説明がずっとわかりやすい
- 講師の人が超丁寧で優しい
- コーヒーあれこれ飲めるしお土産もらえるしコスパ最強
という感じで、確実にコーヒーの知識とスキルがアップします。コーヒーのことを体系的に学びたい人には全力でおすすめ。
プロのバリスタから学ぶコーヒーのこと
まずざっくりと座学。コーヒーの植物としての特徴、生豆と焙煎後の見た目と香りの違い、焙煎度合いによる味の違いなどの説明を受けます。コーヒーってアカネ科の植物なんですね。全然知らんかった。
豆の挽き具合と使う量を知る
そしてコーヒーの豆を挽くときの荒さについて教えてもらいます。細かい方が濃いコーヒーになるらしい。理由は表面積が増えるとお湯に当たる面積も増えるから。
コーヒー豆は10gで200ccが基本的な量。ただ量が少ないと味が不安定になる可能性が高いので、タリーズでは1人分は15g、2人分は25gと、ちょっと多めの豆を使うようにしているそうです。
コーヒーの淹れ方を実技形式で学ぶ
続いてコーヒーの淹れ方を学びます。最初に講師の方が淹れて、味見して、その後に教えてもらった通りに自分たちで淹れて、味見して、あれこれ飲み比べる、という流れ。
まずは器具を全部温めます。コーヒーを淹れる際に最適なお湯の温度は90℃。それ以上高いとコーヒーの成分が出すぎて苦くなってしまうそう。温度計がない場合は、沸騰したお湯をサーバーに入れる→元のやかんに戻す、の作業でちょうど90℃ぐらいになります。
挽いたコーヒー豆を投入。
ドリッパーをトントンして慣らす。叩いた側に豆が動いていきます。
ドリッパーは穴の数によって特徴があり、
- メリタ式(穴1個):穴が1個しかない分、どう淹れても味を均一にしやすい
- カリタ式(穴3個):穴が多い分、お湯の勢いの違いなどの淹れ方で味が変わる。早く注ぐとあっさりに、ゆっくり注ぐと濃くなる
- タリーズオリジナル(穴2個):上記2つの良いとこどり
という感じらしい。
豆がセットできたら蒸らします。コーヒー豆のウォーミングアップ的な時間。
全体が濡れて、乾いている部分がなくなればOK。今まで自分が勘でやってた量よりも多めのお湯を入れていて「蒸らしの時点でそんなにいっぱい入れていいんだ」という学びがありました。
このときに泡がプツプツしてたらコーヒー豆の鮮度がいい証拠。焙煎の際に溜まった炭酸ガスが放出されているのです。
抽出は1分ほどチョンチョンチョンと注ぎ続けて、その後は500円玉ぐらいの大きさの縁を描くという流れ。白い泡のようなものはアク = 雑味で、入れる勢いが強すぎるとこれも一緒に落ちてしまうので注意してくださいとのことでした。
400cc入れ終えたら最後に追加でお湯をドバッと注いで、そのお湯は捨てます。出がらしの部分を抽出しないため。
入れ終わったらサーバーをぐるぐる回して味を均一にします。この作業は今までやったことなかった。確かに必要ですね。
上手に注げるとこういう、ダムみたいなものが出来上がります。これを作るのが難しいんだわ。
自分たちで実践して飲み比べ。全く同じコーヒー豆を使って、全く同じ温度のお湯を使っても味が全然違う。講師の方が淹れたコーヒーがぶっちぎりでおいしい。淹れ方だけでこんなに変わるものなのか。
ちなみにハンドドリップだけでなく、フレンチプレスやアフォガードのやり方も教えてもらえます。結構な量のコーヒーを飲みました。
セミナーの最後に「お好きなレギュラーコーヒーをおひとつお持ち帰りください」とのことで、お土産まで頂戴しました。
ちなみに参加費は税込1人2,035円。お土産のコーヒー1袋で1,000円ぐらいなのでコスパ良いってレベルじゃねーぞという感想です。講師の方も「私も心配になるぐらいお値打ちなんですよね」とおっしゃっていました。
まとめ
今まで勘とノリだけで淹れてきたのを体型的に学び直せる、とても良いセミナーでございました。
講師の方によると「コーヒーは豆を挽くときと淹れるときに立つ香りにリラックス効果があるので、人生を豊かにしてくれる趣味になると思います」とのことで、これからの人生でゆっくり上手になっていこうと思います。
自宅に遊びにきてくれた人に淹れてあげて「うま!」って言ってもらえるレベルになるのが目標。がんばるぞ。
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