人間は未知のものに恐怖感を覚えるようにできているらしい。だから「やったことないこと」というのは大抵いつも怖い。けど一度やってみると未知じゃなくなる。すると怖くなくなる。世界からひとつ怖いものがなくなると、毎日が少し楽しくなる。
じゃあ自分から意識的に未経験の海に飛び込めば、人生がもっといい感じになるのでは。そう思って「毎月ひとつ新しいことに挑戦する」ということをやっています。今年で満2年。2019年に挑戦したのは以下の12個。
新しいことに挑戦すると「知識でしか知らなかったこと」が「経験」に変換されます。力強いバスドラを鳴らすためには足だけじゃなくて体の重心を使う。スノボは遠くを見たほうが上手に滑れる。オマハのドローは結構捲れる可能性が高い。VAPEの出力を80Wぐらいまで上げるとちょっと吸っただけで嘘みたいな量の煙が出る。知らない国に行ったときに現地の言葉で会話が成立したときはいつだって嬉しい。
「やったことないから」を理由に何もやらなかったら、こういう楽しいことに気づけないまま老人になってしまう。僕はそれが嫌なのです。一度しかない人生だから、死ぬ間際には「いろいろ挑戦できて面白かったわ」ってけらけら笑いながら言いたいのです。棺桶に乾燥したとうもろこしとバターを一緒に入れてポップコーンができるかどうか試してほしいのです。
生活をパターン化させず、積極的に経験をたくさん得て、人生を全力で楽しむ。そのために、毎月なにか新しいことをやってみる。これがなかなかいいのですよ、というお話でした。
この記事は今年やってよかったこと Advent Calendar 2019の12日目の記事です。アイキャッチは今年撮ったお気に入りの1枚。

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