こんにちは。観音クリエイション(@kannnonn)です。KKPokerのFlash 10NL, 40NL, 100NL, 200NLで遊んでいます。ここ最近良い感じで勝ち続けていたのですが、先日ティルトしてクソ負けた日がありました。ティルトというのは頭に血が上ったり、合理的な判断ができなくなったり、感情的に無茶なプレイをしてしまったりする状態のことを言います。
自分は運悪く負けたときでも「あー20%引かれたーーー」とか「AK vs AKで1枚フラッシュ作られちまったい」とか「マジかクアッズ出てきたwww」と笑ってサラッと流して次のハンドに行くタイプで、比較的落ち着いた感情を持っていると思っていたのですが、こういう人間でも条件次第で普通にティルトします。
今回の記事では今後同じ過ちを繰り返さないように、
- なんでティルトしたのか
- ティルト中にやらかしたクソプレイ
- 最近の収支とティルトした日の負け額
- 今後ティルトしそうになったらどうするか
などについてまとめて、今後に活かそうと思います。
最近の収支とティルトした日のグラフ
まずここ最近の収支はこんな感じ。1日あたり200〜300ドルぐらい勝ってて、今年の抱負で月5,000ドル目標にしてたけどこれ余裕じゃね? って調子こいてました。
そしてティルトした日がこちら。4日分の勝ちが1日で吹き飛びました。反面教師にしてください。みんなはこうなっちゃダメだぞ。
ティルトの原因
ティルトした原因を考えます。ざっくり言うと
- コンディションが良くなかった
- 運が悪かった
の2つが重なったのがよくなかったです。それぞれの原因を分解します。
内的要員:コンディションが良くなかった
- ヘルニア手術の退院直後でそもそも体力めっちゃ落ちてた
- そのくせ久しぶりに出歩いて疲れてた
- 夜3時ぐらいまで打ってて普通に眠かった
- 真冬で部屋を閉め切っているので酸素濃度が下がってた
などで、コンディションはとても万全と言えるものではありませんでした。こんな状態でプレイしたらあかん。
外的要因:運が悪かった
そんなコンディション不良の状態で、結構なバッドビートが開始早々に続きました。
- A5s < 86s (Aハイフラッシュ VS ストフラ)
- KK < TT (プリフロオールインになったけどリバーでセット作られて負け)
- AA < 55(3ベットポットでフロップでクアッズ作られてて負け)
- AKo < AKo (プリフロオールインからの1枚フラッシュ作られて負け)
などなど。スタートからこういうの続くと結構キツくて、いつもは「増やすぞー」という気持ちでプレイできているのに、どうしても「まずはこのマイナスを消さなきゃ……」というマインドになってしまいます。これがティルトに陥ったきっかけ。
ティルト中にやらかしたクソプレイ
この日はトータルで1,600BBぐらい負けたのですが、運悪く負けたのは前述した開始早々の400BBぐらいで、その後の1,200BBはほぼ全部自分のミスプレイ。失った400BBを取り返すために普段やらないアグレッシブなプレイをしてしまい、チップをみるみるうちに減らしてしまいました。
- A8oでSBからUTGに向けてライトスリーベット撃ったり
- エアーでトリプルバレル撃ち込んで全部コールされたり
- アウトオブポジションで78sとかのスーコネをコールしてトップヒット降りられなくてオーバーペアにやられたり
- AQsをリバーススクイズに回したらKK出てきて普通に負けたり
- マルチウェイでセミブラフのフラドロチェックレイズオールイン入れたら引けずに負けたり
などなど。今思い返すと「いや別にそんな無茶なプレイする必要なくない?」って思うんですけど、ティルト中はそんな冷静に考えられる状態じゃなくて、「なんで勝たれへんのや……」「とにかくデカいポットを取らなきゃ……」ってなりながらプレイしていました。
あと不思議なもので、ティルトしてるといつもなら勝てているラインも勝てなくなるんですね。バリューベットは降りられ、ブラフはことごとくコールされ、トップヒットで3発打ち込んだらでレイズ返ってきてコールしたらK6oとかのわけわかんないリバーで紐を当てられた2ペアが出てきて負ける。ベット額とかベットタイミングとかに「コールしろー」「降りてくれー」っていうのが出ちゃってたのかなと思います。最後のK6oはもうわからん。そんなハンドでついてこないでください。こっちUTGオープンやぞ。
ティルト対策を考える
さて、今回の件でティルトの恐ろしさを身をもって知りました。もう二度とこんな状態に陥りたくない。というわけでここからは再発防止策。今後のティルト対策について考えます。
300BB負けたらハンドをもっと絞る
今回の件で、オールイン負けが3回ぐらい続くと精神に影響が出始めることを確信しました。なのでこの時点でオープンレンジ、3ベットレンジ、オールインレンジをいつも以上にタイトに絞ることにします。
- AKでオールイン受けずに相手のスタッツによっては降りる
- JJを3ベットせずコールに回す
- QQで4ベット返さずコール止めにする
などなど。これらのプレイラインは1ハンド単体で見ると期待値マイナスかもしれませんが、300BB負けてる精神状態で突っ込んで負けるとさらに悪い方向にいってしまう→取り戻そうと思って無茶なプレイをする→負けがかさむ→桶屋を爆破したくなる、という悪循環に陥って長期的に見ると完全にマイナス。なのでポーカーのセオリーから外れようが
- できるだけ運勝負を避けて
- 気分良くプレイできる状態を維持する
ことを第一に考えるようにします。ポットを小さく保って勝ちを確信した時点でチップを入れよう。スモールボール戦略 is 正しい。
500BB負けたら1時間プレイをやめる
運負けだろうがミスプレイだろうが500BB負けたらその日は何かがおかしい。そのままプレイしてもなんにも良いことない。Today is not my day. というわけで500BB負けた時点でアプリを閉じて、1時間強制的に休憩するマイルールを導入してみます。これは自分で決めた自分との約束なのできっちり守りたい。
プレイをやめている間の気分転換を考える
1時間ポーカーから離れる間、まともな精神状態に戻すための具体的なアクションを考えてみました。以下、取り入れやすい順にリストアップします。
- 窓を開けて部屋の空気を入れ替える
- 顔を洗う
- ストレッチする
- マッサージボールで筋膜リリースする
- シャワーを浴びる
- 散歩に出かける
- 寝る
- マッサージ屋さんで1時間コースを受ける
- 酸素カプセル屋さんで1時間コースを受ける
まとめ
以上、ティルトの再発防止策でした。ティルトした翌日は前日の記憶が脳にこびりついて「今日もクソ負けるのでは……」と一瞬ビビってしまったのですが、先ほど貼ったグラフにもある通り、無事に持ち直すことができました。本当によかった。
1日で1,600BB負けたけど、健全な精神状態でプレイする重要性を学ぶきっかけをもらったと思って全力で今後に活かします。せっかくなのでこの機会にメンタルコントロールを勉強してみる。

僕がオンラインを打つ時にやっている事を書きます!
・休憩サイクルを作る
自分の場合は45分打ったら15分は休憩するようにしていました。これは疲労が蓄積するとプリフロップは固定レンジを作っていればミスせずとも、ポストフロップのミスが増えるからです。(特に多面をしていると複雑なシチュエーションが重なる事も多いです)
また、flash系のゲームではライブキャッシュと違ってフィッシュが卓に居るから離れられない!という状況にはならないので休憩を取りやすいのが元々のメリットです。
疲労の蓄積は気付きにくい&気付いた時には大きなポットを失っていたりティルトしてることが多いので、休憩サイクルについては完全固定化する事をお勧めします!
・打つレートの統一
相手のスタッツが貯められないゲームの場合、レートに対する平均的なプレイヤーを想定してレンジを作ります。10nlと200nlでは想定レンジもかなり変わってきます。ライト3betへの抵抗レンジも変わりますし、そのレートで流行ってる戦略(一昔前ならライト5bet shoveなど)も様々で、レート毎にそのレンジ構築やポストフラップ戦略を変えるのは至難の業です。
特に良くないことは、上記に対しての対応をすると自分のプレイがブレる事、振り返りをする時の正解値の設定が難しくなることがら、レートは統一するのをお勧めします!
ティルト対策というより、それを含んだオンラインを打つ時の個人的に行っていたおすすめです。
ブログの更新楽しみにしています!
コメントありがとうございます!
休憩サイクル、早速真似させていただいております。
今までダラダラと長時間打っていたのに比べて、メリハリがついていいですね。今後も1時間ごとにセッション区切るようにします!
レートの統一について、確かに3面打ちをするようになってからアジャストがうまくいかなくて1面めっちゃ負ける、みたいなことが増えていました。
KKPokerのFlashは今のところ1つのレートに対して1つの登録しかできないので、近いレート2面と残り1面はキャッシュゲームもしくはトーナメントを走らせて、できるだけ似たような装丁レンジで戦ってみようと思います。
このタイミングで経験者のkaeさんからコメントいただけて助かりました。ありがとうございます!